春!土日で行くヒトリニセコのバックカントリー旅なお話。

スノーボードの旅日記

どうも雪バカ田中です。前回・前々回と2回にわたってニセコのBCツアーのお話をお送りしましたが、今回はその2日間をまとめた旅のお話です。いつもは旅の大枠のお話をしてから、細かいパーツの話をするのですが、今回のニセコBCツアーの話はちょっと前面に出したかったのもあったので先に記事にしちゃいました。

春!ひとり!ニセコでバックカントリー!

2021年の3月は、本州は雨の日多く雪解けが早かったんですよね。そんななか、たまたま3月最終週の土日にフルに滑りに行けるというタイミングがやってきました。新型コロナウィルスの感染拡大のせいで勤務先の業績も非常に悪い年度末。営業職としては売上悪いのはオレのせいじゃねーわと嘆きたくもなるのですが、誰もかばってくれません。それに年度末って異動とかも頭をよぎるじゃないないっすか。結構な荒れ模様。家にいても酒飲んで良からぬ未来のことを考えちゃうだけので、ここは一発しかけてやろうと思って、大きな旅に出ることにしました。

行先はやっぱりニセコ!雪はいっぱい残ってるだろうし、人も少ないだろうから贅沢な旅ができそうだななんて思って。シーズン後半でお金はないけどとりあえずカード払いでしのげばいい。そんな気分で旅の決行は5日前に決めたのでした。

あとは死ぬまでにニセコでバックカントリーを体験してみたかったので、もう思い切ってニセコの滞在中はフルにBCガイドツアーをお願いすることにしました。ガイドツアー費もかかるので、航空券代はマイルで。お宿は安いところを探しレッツトリップ!ちなみにおマネー的なことを先に書いておくと、宿2泊で¥10,000、レンタカー48時間¥16,000、ガイドツアー代¥35,000、と合計¥61,000+航空券代(これはマイルで支払い)という旅でございました。

ガイドツアー入れなきゃ合計¥50,000の旅って感じですかね。これプラス食費なんですが、一人旅だし、美味しいもんにお金を払う気分でもなかったので、カフェでテイクアウトしたりしてガチ外食はしなかったので、そこまでお金はかかっていません。

ちなみに、シーズンも後半戦だったのでお金もない状況だったので、カード払いできるところでは後先考えずカード払いしてました。まぁ、それぐらい荒れてたっていうことです。年度末。オレの心も財布も緊急事態宣言。

年度末の金曜夜に定時で上がって帰宅。最終便で千歳に

年度末の最終週の金曜日に、ギリ上司に聞こえるか聞こえないかのトーンで「おさきぃっす。」現実から逃げるように会社からすたこらさっさと帰宅。そこから家で着替えて、事前に仕込んでおいたBCギアを詰め込んだバックをもって羽田空港に。乗り込んだのは札幌行きの最終便。この時間になると羽田空港発の飛行機もそんなにないということで、空港もガラガラでしたねー。

千歳空港に着いたのが21:30でした。ここからレンタカーでニセコに。ニセコのホテルに着いたのは日をまたいで1時前。道中の運転はすごくさびしかったですね。ロードサイドになぜか鹿の置物が置いてあるな~リアルだな~と思ったら、動き出して「(本物の)鹿でしたぁ~!」なんて叫んだり。

途中のコンビニでサッポロクラシック(北海道の名物缶ビール)を買い、到着したお宿でさっそくグビグビっと飲み干して、ノーファンで就寝。忙しい旅路でしたが平日のいろいろな鬱屈とした気分を忘れられたのでよかったです。少し気分が高揚していましたのでなかなか寝付けませんでした。

で、ここからは前に記事にもしていた部分で、滞在2日ともバックカントリーツアーに参加しました。振り返ってみれば、滑りに来たのにリフトに乗ってないという不思議な旅でしたね。朝にツアー会社の指定の集合場所に行って、バックカントリー遊び。そのあとはニセコをドライブして温泉に入ったり、行動食や飲み物を調達するための買い物をしたりして過ごすという2日間でした。

どうしても、BCツアー参加となると普通にスキー場で滑るよりも、服やらギアやらで荷物が増えてしまうので整理が大変でしたが、それがまた、旅の中で旅してる感というか。スノボ旅行でこんなに山道具ガサゴソやることってないわな!なんて一人でぼやいてました。

3月最終週のニセコは観光客も少なく、まったりしたいい空気が流れていました。街にはすこし春の空気も流れていましたが、まだまだ肌寒く、おしゃれな言い方をすれば冬の名残を十分に感じられるいい空気。スノーボーダーとしては気分のいい感じ。突然ニセコに来たってのもあって、自分的には「せっかくニセコ来たんだからココ行かなきゃ!あれ食べなきゃ!」みたいなのも何もなく、ただただ「なぜかニセコにいるオレ」みたいなのを楽しんでいました。

春のニセコ旅はいいのね。

というわけで、そんな現実逃避のニセコ旅。自分も勢いがなきゃこんなことはできませんが、行ってみてやってみて、また新しい発見がありました。というのも、春のニセコはとってもいい!春シーズンのカードとしてありすね。東京在住のスノーボーダーが感じるニセコを旅する上でのハードルが下がるのです。

まずは道中に雪がないから動きやすい。雪の降るトップシーズンだと降雪や路面状況などいろいろと考えなければいけないことも多いのですが、この時期はそれがない。これはデカいです。金夜の終便で北海道に入るという2泊3日の旅でしたが、十分に動き回ることができました。レンタカーは4駆のトヨタのライズを48時間でかりて¥16,000でした。これで道中ニセコの温泉やら買い出し、食事などいろいろ動き回れて不便がなかったです。

いつも厳冬期に北海道をレンタで動くときは安全を考えてSUVクラスや排気量の多いクラスを借りるんですが、それより結構割安。で、48時間というレンタル時間もフルに使うことになりました。一人旅は機動力が高いというメリットがあるのですが、車で動くと金がかかるというデメリットがあるんですよね。そのデメリットがカバーできましたね。

あとはコスパ。3月末はニセコも人が引いているので、宿も安いです。あとは航空券の相場の問題もあるのですが、これに関しては3月末よりも4月1週目の週末の方が安くなるので、最安を狙うならば4月1週目かな。今回はBCガイドツアーを2日行くという大盤振る舞いをしてしまいましたが、ニセコ観光&スキー場遊びなんてやるにもコスパのいい時期だと思います。なにより、本州よりも良いコンディションで滑れるっていうのもあるし。

首都圏在住のスノーボーダーって春時期の甲信越エリアだと行先がパターン化されちゃうので、アクセント的にそこにこんな感じの旅を入れるってのは結構アリだと思いますね。

というわけで、20-21シーズンの春のニセコの旅のお話でした。

関連エントリ:

no,

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

TOP