どもです!雪バカ田中です。半袖だとやや心もとない季節になりました!少しづつスノーボードモードになってますか?田中は先日ブーツを買いましたよ!
さて、秋でございます。登山をするには楽しい時期になりました。先日、千畳敷カールに行って木曽駒ケ岳に登ってきましたので、今回はそんな旅日記をお送りいたします。
千畳敷カールについて
長野県の駒ヶ根市にあるスポットでございます。上の写真が全貌です。カメラじゃ収まらないぐらい、こんな景色がもっとワイドに広がっています。カールとは氷河に削られたお椀地形のことを指すそうで、そのお椀の底部分にはタタミが千畳も敷けるほど広いから、千畳敷カールという名前になったそうです。
千畳敷カールの奥には木曽駒ヶ岳という100名山がありそこに足を運ぶ人も多く、山好きな人からすると「キソコマ」という名前のほうが親しみがあります。また、千畳敷カールの稜線上には宝剣岳という山もそびえており、こちらはかなりのとんがり具合。山頂は人一人が立てるほどといわれており、宝剣岳への登頂は結構な難路ととされています。
千畳敷カールは4月下旬になると、Tバーが1本設置されて千畳敷カールスキー場として営業するとともに、木曽駒ケ岳はバックカントリースポットとしても有名な場所であります。なんですが、この千畳敷カールスキー場については、なかなか情報がないんですよね。田中の周りでも、行ったことがある人がいないという状況。
というわけで、もし残雪期の千畳敷カールがいい場所ならば春シーズンの行先として手持ちのカードが増えるかななんて思いまして。登山を兼ねてどんな場所なのかを体験してみるために行ってみることにしたのでした。
「千畳敷カール」「木曽駒ケ岳」「宝剣岳」と、この場所のことを呼ぶのにはいろいろな名称があって、ここに行ったことのない人にはややこしいと思います。雪バカ日誌はスノーボードブログですので、スキー場の名から「千畳敷カール」ということで、話を進めていきます。
千畳敷カールへの行き方
千畳敷カールはアクセスがめんどくさいです。駒ヶ根ロープウェーとバスを使ってアクセスします。
まず目指す場所は、菅の台バスセンターの駐車場。ちなみに駐車場は中央道駒ヶ根ICから5分程度。中央道の八王子ICから休憩を入れて3時間ほどで、駐車場に到着でした。ここから千畳敷カールへはバスとロープウェイを乗り継いでそこからざっくり1時間。
千畳敷カールはえげつなく人気スポットとのため、レジャーシーズンにはバス待ち・ロープウェー待ちが発生します。公式webでも、「夏休み・紅葉時期の週末など)混雑予想日を避けてご利用の計画を立てることをおすすめします」と書いてあるほどです。
田中はシルバーウィーク中日で、先日まで2日は雨。という混雑予想的には最高潮状況に突撃し、また利用時間も朝8時ごろ、返り15時ごろという、混雑ドストライク状況に突撃しました。この日は朝2時時点でバス停の駐車場は満庫。インターチェンジ付近のコインパーキングに案内されました。そしてロープウェー待ちに関しては往復それぞれ約60分という状況。
ただ、ロープウェー待ち自体は整理券が配布されますので、さほどストレスにはなりませんでした。行列に並ばされるというよりかは券をもらってマッタリ待つという感じ。ゆったり座る場所なんかもあるので、雰囲気的にもピリピリしていないです。むしろつらかったのはロープウェーにアクセスするためのバスのほうでした。
あと、当然ながらこれらの交通費がかかってきます。バス・ロープウェーの乗車賃が往復で約¥4,500。すべて現金のみです。(2020年9月現在)
木曽駒ケ岳にレッツゴー!
今回の登山は、千畳敷カールをあがってその奥にある木曽駒ケ岳というお山に登山してきました。ロープウェーの駅からは、標準タイムで1時間50分ほどで山頂とそこそこライトな感じ。そのあとに千畳敷カールの稜線上を歩いて、伊那前岳というスポットまでも歩いて、合計5時間ぐらいの山歩きをしました。
まずは千畳敷カールの上にある乗越浄土(のっこしじょうど)という中継地点を目指します。ここまでは結構な急な登り道。登山中は、終始気持ちの良い景色が広がっていました。テント泊するひとからライトな登山客まで、いろんな人がいましたね。
そして乗越浄土を経由して、木曽駒ケ岳に到着。木曽駒ケ岳の山頂は広く、雄大な景色が広がっていました。人は多かったけれどすごくハッピーな空気が漂っていました。木曽駒ケ岳の下には山荘とテン場があって、カラフルなテント達が並んでいてました。これぞ登山雑誌に載っていそうな「ザ・登山」という景色ですよね。
そして再び乗越浄土に戻り、ここでカップヌードルタイム。やはり山で食べるカップヌードルは最高。その後はカールの稜線をすすみ、伊那前岳という地点まで進みました。こちらはマイナーな場所のようで人も少なくとても快適。伊那前岳は千畳敷カールを横から見ることができるスポットで、人が少なく非常にいい場所でしたよ。足を延ばす価値がありましたね。
正直いい場所。いい山です。
行くには多少めんどくさいスポットなんですが、それでも行くのは結構オススメですね。まず、ロープウェー駅をおりると、目の前はどかんと広がる大絶景。そして、それを自分で登ると見えるその奥の山の景色。山登りのいい部分を存分に味わえる素敵な場所でした。千畳敷カールはNHKの百名山番組など、山登りをテーマにしたテレビ番組では結構な頻度で登場する場所でもあるので、そういう番組を見るたびに「オレ、ここ行ったんだぜ」とドヤれるのも自分的にはうれしいポイントですね。
春は、滑走目的じゃなくても十分に来る価値ありそう。田中の家からはロープウェー駅乗り場まで4時間といったところなので、北信のスキー場行くのと距離感は一緒すね。
今回の千畳敷カールへの山登りは、コロナの影響もあっていつもと雰囲気も違うだろうと思っていたし、事前から混雑がすごくことも予想していました。どうなることやらと思っていましたが、待機時間はすごく多かったものの、嫌な思いをすることはありませんでした。繁忙期の観光地よくありがちな、運営のクソおざなり対応とそれにムカついて横柄な態度をとるおじさんの存在というのがなかったというのが理由です。
バスの運転手さんのアナウンスは丁寧だったし、駒ヶ根ロープウェイも整理券を配ったり、駅周辺の設備も良かったです。
というわけで、シルバーウィークの観光登山に行ったお話でした。それでは皆さん、よいシーズン準備期を!
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NO,
ここは2年前に私も行きました
ほんとに景色がきれいすぎて感動しますよね
写真でみるより実際見た方がきれいな景色てこういうのかとわからせてくれた場所です
>まいける様
コメントありがとうございます!
ここは、本当にそう!どんなカメラよりも肉眼ですね。ロープウェイ降りてからバーンと広がるあの景色は本当にすごい