どうもおはようございます。雪バカ田中です。スノーボードのオフシーズン。皆様はオフシーズン何をやっていますか?今回はちょっと早いんですが夏の読書感想文。
「ヤマケイ登山学校 雪山登山」という本を読んだお話をブログにします。
この本はタイトルの通り、雪山登山に関する入門書です。率直に言うと、感想は「勉強になりました」という一言で終わってしまいます。ですので、これを読んでみようかなと思った背景から書いていくことにします。実はこの本を購入して読んだのは2020年の秋ごろで、ブログにするの遅くなってしまったのですが、読んでみて面白かったのでご紹介します。
バックカントリーって雪山登山要素つよいのな!
スノーボードのカテゴリの一つにバックカントリー(BC)というのがあります。スキー場で管理されていない雪山に入り、手つかずの自然を滑ります。行き場刀化もかれこれ6年前に初体験をしたBCスノーボードですが、シーズンに何日かは言っていてなんだかんだでしぶとく続いております。
で、実際にバックカントリーをやってみての最初の感想は「雪山登山の要素がだいぶ強いな」ってことです。冷静に考えてみれば、滑走道具をバックパックに積んで雪山を移動するわけで、雪山登山の要素があることは簡単に理解できることですが、始めたばかりの頃は登山もやったことがなく、いきなりバックカントリーの門をたたいたのでこれには結構ビックリしました。BCってコース外滑走の延長だと思ってたけど、全く違うんですよね。
そんなBCの門をたたいて5年以上。道具なんかも一通りそろえたし、実際バックカントリーの入門書なんかを数冊読んで、何回も実際に山に入ってみて、やれることも増えてきました。これからも続けて行きたいなーなんて思っています。バックカントリーってやってみると意外と大変で、滑走スキル以外にも、知識や技術も必要。けっこう複雑な世界だななんて思っています。(あと、なにより必要なのは謙虚さ)
で、最近はBCルート本のグレード★1つ(★3つが高難易度)でしたらそれなりにやれるな思えてきまして。20-21シーズンは★2つグレードにもチャレンジしたいと思い、目標を残雪期の千畳敷カールというお山でのBCに設定していました。その残雪期の千畳敷カールはコース上に雪の急登(急斜面おハイクすること)ピッケルやアイゼンが必要になります。そういう冬山登山ギアの使い方なんかについてはバックカントリーの本には詳しく書いてありません。というわけで、雪山登山の知識を学んでおくのも悪くないだろうと1冊購入してみました。
最近は、youtubeなんかでそういうのも動画になっていますが、体系的に話がまとまっているのはやっぱり本で、効率的に知識を得るのは本だよねなんて思います。
ヤマケイ登山学校「雪山登山」
山と渓谷社
著者 天野 和明
発売日 2019.12.02発売
基準価格 ¥1,848(本体¥1,680+税10%)
内容はイメージの通り、雪山登山に関する技術本です。雪山登山の楽しさから雪崩や低体温症への対応まで。雪山登山の技術に関してが網羅されている本です。大判のフルカラーで見やすく刊行も比較的新しいので読みやすいです。
実際、この本の最後3分の1は結構ガチOFガチ。冬のテント泊のやり方や何かも書いてあって、「いやいや、そこまでは自分しないっす」なんて思う部分もあるのは事実です。ただね、自分が大好きで擦り切れるほど見まくっているDVD「車団地シリーズ」や2019年のDVD「PUREJAM」でも、テント泊バックカントリースノーボードのシーンが出てくるんですよね。この本の雪山のテント泊に関するところを読みながら、あーDVDの人たちはこういう事やってるんだろうなーなんて、ひとつの一般教養みたいな感じで楽しく読むことができました。
実際、BCツアーなんかに申し込むときにある程度以上のグレードのコースに参加しようとすると、カラビナやロープ、スリングがある人は持ってきてねとか、この山に行くときはアイゼンとピッケルがいるなんてのもあって、そういうのっていうのはバックカントリーの入門書には書いてなかったので、そういう部分の知識が得られたのが大きいです。もちろん知識があるというのと道具を使いこなせるというのは別の話なので、この本を読んだからマスターだ!というわけにはいかないのですが、どんな時にその道具が必要なのかとかを知っておくのは、損なことではないと思います。
これは本だけじゃなくて、ネットの情報や動画にも言えることですが、やったことのないことを疑似体験するようなことって楽しいですね。そういう意味ではこの本を買って読んでみたというのは楽しいことでもありました。後、自分は漫画で「岳」や「孤高の人」など、雪山が舞台になる漫画が異常に好きなので、その漫画の世界に少し足を踏み入れているようでドキドキしました。
以上、雪山登山の本を読んでみたお話でした。皆様もよいオフシーズンをお過ごしくださいませー!
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