こんにちは田中です。
暑いです。夏にスノーボードのブログを書いています。冬にかき氷の話をしているぐらいアホな感じです。でも、雪バカ日誌のエントリはエントリした時期に読まれることはほとんどなくて、数か月後に読まれることが多いんですよね。そんなわけで、今回は一人でもスノーボードがしたい!気ままに滑るならば車中泊でのヒトリスト旅行はどうでしょうかー。というエントリです。
田中は車中泊は深夜にスキー場に到着する車中泊は何十回も経験しておりまして、ついに昨年は滑った当日に車を宿代わりに使うというヒトリストの旅を決行いたしました。宿に泊まった方が体はラクなのは間違いないですが、車中泊は機動力も高く自由気ままに旅ができるので旅のスタイルとしてのヒトリスト車中泊トリップは十分にアリだと思います。田中も次のシーズンもヒトリスト車中泊の旅の回数を増やすつもりです。そこで、今回はヒトリストの車中泊旅行のススメです。
車でのヒトリスト旅なら車中泊という手も。
首都圏からの車でのヒトリスト旅行はとてもお金がかかります。2013年の3月までは高速道路の割引率が高かったために気軽に行けたのですが、現在は高速代のETC割引率も下がってしまいハードルが上がってしまいました。ガソリンの値段も依然高いままという現在は、以前と比較すると車での移動コストが割高になってしまいます。それを頭割りできない一人での車旅行は厳しい状況となっています。
ヒトリで車での首都圏発の日帰りボード旅は気楽で自由に旅ができる反面、コスト高となってしまうのが非常に難点なのです。そこで、宿泊費を削って複数日滑る車中泊スタイルをとれば、1日当たりにかかる旅行費用を安く済ませることができます。だいたい仲間と行って1泊するスノボード旅行は2万円~と考えております、ヒトリスト車中泊トリップでは1泊で2万5千円位となりますかね。うーん、わるくない!
それから、私のようなサラリーマンは平日に仲間と休みを合わせて旅行するのは至難の技となるわけですが、ヒトリストだと自分さえ有給をとれれば旅に出れるわけです。金曜日有給を使い金・土曜日に旅をすれば日曜日は家で休めるという贅沢な行程も組めます。さらに、金曜日はゲレンデが空いているのでかなり贅沢なスノーボードトリップになると言えます。
どこをキャンプ地とする!? スキー場駐車場はちょっとお勧めしないです。
車中泊をする場所の選定についてです。安直に近いからと言ってスキー場に停めるのはお勧めしません。駐車場の除雪で早朝の騒音がすごかったり、標高が高く寒かったりします。あとはスキー場なので当然雪が多いです。以上の理由から、あまり一晩まるまるを車中で寝るのには向いておりません。ですので、スキー場から30分圏内ぐらいで、雪が少なくて自販機とトイレがあるところが車中泊には適しております。入浴施設が近いところがあればもっと最高。朝風呂が楽しめます。そんなこんなで日帰り温泉の駐車場やら道の駅あたりがいいと思います。
(ここで、このスポットがいいです!とは断言できないのが心苦しいです。というのはそういう施設が公式に車中泊を認めてくれるわけではありませんからね。)
つぎに高速のSAやPAも候補となります。雪が少なくてトイレがあるので便利です。ですが、ちょっとうるさいのが難点。それから、スポット選びでは防犯面も考慮が必要です。安全な日本といえども、変な思いはしたくないですからね。その点では他の人(車)が多いところがいいのか、少ないところがいいところを選ぶかどうかは最終的には好みになってきます。防犯上は明かりがあるところの方がいいとされますけども、寝るときはまぶしいのが難点。そんな時は車の向きを寝る場所に明かりが当たらないな工夫が必要です。
良い旅にするならば、車中泊スポットは事前調査するがコツです!
快適に車中泊の旅をするためには事前に2か所ぐらい車中泊場所のあたりを付けておくのがよいでしょう。というのも、旅行当日に宿泊できそうな場所を探すために動くのは非常に大変です。意外と時間もかかります。深夜にあてもなく知らない場所をフラフラ走るというのは精神的にも追い込まれてしまいます。それを避けるために出来るだけ事前に場所のアタリを付けておくのがいいと思います。
事前にこのへんで泊まれそうだなーと思える場所を選んでおいて、滑走後はそちらに向かってみます。夜間は閉鎖されているスポットだったり、想像と違うところだったという事があるので2か所ぐらいはマークしておきましょう。事前に調査なんかしたら自由気ままにという一人旅の醍醐味も薄れるような気がしますが、当日に車中泊スポットを探すのはけっこうなストレスとなります。ご注意を。田中はこれで何度も困った経験があります。
エンジンを切るか切らないか問題。
車中泊、エンジンを切るか切らないか。これはいろいろな意見があります。普段のボード旅行でスキー場に夜間到着させて車中泊という時はエンジンをかけて仮眠をとるのもよいですが、1泊2日のスタイルではエンジンを切るのが原則かと思います。その理由として、エンジンつけておく一番のリスクとして降雪時にエンジンをかけたままで寝るとマフラーが雪で埋まって一酸化炭素中毒になって死ぬ可能性があるということです。まずこれは大問題。だって、死ぬから。
上記の安全性の部分はもちろんですが、エンジンの振動が意外と安眠を妨げたりします。あとは車内エアコンを回し続けるので空気が乾燥してつらいのと、ガソリン代が意外とかかるというのもデメリット。ガソリン代も頭割りできない一人旅スタイルでは、ガソリン代はできるだけ節約したいですからね。そんな理由でエンジンを切っておくのが原則だと考えられます。車内暖房をつけなくても、車中泊の場所をきちんと選んで装備をきちんとすれば、大抵は寒さをしのげます。
ただね、やっぱり雪国の夜は寒い時はとても寒いです。寒くて安眠できなかったり体調を崩してしまったら、何のための旅なのかわからなくなってしまいます。さらに極寒の時などは逆にエンジンを掛けない方が死の可能性も出てきます。ですので寒い!と思ったら田中はマフラー近辺の雪に注意して躊躇なくエンジンをつけちゃいます。
旅に出る前に寝床を作ってから出発しましょう。
旅に出てスキー場で滑走して食事をとってから、車中泊という流れになると思います。実際にいざ車中泊!となってから車のシートを倒したり、寝袋を広げたりすると非常にめんどくさいものです。さらに雪国の夜間は暗くて手元が見えずらく、雪が降っていることも多いので準備が大変です。そのため、寝る前に寝床を作るのではなく、日が出ていて天候が安定しているうちに車中泊の準備をしてしまいましょう。田中は出発前に車中泊の準備をしてからヒトリスト車中泊の旅に出発しています!
自由にのんびりまったり。夜は意外と長いですよー。
車中泊ヒトリストのメリットは誰の断りも必要なく何でも自由にできることです。滑り終わって温泉に入ってもまだ時間があるはずです。うまい飯を食うもよし。街へ出るもよし。それから、体力自慢の方はナイターもありですね。無理強いをするわけではないですが、旅を充実させるためにはこの滑走後の時間で何をするかというのも考えておくとよいです。B級グルメ散策やローカルショップ訪問などなど旅を楽しむ方法もあります。
あとは、早々に車に戻って携帯ゲームをするもよし、漫画を読むもよし。酒を飲むもよし。一人で雪国の静かで長い夜を楽しみましょう。田中のお勧めは星空観賞ですかね。天気のいい日の冬の空は本当に星がきれいです。タダだし。星空をツマミにこころゆくまでビールをがぶ飲みなんてのが、一人旅っぽくてすごくテンションが上がります。首が疲れるけど。
レッツ車中泊!持っていく快適アイテムについて
原則として、ただただ車で寝るだけですから、常識の範囲内で準備して行けば問題ないのですが、あれば便利だよという車中泊であると便利な快適アイテムをご紹介いたします。ただ、ここで注意したいのはあくまで節約のために車中泊をするという事。ただ、あまりグッズにお金をかけすぎるというのは本末転倒です。そこにお金をかけるならば宿に泊まればいいわけですから。
寝袋・毛布
エンジンを切って寝る場合は深夜とても寒くなりますのでご注意を。いくら車中と言えども、ガラスやわずかなドアの隙間から冷気が入ってきます。場所にもよりますがトップシーズンの晴天でも深夜帯の高地ではおおよそ-5℃~-15℃といった感じです。そこで、-15℃まで対応の寝袋があると安心です。
田中は15℃用の夏用の安いペラペラの寝袋だけを使ってエンジンを切って車中泊したことありますが、ものの30分で体が冷えてしまい死ぬかと思った経験があります。防寒対策はしておいて間違いがないです、むしろしなければならないでしょう。ただ、冬の寒冷地用のダウンの寝袋って高いんですよね。寝袋に金をかけすぎてしまうと安く旅をするという当初の目的から逸脱します。その辺はガラスにサンシェードを貼ったり、厚着をして毛布やマットを使ったりしながらうまくカバーしましょう。雪国の夜はまじで寒いです。
マット
寝袋の下にひくアウトドア用のマットがあると下部の断熱と緩衝の役割を果たしてくれますのでより快適でございます。挿入している画像がそうなのですが、田中が使っているのはコールマンのインフレ―ターマットというやつです。画像ではわかりづらいですが普段は丸い筒状に収納できまして、使用時に弁を開放すると空気で膨らんでマット状になります。
空気の層が下部からの冷たい空気をシャットアウトしてくれる上に、弾力のある床で寝ることができます。こいつを敷けば寝床の段差などを緩やかにできます。田中の使用しているハッチバック車は前部の座席がフルフラットになるのですが、狭いために後部座席を前に倒してトランク部分にマットをこの敷いて寝ています。マットはあるとないとでは安眠に差が出ます。一昔前は登山・キャンプ用品のサーマレストという会社の登山用マットを使っていましたが、荷物の大きさに余裕がある車中泊の旅では前者の方がいいですね。お金を掛けたくない場合はホームセンターで売ってるの銀マットでも効果的です。
エマージェンシーシート
やはり極寒の雪国の深夜。鉄の塊の中で寝ます、冷凍庫の中で寝ると考えるとわかりやすいでしょうか。寒さが厳しいです。ですが、寒くて寝れなかったら本末転倒でございます。そんな寒さしのぎに使えるのがエマージェンシーシートです。田中は寒くて耐えられない時に寝袋と毛布の間に挟んで使っています。体感温度がグンと上がる上に、再利用できるし安価なので一枚持っておくとお勧めです。これは本当に使えるアイテムでした。通常時に使うと蒸れてあまり使い心地はないですが車中泊ではかなりつかえるアイテムです。
LEDランタン
何でもいいので明かりがあるとうれしいです。田舎の夜は暗くてびっくりします。車中では車内灯でも構わないのですが、いちいち起き上がって消灯するのがめんどくさかったり、車外にでるときは使えません。なので持ち運びできるLEDランタンが一つあると便利です。夜間にトイレに行くことも想定して用意した方がいいと思います。あ、キャンプ用のガスランタンなどの燃料系はだめです。車中で使うと一酸化炭素中毒危険があります。そこで、田中は電池式のパナソニックのLEDランタンを使っています。¥1,000ぐらいで買えるので安くて便利。
車内でぶら下げて使うことも想定して何かぶら下げるヒモつきたいぷがいいでしょう。それから、ワンランク上の快適さを求める方は、ヘッデンことヘッドライトを用意すると余計に快適です。それから、キャンプや登山をやったり、車中を本格的に始める方にはブラックダイヤモンド(BlackDiamond) から出ているアポロというランタン がおすすめですわ。こいつはパワーがあって防水で軽くて多用途です。
アイマスク・耳栓
眠りにつくと、意外と社外の騒音や明かりが気になってしまいます。気になる人にはぜひ用意するといいと思います。田中は耳栓は使いませんがアイマスクを使います。雪国の朝って雪に反射した太陽で意外とまぶしいのです。朝がたに太陽の光で目覚めるとなかなか二度寝出来ずしんどくなってしまうので、アイマスクはお勧め。トラベル用品のアイマスクでも構いませんが田中はめぐリズムのような蒸気アイマスクを使っています。あったかいし、ちょっとリッチな気分になれます。
インバーターなど電源装置
シガーソケットから電源をとる装置ですね。あれば便利グッズでございます。孤独の友であるスマホや携帯音楽プレイヤーの充電に。用途として値段はピンキリですが安いもので十分です。ただ、最近はカーナビなどにUSBのジャックがあるのでそれで充電できれば必要ないですね。
洗濯ハンガー
お家でおなじみのあいつです。濡れたウェアなどを干すためにあると便利です。あまり大判のものは邪魔なので小ブリのものがいいですね。干すのがめんどくさければ2日分の装備を持っていくという手もあります。とにかく宿で濡れたウェアを乾燥させることができないので、2日目の濡れたウェア対策は必要です。その他新聞紙を用意してブーツに入れるなど、2日目の滑走も楽しめるように工夫をしましょう。
入浴後の体を拭いたタオルなどを車中に干して車中の乾燥対策も兼ねることができます。
自由気ままに車中泊ヒトリストの旅!孤独に負けずに充実した旅を送ると、帰ってきたときには何ともいえない達成感と満足感があるんですよねー。皆様もよろしければヒトリスト車中泊の旅!お試しください。気分はカー団地!ビバぼっち充!
更新履歴:
2015/9/8 画像を挿入し文章を修正いたしました。
2016/1/19 アイテムにエマージェンシーシートを追加しました。これは使えまえす!
2016/10/25 文章の体裁と誤字脱字を修正しました。
No,118
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