まさかの寒波到来!雪と時間と戦う青森パウダートリップの巻

スノーボードの旅日記

どうも雪バカ田中です。最近は週末がいい感じですね!すごい!実はね、暖冬だしそんなにスノーボード行かないから旅行費浮くだろと思って、スーツ買っちゃったんです。やばい!このまま行ったら破産しちゃう!雪バカ田中には金欠予報が出ています。

さて、今回から3回の雪バカ日誌は青森出張編をお送りいたします。「23-24シーズンは暖冬だろ。だったら春スノーボードが楽しい青森でも行ってやろうかい」なんて思って、青森に一人で旅立ってきましたのでそんな話です。

さて、青森に向けてレッツゴー!

今回は青森県へのスノーボード旅なんですが、まずは青森についての首都圏スノーボーダー目線でのエリア解説的なお話をしたいと思います。

東北エリアの最北端にある青森へのアクセスは、東京からは飛行機と新幹線の二つがあります。これがうまく競合しているので、北海道と比べると交通費は安くすむというのが第一の特徴ですね。特に航空チケットも取りやすいので直近で予約が埋まっていなく、うまくスケジュールを上手に組めば気軽なお値段で充実12日の旅をすることができます。

それから空港が便利な立地にあるというのも青森旅のポイントです。青森付近では有名な八甲田山へは空港から50分。青森市街にも50分程度でアクセスできます。そしてレンタカー屋は空港隣接なので時間のロスが少ない。これもまたいいです。

あと、空港近くに規模のいい日帰り温泉施設があるのもうれしいポイント。空港から9km15分程度離れたところに「かっぱの湯」というのがあってここが便利とても便利。

そんな青森空港の立地を把握したうえでスキー場・宿泊先を決め、空港付近にあるかっぱの湯を使うことで12日の旅でも濃い滞在ができるというのが青森のいいところです。

それから、名古屋・大阪からも朝晩で飛行機が離発着しているのでそういうエリアの人も1泊2日で旅することができるのはポイントです。実際、自分も名古屋・大阪に住んでる仲間と3人で現地合流してスノーボード旅をしたことあります。

今回の雪バカはJALのマイルを特典航空券に変えて飛行機を手配し、楽天ポイントで青森市内の宿をとっての旅です。道中はレンタカー移動をしました。今回で青森への旅は3回目です。

いざ青森!向かったのは青森スプリングスノーリゾート!

いつも通り電車を乗り継ぎ旅のスタート。朝の羽田空港発の飛行機に乗り、9時に青森空港到着でした。乗ったのは小さな飛行機で、空港の搭乗口から飛行機にはバスで近づきます。羽田-青森は1時間ちょっとのフライト時間なのであっという間に到着。そこからレンタカーを拾って、青森スプリングスノーリゾートというスキー場に向かいました。青森スプリングへは空港から70分程度。

今回は一人旅で、サクサク動いていて。9:00に青森空港到着レンタカー出発920→1030にスキー場到着という感じ。準備やリフト券購入、トイレに行って滑り出しは11:00。いやー、7:40に東京羽田を出て3時間20分後にスノーボード開始です。

今回の旅は手配は1か月前にしていました。その時は「どうせ暖冬でもう3月に春になっているでしょ」という軽いノリで青森行きを決めたのですが、この日の青森は寒波がガッチリあたってモサモサと雪が降る「ザ・青森」といった感じでした。たっぷりと新雪が乗った雪道は滑って怖かったー。特に、今回の青森スプリングの方面は自分も行ったこともなかったので、知らない道を延々と進む感じがして結構緊張感がある道中でしたねー。

まぁ、そんな感じの天気だったんで無事に到着さえすればすればこっちのもの。青森スプリングではきっちりパウダーライディングを楽しむことができました。11時から16時ごろまでしっかり滑りましたよー。だって、一人旅だからホテルに帰ってもやることないからねー。

スキー場から予約したホテルのある青森市街は90分程度。夕方もスキー場付近の山間部では雪がかなり降っていましたが、海に近い青森市街まで来ると雪もかなりマイルド。夜空に星が見えるほどでした。山と街でこんなに天気違うんだなーなんて感じました。

JALシティ青森に泊まって2日目は八甲田だ!

今回のお宿はJALシティ青森。青森市街の中心部にあります。長野のJALが好きなんで、青森でもJALシティを選びました。こういう旅にはビジホがハマりますね。いい感じのお値段(朝ごはん付き¥8,000)だったので選びましたがこのホテル良かったです。朝ごはんもおいしかった!

で、2日目は八甲田山でのBCツアーに入りました。この日もモサモサと雪が降る天候で、昨日と比べると風もありました。八甲田山は豪雪で有名な山岳地帯ですが、この日の八甲田は絶好調でスタイルでてました。

この日の八甲田山はそんな荒れ模様にもかかわらず、意外にも人が集まっていました。この日のロープウェイ駅舎にいた人はBCするローカルさん、もしくは県外から来て田中のようにBCツアー申し込んだ人ばっかりでした。八甲田すげえ!

雪がちらつく程度で視界良好で気持ちのいい青森市街とは対照的に、雪がモサモサ降る八甲田は吹雪とガスの世界。そしてそんな山の麓に集まるパウダー戦士の集まる光景。ここが車の50分程度の距離感というのが青森らしいところっすねー。

BCツアーは1日申し込んでいたんですが、この日はやはり風が強くてロープウェイが昼頃から運休が決定。なので、午前中で終了となりました。お昼過ぎから帰りの飛行機の時間まで暇になっちゃってどうしようかなーとぼんやりして言いたのですが、八甲田山のロープウェイの山麓にあるリフトはかろうじて動いているご様子。

なので、ここで暇つぶしでもするかーなんて滑って見たんですけれど、実際滑るとここがまたいい感じ!ちょっと人が入りにくいところにある急斜面のコースは八甲田の大量の降雪と、風のおかげで斜面にリセットがかかっていて、まさかのほぼメンツル状態。うひゃー!なんて言いながら、結局15:00頃まで遊んじゃいました。

上の写真がいい感じに滑れた斜面なんですけれど、この日はファットスキーのおっちゃん2人組と自分の独占状態でした。14:00ごろに中国人グループにバレちゃってあっという間にぐちゃぐちゃになっちゃったんだけれど、それまではパラダイス状態でした。

青森って、今インバウンド人気もすごいらしくて青森スプリングにも八甲田にも外国人がすごく多くいましたね。対してこの八甲田山はローカリズムもけっこう強いのかなという感じもします。このグローバリズムとローカリズムの混ざった独特の空気感はまた北海道や長野とは違う感じがして非常に楽しかったです。

旅の〆は「かっぱの湯」!

2日目の滑走も八甲田でしこたまパウダーライディングをして満足。そして旅の〆は温泉。八甲田山と空港の中間にあるこの「かっぱの湯」はちょうどよい立地にありまして、山の上と比べると天気もかなりマイルド。ここで、風呂&荷造りをしました。

吹雪と戦って冷えた体に温泉は染みますね~。

実は、旅の初日の青森スプリングが思ってた感じと違う感じだったとか、2日目の八甲田BCツアーでは、カーナビが変な道に誘導したせいで、遅刻ギリギリに到着してバタバタだったとか、そもそも天気やコンディションが思ってたのと真逆で気持ちの準備ができてなかったとか、ここまでちっちゃいトラブルが結構あったんです。けれど、旅の最後に温泉に浸かってボ~っとすると、そういうトラブルもいい思い出に変わるよななんて思います。

BCツアー用に用意した行動食のスナックをボリボリ食べながら運転して、青森空港に到着そこから飛行機で羽田空港にスムーズに到着。吹雪の中でバシバシやってたからか、羽田に到着したときは気温が温かく感じました。

空港で荷物をピックアップして2分後に自分の家方面に向かうバスが出発するということで、BCギアが入ったクソほど重いバッグとスノーボード道具一式をもって空港内を全速力で走ることになりました。いろいろあった青森旅。けれどめちゃくちゃいい旅ができたと思っています。

以上、リンゴとカレー牛乳ラーメンは口にしなかったけれど、パウダースノーは大量にいただくことができた雪バカ田中がお送りいたしました。

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NO,638

雪バカ田中

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何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • やす
    • 2024.03.14

    東北唯一の未踏の地、青森なので今回の記事の内容はめちゃくちゃ濃く感じます。
    大鰐スキー場を絡めてのトリップの妄想はできてるのですが今シーズンは踏み出せませんでした。
    生きた情報をありがとうございます。

    • >やす様
      コメントありがとうございます!逆に青森以外東北行ったことあるってすごい!大鰐って聞いたことないです!このブログのコメントにはあたり情報が書き込まれることが多いので、自分も行ってみたくなりました!教えてくれてありがとうございます。

    • kyami
    • 2024.03.15

    青森の記事ありがとうございます。

    青森、空港とスキー場の距離が近いのもそうですが、雪が軽いのもいいですよね。
    私は最初八甲田スキー場に行ったときBurton Customを推奨スタンスのまま変えていませんでしたが、湯沢あたりの重い雪と違って腿パウでも雲の上を進むような軽さでした。
    (八甲田の写真にある急斜面です。)
    八甲田ロープウェイ、青森市内のアクセスが良く、他のスキー場では味わえないような山そのままの斜面に連れて行ってくれるのは素晴らしいのですが、風、吹雪で運休になりがちなのが悩ましいところですよね。
    私が行ったのはシーズン序盤の12月中旬ですが、その時ですら凍えるような吹雪で、一度止まったら脱出に苦労するような新雪が積もっていたので未だにトップシーズンに行くことが出来ずにいます・・・
    (先週は迷った末にテイネに行きました。)

    • >kyami様
      コメントありがとうございます。八甲田は気候が難しいですよね。なので、自分もあえて暖冬のシーズンに狙って行ったのですが、予想と違って寒気に当たって見事なパウダーを味わうことができたのですが、旅の移動では苦労しました。安定したワイワイトリップをメイクするには難しいところですが、そこが八甲田のらしいところだなと思います。2012年の「八甲田 ~風と樹氷の山~」というDVDがマジで面白いです。

雪バカ田中

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何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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