色々あったねぇ。雪バカ日誌の2022-23シーズンを振り返る

雪バカコラム

どうも、雪バカ田中です。いやはや皆様22-23シーズンもお疲れさまでしたー!5月のGW明けの週末に乗鞍岳に行って雪バカ日誌のシーズンもおしまいとなりました。ウェアを洗濯したり、板をバラしてワックスをかけて、シーズンの片づけをしている雪バカ田中です。

皆様にとってどんなシーズンでしたでしょうか。

22-23は23日の滑走でした!

例年シーズン30日を目標にやっています。まぁ1年のうち1ヵ月は雪山にいますっていうのが何かいいよなと思っているんですけど、そこに届くシーズンもあればそうでもないシーズンもあったりね。

まずは、環境的な振り返りをします。今シーズンは雪の降り始めも遅く、1月は暖かい日も多くて週末はなかなかいい感じに巡り合わなかったですね。振り返ってみると、11月の末に予定していた札幌国際での初滑りは降雪不足で中止になり、シーズン中盤以降も雨に悩んだなんて言うシーズンでした。今シーズンは暖冬でしたね。

3月中旬には春の空気が漂い始め、4月頭にはコースがハゲハゲといったところですかね。ただ、3月下旬にクローズするスキー場は大体例年通りのクローズだった印象があります。そしてGWになる前にはだいぶ雪がなくなっちゃいましたね。

シーズンを総括すると、暖冬だったなと思います。ただ、魔の15-16と比べると大分マシ。なぜ、このような振り返りを毎年するのかというと、毎年のようにシーズン前には「今年のシーズンは雪が多いかも」みたいな煽りが入るわけですが、実際は蓋を開けてみないとどんなシーズンになるかわからないというのが実際のところだと思っています。あとは自分の休日と天気が合わないとかね。

そんな感じで、やっぱり振り返ってみないとわからないことは多いですし、こういう記録をつけておくと、あの暖冬のシーズンはこの時期にここに行ってたというのがわかると、その後のシーズンの行動へのヒントになりますよね。

後は、高速道路の渋滞の復活。雨の降らない日曜日の関越はほぼほぼ毎回渋滞しました。その割にはスキー場の混雑がマイルドで、バスでスノーボード行く人たちがレンタカーに切り替えてるのかななんて勝手に思っていました。

雪バカ田中のシーズン。

で、自分の振り返り。今シーズンは23日でした。昨年は眼の手術のせいで11日でしたので、比較すると今年はだいぶ増えました。転職を考えていたこともあり、スノーボードにどっぷりとまではいきませんでしたが、北海道に7回行くとかBCを6日やったとか、そこそこ充実してました。細かいリザルトみたいなのは書きませんが、例年以上に動き回った感はあります。

雪バカ田中は40歳になりまして雪バカ日誌も9年。2024年の1月で10周年を迎えます。20代から30代になった時も自分のスノーボードライフは大きく変わりましたが、40になった今年もまた大きく変わりました。

長くスノーボードライフを過ごしていると、どこで滑る?誰と滑る?どんな感じで?アフターは?なんてこだわる感じになりますが、22-23シーズンはそのあたりに変化が出てきました。40歳になった自分の中のテーマはとにかく雪に立つということでした。特に、昨シーズンはそんなに滑れなかったので、雪上に立てるときはその時間をしっかり楽しみたいななんて思っていました。

34歳~39歳の時は、「その後のスノーボードライフのために多くの選択肢を作る」というのが雪バカ田中の裏テーマにありました。体力的にも金銭的にも制約が出てきたときに楽しくスノーボードライフを送れるように、いろんな場所・いろんな移動方法・いろんな滑り方を知って、スノーボーダーとしての選択肢を増やすというものでした。今後のスノーボードライフでその制約がより強くなってきたときに、いかにその選択肢をつなぎ合わせて楽しく過ごせるようにと考えていました。

40歳になった今シーズンはそこからやはり予想していたように制約は増えつつあります。ですので、「過去の経験をつなぎ合わせて、どうやって自分を楽しませるか」というところに変わってきたように感じます。

スノーボードはディープな世界もあって、そういう世界を垣間見た気もしますが、そこに足を踏み入れるとまた自分の浅さを感じることもあります。

シーズンの話をもうちょっとしよう。

もうちょっとシーズンの話をします。11月の末に札幌国際で初滑りをしたかったのに雪が降らずに中止。そして、その2週後にスノーハックのスノービアさんと富良野で初すべりがシーズンの始まりでした。

その後に自暴自棄の白馬&斑尾の賀正トリップ、札幌近郊の1泊2日旅、久しぶりの仲間といった戸狩&野沢。気づけば2月になっていて、旭川道北一人旅、BCツアー参加、旭岳一人日帰りBC、近年恒例となった春のニセコ旅。そして、乗鞍岳BCでおしまい。そんなスノーボードをしたシーズンでした。修行みたいな旅も多かったけれど、振り返ってみると収穫が多いシーズンでした。

昔はバックカントリーとかもうやるならば一大イベントだったのに、いまじゃ数日前にBC行っちゃうかみたいなノリでやれるようになりました。北海道への旅も一緒ですね。その反面、一人で過ごすことが多くて、本当はもっといろんな人と滑りに行くべきだったなー。思っています。

あと、お買い物関係。ギア関係を細かいもの買っています。サングラス2本買っちゃったよ。なんか恰好だけはイッチョ前になってきて、気恥ずかしい時もありますけど。

雪バカ日誌としての22-23シーズン。

ブログとして振り返ってみます。改めて22-23シーズンに書いた記事をザックリ読み返してみると、北海道やBC関連の記事が多いこと。いや、それだけじゃなくて普通に湯沢で滑ったりしたりもしたんですけど、そういう部分はなかなかブログにできなかったというのが反省点。

どうしても時間が取れずに更新が遅れたり、滞ったりというのもありました。そしてブログの中の人目線から雪バカ日誌を考えると、ブログ全体の完成度を高めるみたいな方向に動いてしまった感があります。過去の記事を重複する内容よりも、新しい話を書きたいというちょっとした欲ですよね。

スキー場の話をするときに、今まで記事にしていない部分を記事として作ってサイト全体の情報を補完していくために、ローカルスキー場にフォーカスを当てた話をしたり、旅全体の話をしたりという感じでした。

どんな道具を買って使っているとか、どんな気持ちでそのスキー場に行くのを選んだのかとか、もっと細かい事をもっと伝えたかったのですが、どうしてもブログ全体として情報の補完を考えてしまったというのがありますね。

自分はシーズン中盤にだいたいホットワックスをかけて後半戦に向けてシーズン終盤戦に向けてちょっとウキウキするっていうイベントがあるんですけれど、昔はそういうウキウキをブログに書いていたけれど、それができなかったなー。

その結果、北海道やBCの話が多くなってしまって、中の人が本当に伝えたいスノーボード旅の楽しい部分みたいなのはうまく伝えられず、ねじ曲がった記事が多くちょっと腫物ができたような雪バカ日誌の22-23シーズンの更新でした。

長くブログをやっていると、読者像がだいぶブレてくるというのがあります。今まで読んでくれている人に向けて続編的な話をするか、それとも新しく雪バカ日誌に流れ着いてきた人に向けて、初めての人でも読みやすく、話の前提にウェイトを置いた話を書くのか、みたいな葛藤が出てきます。

多分、これに対するって正解は「記事を書き分けて、バランスよく更新していく」か「別サイトを作って投稿する記事を分けていく」が正解なんでしょうけど、そういうのからは逃げさせてもらいます。

あと、固有名詞をもっと出すとブログの面白さは増すんですが、そうすると中の人が動きずらくなるというのもありますよね。

さーて、オフシーズンだ!

そして、オフシーズンがやってきました。さびしいやらホッとしているやら。天気予報とにらめっこしたり、旅のパーツである宿や交通機関の予約をしたり、道中のグルメや温泉情報をしべたりする忙しさはなくなりました。残ったのは莫大なクレジットカードの請求だけです。長い旅が終わったような気がしてホッとしています。けれども、どこかで寂しいなという気持ちもあります。

迷うこともあったし、すべてうまく行ったわけじゃない。けれどやっぱり振り返ってみると楽しかったし、後悔はない。そんなシーズンでしたね。

とりあえず、皆様シーズンお疲れさまでした。そして、シーズン中に雪バカ日誌読んでくださいました。コメントを書いていただいたり、SNSでのリアクションをいただいたりと、読んでくださる方にはいつも感謝しかありません。それでは、またオフシーズンもよろしくお願いいたします。雪バカ田中でした。

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No,616

 

 

 

 

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • 2023.05.23

    いつも見させてもらってます。雪バカさんより若干年上ですが、40代からのスノーボードライフについて考えることが同じように感じます。若い時はみんなで行くのが当たり前だったのが生活環境の変化で1人で行くことが多くなりましたが日本全国には同じような境遇の人も居て住む場所は全く違うけど山で落ち合い、BCを年に数回一緒に滑るというのがここ最近の流れです。年取ると沢山滑りたいとも思うけどここぞの一本に集中するのもありと思うようになりました。
    これからも拝見させてもらいます。頑張ってください。私も転職を考えたことは何度もありますが、給料が上がっても今のスノーボードスタイルが維持できるかわからないと思い、そのまま居座ってます

    • >し様
      コメントありがとうございます。先輩からのコメントが染みます。
      転職は自分も悩みましたが、やはり一つの軸として自分もスノーボードの存在がありました。きっと、この先も悩むことはあるのでしょうが、その時にはいいスノーボード旅をできる今の環境もまた一つの選択肢としてアリだよねと思うような気がします。
      し様のように、今まで読んでくれくださっている方がポンとコメントを下さるときに、自分は雪バカ日誌をやっていてよかったなと思います。ありがとうございます。

    • kyami
    • 2023.05.29

    22-23シーズンお疲れ様です。

    22-23シーズンは他の方の感想を見ても、雪が中々降らずにシーズンアウトも早かった感じがありますが、個人的には膝までの降雪に他のシーズンより多くあたったりと不思議なシーズンでした。(八甲田、福井等で)
    近くの兵庫のスキー場では1週間くらい降雪不足でクローズした後、ドカ降りし膝までの非圧雪を楽しめたこともありました。

    BCの記事、特に楽しみにしております。
    私もBCをもっと楽しみたいと思っているのですが、それには装備を買いそろえる、情報収集等日頃から意識しないとすぐに動けないなぁ、というのは初めてのバックカントリーを終えた後に実感しました。
    「その後のスノーボードライフのために多くの選択肢を作る」というのもすごい共感できます!!!
    個人的には初めてまともにコブをある程度根詰めて滑ったのですが、これで春先でもさらに楽しめるようになりました。

    • >kyami様
      コメントありがとうございます。
      コメントからkyami様が充実したシーズンを送られたことが伝わってきます。よかったですね!

      田中は「BCはこうするべき!」なんてアドバイスできる立場ではないので、参考になったとしたら幸いです。

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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