青森県 八甲田山バックカントリーツアーに行った話。

スノーボードの旅日記

どうも。しばらく間隔があきすみません。年度末の修羅をくぐってきた雪バカ田中です。皆様いかがお過ごしでしょうか?当初よりも雪が残っていて、楽しいシーズンですね。自分は金策に苦労しながらスノーボードを楽しんでいます。

さて、今回は2月に行った青森出張編最終話です。2月の上旬に青森に1泊2日のスノーボード旅行に行きまして、2日目は八甲田山のバックカントリーツアーに参加してきました!

八甲田ロープウェーについて。

まずは、八甲田ロープウェーについて簡単な周辺知識をご紹介します。青森県が誇る名所・八甲田山ですが、このお山には観光ロープウェーがかかっており、このロープウェーを使ってスキー、スノーボードを楽しむことができます。

この八甲田ロープウェーですが、一般的なスキー場と少し様相は違います。一応一部滑走ルートには圧雪はかかっていて麓にある八甲田国際スキー場とコースは一部つながってはいるものの、八甲田国際スキー場とは別運営扱いなので、八甲田国際スキー場のリフト券でロープウェーに乗ることはできません。また、ロープウェーも一日券というのはなくて、1回券・回数券のみです。

八甲田山は厳冬期と言われる12月中旬~3月上旬までは、気候が荒れることも多くロープウェーも止まってしまうことが多いようです。雪はもちろん、風やガスの影響の受けやすい存在ということが言えます。

なかなかこの部分は、言葉や写真ではなかなか表現しずらい場所であるのでご興味のある方は行ってみるというのがこの場所を理解するのに一番手っ取り早いですね。空気感が独特なのですが、懐に入ると素朴であったかい。そんな場所だと思います。

自分が行ったときは、麓町である青森市街は晴れ間が見えて雪がちらつく程度だったのですが、40分ほど車を走らせて八甲田周辺に来たら雪はモサモサ、車はズルズル、空はどんより。この移動距離だけでこんなに変わるんかい!と驚きました。

あと、八甲田山ロープウェーに書いてあるフォントが渋い。この渋いフォントのステッカーが売っているのですが、なかなか板に貼るのには躊躇しちゃいます。

そんな八甲田山のBCツアーに行ってみたよ!

今回はそんな八甲田山のBCツアーに参加してみました!と言っても、強風のためにロープウェーが動かなくなったので半日のツアーとなりました。それでも楽しかったですよー!

参加方法はすごくシンプルで、八甲田山荘というロープウェー駅舎周辺にある建物の受付に、準備をして集合時間までに行くという形。予約不要でして、時間内に受付にしてくれたら、装備・キャリアでチーム分けして出発するよーというものです。

一般的なバックカントリーツアーって、事前に予約をしてその後に受付完了の連絡をもらったのちに前日までに集合場所と簡単な行程の連絡が来るという感じですが、ここは無骨なシンプルスタイル。このお山にはバックカントリーが根付いてるんだなーなんて感じました。

ちょっと、固有名詞を出すと迷惑がかかっちゃうかもしれないのでご興味を持った方は自分で調べてみてください。

ドキドキワクワクな八甲田山!

田中も集合時間に到着しまして受付完了!「ここからツアーデスクに行ってツアーのスタートです!」と思いきや、ここからまとまって移動するわけではなく、各自ロープウェーに乗って乗り場で再集合と言った感じでした。

チケットを買って一人でロープウェーに並んだのですが、周りは猛者と言った人々ばかりでけっこう緊張しました。年季の入った感じの人が多く、その人たちが津軽弁を話していたのですが、一瞬外国語かな?と思うような感じ。そんなローカル感が旅を感じさせてくれます。

タフでいろ!そんな険しくも素晴らしい世界。

再集合場所に集まって、さらにそこからツアーの開始場所まで団体で移動。ロープウェー降り場を降りると、そこはガスで真っ白な世界。その中でガイドさんは「着いてきてー!」といって案内してくれたのですが、ガスで真っ白で方向感覚も奪われた状況でよく進めるなー!とビックリしましたね。マジですげー!

で、そんな感じでBCツアーの開始。ここからは少しスケーティングで移動してハイクの準備。30分ぐらいスノーシューで移動です。この日はツアーが大所帯だったせいもあるのか、そんなにガイドさんとのコミュニケーションもなく、とりあえずガイドさんについていく感じ。ツアーの空気はバックカントリーやったことがあることが前提での移動でした。

自分も必死についていきました。今まで、いろんなBCガイドさんに教わってきたことを駆使しながら頑張ってツアーのチームに食らいついていきました。ツアーのほかのお客さんの中で、ちょっと戸惑っちゃってる人もいたのですが、そういう人にはテールガイドさん(メンバーの最高尾でいろいろフォローしてくれるガイドさん)が、テキパキとフォローしてあげている場面もありました。「いやー、いろいろとすげーな!八甲田のガイドさん!」なんて思いましたね。

滑る面がよかったというのはもちろんあるんだけれど、こういう山とガチで向き合ってる人と一緒に行動するというのがものすごく刺激的でしたね。

ハイクで移動した後は、BCスノーボーディングの開始です。最初はガスガスの感じだったものの、少し滑って標高を落とすと、視界も良好になってきました。雪はいい感じのバフバフパウダーで、どこ滑っても底付きなし。気持ちよかったですー!

進んでいくと、いい感じの樹林帯に入ってきまして、ここまでくると視界良好。気持ちの良いパウダーツリーランでした。あまり、大それたことは言えないんだけど、八甲田はこの気持ちのいいパウダーツリーランが長く滑れるっていうのが魅力です。(これはルートにもよるのはもちろんだけど)

樹木のありがたさを切に感じました。

あぁ、もっかい滑りたい。

そんな感じで、熱中して滑っていたらいつの間にか、ツアーはおしまい。ツアーデスクに戻ってきて、解散です。あっという間の八甲田BCツアー(半日)。ドキドキもあったけれど、ものすごく楽しかったです。この日は強風でロープウェーが止まってしまったので、この後は八甲田国際スキー場で滑っていたのですが、なんとなく午前中のこのツアーの余韻がすごく残っていて、「またここに滑りに来たいなー」なんてずっと思っていました。

たのしかったです。

というわけで、今愛は八甲田BCツアーのお話でした。引き続き良い春シーズンをお楽しみください!雪バカ田中でした!今回は、写真が少なくて済みません。だって、写真をとる余裕がないぐらい必死だったんだもん!

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雪バカ田中

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何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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雪バカ田中

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何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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