春の神楽が峰BCツアー ~液体ワックスを添えて~

スノーボードの旅日記

どうも雪バカ田中です。GWですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。微妙に半袖だと寒いですよね。

さて、今回の雪バカ日誌は4月上旬に参加した新潟県のかぐらスキー場の上にある神楽が峰バックカントリー(以下、BC)ツアーのお話。前回のブログ記事のニセコ旅から中1日で平日のBCツアーに参加してきました。

神楽が峰バックカントリーツアー

新潟県のかぐらスキー場の上部に広がるバックカントリーエリア。有名ですよね。 スキー場の最上部に配置されている第5ロマンスリフト(通称5ロマ)の上にバックカントリーフィールドへの入り口であるゲートが設置されています。

首都圏からもかなりアクセスがいい場所なんで大人気。 ロープウェイ並んで待って、ゴンドラ並んで、5ロマ並んでと、ハイクする前にだいぶ疲れてしまうというのが週末の神楽が峰BC。BCフィールドも大混雑して、もはやローカルスキー場より全然人がいるじゃん!なんて場所なんですけれど、平日はかなりまったりでサクサク動けます。

そんなこの日もかなりまったりモード。で、こうなるとかぐらって結構いい場所なんですよねー。1便に乗ることに魂を燃やす謎の民がいないだけでこうも空気が違うのかって(以下略)

ガイドさんに連れて行ってもらったよー!

ガイドさんから3日前に連絡がきたのですが、集合場所はかぐらスキー場。 なんだよ!かぐらかよ!ってのが本音でしたが、ガイドさんからは「ここ数日は高気温続きで、かなりのストップスノー。液体ワックスがあるとないとじゃ大違いだよ」ということでした。

2022年の4月は気温が下がる日が全国的に少なくて、この日も気持ちのいい快晴ではあったのですが、雪的にはかなり難しいご様子。そういう意味でガイドさんはエリア近郊で少しでも条件がいいところでのかぐらチョイスだったのかと思います。(なんかエラソーですよね。ごめんなさい。)

前のニセコの時もそうだったのですが、春の雪って本当に難しいです。ゲレンデだと板は走るor走らないの2択なんで、早起きして気温が低いうちに荒れてない圧雪滑って、荒れてきたらパークやバンクドで遊ぶってのがテッパン。ですが、BCフィールドだと走る雪と走らない雪が混在してて、日向は緩んでいるのに日陰の面はまだ固かったりと、もうゴチャゴチャ。

で、滑ってると急にストップスノーがあってノーズが詰まって、がっつり前転メイク!なんてのがありがちなんでホント難しいのです。だから、ビビッて目先の地面に目線が行っちゃうのですが、それだと、頭が下がっちゃって姿勢が崩れてキレイに滑れないんですよね。

だから板は走る方が絶対いいし、できればメンテもした方がいい。だけれど、そういう走るソールの板ってたいていが高級ボード。で、その高級ボードを春のBCにもっていくと小石や枝を踏んでしまい、ソールだけじゃなく気持ちもへこむっていうね。あ、話がコース外滑走しました。すみません。

液体ワックスパワーで遊ぶ。あのコース。

この日はゴンドラの1便でかぐらスキー場に入ったのですが、BCゲートにアクセスする5ロマはまだ動いていない状況。で、きれいなピステンのかかったコースを何本か足慣らしに滑りましょうっていうことになったのですが、ガイドさんが選んだのはまさかのゴンドラコース!

かぐらに行ったことある人はわかると思いますが、かぐらスキー場は下部のみつまたゲレンデ上部のかぐらエリアを結ぶゴンドラがかかっています。でその下にあるコースは無意味に長く斜度がないタラタラした大の不人気コース。かぐらスキー場の上部で遊んだ後に帰るためには、ここを滑らなきゃいけないのですが、ここは滑りたくないからゴンドラ乗って戻るという人がいるぐらいです。上の写真のこいのぼりの奥に降りていくコースですね。

えぇ、マジかよ。こっちはガイドフィー+超強気な春のかぐらスキー場のリフト券代お金払ってまで来たのに、あのゴンドラ下の超タラタラしたところ滑んのかよと思いましたが、まだピステンが残っているうちに液体ワックスをしっかり塗ってこのコースを滑るとまた違い味わいがあると。もう、なんかシェフだよね。

いやもう、それは行くしかない!シェフの気まぐれじゃないことを祈る!と思って液体ワックスを塗ってあのコースを滑ったら、確かに面白いの!カヌーで湖を濃いでいるような優雅さと、くるぶし高ぐらいの微妙な地形の変化が絶妙に楽しい。なんじゃこりゃー!って感じでした。かぐらは人が多いスキー場なんで、これが楽しめるのはあさイチ限定ってことなんですけれど、あさイチでこのゴンドラ下コースを滑るっていうチョイスはある意味で相当に攻めたチョイス。で、これが何ともテイスティ。

いやー、やっぱり何度も行ったことあるスキー場でも自分の知らない事ってあるんすね。そして、やぱりガイドさんって偉大だわ。

で、ゲートをくぐってレッツバックカントリー!

あ、で肝心のBCツアーのスタートなんですが、平日なんで人もいなくマイペースに行動できるのでサクサクでした。三角と言われる場所を過ぎて、霧の塔という場所まで歩きました。ここまでくると、また別の表情がありますね。たのしい。

ハイクの後は春のお山のライディングなんですが、かなりのストップスノーなんで汚れを落として1本ずつきちん液体ワックスを塗っていきましょうということで、滑る前には結構丁寧にやりました。液体ワックスのおかげなのか結構楽しかったです。こんなに液体ワックスにお世話になるってことは自分のスノーボードライフの中でなかったですね。

ありがとうございます、シェフakaバックカントリーガイド様。そして、何度も来ているかぐらのBC。正直いって、悔しいけれどやっぱりいいところ。口ではイヤイヤ言っていても、体はなんとやら。楽しい一日を過ごしました。ありがとうドラ!

そんなツンデレな雪バカ田中がお送りしました。よいGWをお過ごしくださいませドラー。

No,

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

  1. かぐらBCお疲れさまです
    BCに液体ワックスが良いというお話心得ました
    折角苦労して登ったあげく、板が走らないとは悲しいですものね、、、
    滑る前のソールメンテ承知いたしました。

    • >たむ様
      コメントありがとうございます。液体ワックスはなんだかんだで、春シーズンにお世話になりますね!
      自分はブロンズブラシ信者なのでまずはブロンズをかけております

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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