どうも、雪バカ田中です。オフシーズンでございます!いやー、オフシーズンらしく今回はメンテナンスのお話ですよ!
スノーボードのウェアを穴開けちゃいまして、ついてで旅で良く着ているマウンテンパーカーの接着が取れてしまったので、自分で修理したお話です。
ギャー!アイゼンで穴あけちったよ!
シーズン終盤の春のバックカントリーに行った日。この日はスノーシューではなくアイゼン(冬山を登るために靴に着けるツメ的な道具)を履いていたのですが、ハイク中に集中を欠いて、足を置く位置を間違えたときにやってしまいました~!
アイゼンの爪をウェアに引っかけて、穴をあけてしまいました。これはアイゼンを使う初心者にはあるあるらしいのですが、ショックは大きかったですよね~。
使っていたのがパタゴニアだったので、パタゴニアのリペアサービス(有料)に持っていって修理しても良かったのですが、これは今後も再発しそうなトラブルなので自分で修理しようか~なんて思い、今回は自分で修理をすることにしました。
そして、洗濯したらマウンテンパーカーのノリが剥がれてデローン!
時を同じくして、オフシーズンということでウェアの洗濯をしていたのですが別のウェアにもトラブル発生!一緒に洗ったマウンテンパーカーの裏地の糊が剥がれているの!アークテリクスのベータSLっていうアークテリクスの定番ウェアです。
6年前に買ってかなり着ています。おそらく400日ぐらいは着ています。調べてみると、このアークテリクスのマウンテンパーカーは"シームテープ(以下、シーム)"というテープでウェアが接着されていて、このシームが経年劣化することによってこのトラブルが起きるみたいです。5~6年でこのシームがダメになるとのこと。価格的に一生モノかと思わせておいて、そうでもなさそうね。
リペアパッチとシームテープで修理だ!
というわけで、この2つのウェアを修理していきます。修理につかったのはそれぞれ違う修理アイテムです。
GEAR AID リペアパッチ
アメリカのギアエイドという会社から出ている補修パッチです。patagoniaからも補修パッチが発売されているんですが、商品画像をよく見てみるとこのGEAR AIDの別注品みたいでしたので、GEAR AIDのものを買いました。
GEAR AIDからはいろいろな補修アイテムが出ていますが、自分が選んだのはリペアパッチという円形シールタイプ。ラインナップの中で比較的安価なのと、使い方がシンプルそうだったから。
YNAKシームテープ 2.5レイヤー用
シームテープです。アウトドアの布用品の接着剤ですね。防水を目的とするウェアやアウトドアアイテムの場合は、針と糸を使って縫製するとそこから水が入るので、シームテープ(以下、シーム)というもので張り付けて作られています。そのテープが経年劣化するとボロボロと硬化して剥がれてきてしまいます。使い方は、新しいシームを補修したいところに乗せてアイロンなどで熱圧着するだけ。
今回は、アークテリクスのジャケットの補修用なのでYNAKというブランドの2.5レイヤー用というのを購入しました。このアークテリクスのシームの剥がれというトラブルは、わりとメジャーなものらしく、ネット検索するとDIY修理のブログ記事が多く出てきます。その中で使われているのがこのYNAKのシームの2.5レイヤー用でしたので。自分も真似して購入しました。
ササっと修理完了ぅ!
まずはウェアのボトムの方、こちらはリペアパッチのシールを張るだけです。補修後の感じを目立たせるために、わざと光をあてて撮りましたが、実際にはそんなに目立ちません。作業時間1分未満ですね。このスノーボードウェアは買ってから6シーズン以上着ているけれど、もうちょっと頑張ってくれそうです。カットして使ってもよかったのですが、シンプルに作業した方がいいだろうということで、こんな感じ(上の写真ね)で。
で、アークテリクスの修理。シームテープを切って、アイロンであて布をして熱接着をすれば完成。シームの補修は印象よりも手間がかかりました。テープの表裏があるので間違えるとうまくつかないのと、アイロンの温度が高すぎるとテープが溶けてしまうというのがあります。かといって、温度が低すぎるとうまく圧着しないという。
ただ、コツをつかめば慣れてきます。で、アークテリクスの方も剥がれたシームを8本張り替えたのですが30分程度で修理完了。アークテリクスの生地はかなり優秀なので、こちらもまだまだ頑張ってくれると思います。
というわけで、修理のお話でした。
というわけで、ウェアを自分で修理してみたお話をしてみましたー。スノーボードのウェアもアウトドア用品も、ちょっと使い込まれていたりボロボロになっている感じが好きなんですよね。ほかの人がそういうの使っているのをみると、「この人、本当に好きなんだな」と思うし、自分のがボロくなると「その分、思い出に代わってるから」なんて思います。
今回自分でDIY補修をしようと思ったのは、一度補修を覚えてしまえばキャンプやアウトドア用品にトラブルが出たときにも応用できると思ったからです。キャンプの焚火でナイロン製品に穴をあけちゃったり、登山のバックパックやテントやタープが壊れちゃったときにも応用できそうなので、知っておけば今後も役に立ちそうだなと思ってやってみました。
特に、GEAR AIDの方は、楽しい形の補修パッチが出ていてますので、カスタム気分で修理できます。(patagoniaからは、おなじみの魚の形とかの別注があります。)そんなに、トラブルが起こることもない補修ですので、何かあったら皆様もお試しくださーい。
以上、雪バカ田中がお送りいたしました~。
関連エントリ:
参照記事:自分がアークテリクスの修理をするにあたって、参考にしたWEBサイトさんです。
No,617
私のウェアも、シームテープがペリペリと剥がれてしまい これくらい自分でできんじゃね?いや待て、お前そんなに器用か?
のせめぎ合いの中、とても参考になる記事をありがとうございました‼️
自信は無いけど、田中さんと同じシームテープをポチりましたよ。
経験値上げるため、まずはやってみます!
もちろん自己責任で
>闇奉行様
ご無沙汰してます。コメントありがとうございます。コツは色々ありますが、大事なことは焦らずにです!
これで闇奉行さんのウェアがまた使えるようになったとしたら田中も嬉しいです。