春のニセコ!イワオヌプリBCツアーに参加してきました!

スノーボードの旅日記

こんにちは雪バカ田中です。今回も20-21シーズンのお話。前回は群馬県の前武尊でバックカントリー(BC)ツアーに参加したお話でしたが、今回もBCのお話。前回のブログのお話から2週間後の3月の最終週。北海道ニセコに一人旅に行きました。そこでもBCツアーに参加してきましたよ!

今回はそんな北海道のニセコ・イワオヌプリのBCツアーのお話です。ここまで雪バカ日誌を定期的に読んでくださっている方からしたら、「おいおいおい!なにをさらっとニセコ行った話始めてんだよ!」って思うでしょうが、当時の雪バカ田中もそんなノリでさらっと行っちゃったんですよね。ニセコ。旅全体のお話はあとでしますので、まずは読んでください。ニセコイアオヌプリBCツアーのお話。

イワオヌプリについて

北海道のニセコには「アンヌプリ」というお山がありまして、そこに4つの有名なスキー場(ヒラフ・花園・ビレッジ・アンヌプリ)がかかっています。たぶん、ニセコに行くスノーボーダーにとっては一番お世話になる山。ちなみに今回の記事のトップの写真のお山はタイトルのイワオヌプリではなく、実はアンヌプリです。ニセコユナイテッドの裏側はこんな感じなんですよー!

そのアンヌプリというお山をスキー場から見て裏側に位置するのがイワオヌプリという山になります。アイヌの言葉でイワオとは硫黄のことで、ヌプリとは山。硫黄の山ということなんだそうです。このイワオヌプリという山のふもとにはニセコ五色温泉がありまして、結構な温泉臭(硫黄臭)が漂っております。意味が分かると非常にわかりやすいお山の名前。

2021年3月の下旬、ニセコのガイド会社さんのバックカントリーツアーに申し込みをして、ここイワオヌプリという山にガイドさんに連れてきてもらたんです!ちなみに、上の写真でいうと人が登っている手前ではなく、写真の奥にどがーんとそびえている山がイワオヌプリ。

実は雪バカ田中が初めてニセコに来たのは2年前。グランヒラフという一番メジャーなスキー場を一人で滑った後に、ニセコ五色温泉に入ったのでしたが、そこの露天風呂から見えるのがだいたいこのフィールド。当時は露天風呂につかりながら「いつかはこういう山をバックカントリーで滑るとかそういうスノーボーダーになりたいもんだなー、いつかは」なんて思っていたのですが、まさかの2年後にそれが普通にかなうとはね。サラリーマンライフでは2年前と仕事内容も職級も変わらない雪バカ田中ですが、スノーボードライフでは島耕作感があります。

ニセコでバックカントリー!

今回は一人旅なんで、ガイド会社にも1名で申し込みました。今回のツアーはほかにもう1グループいらっしゃいまして、そこに田中が混ぜてもらうような形でした。ちなみに、そのグループも本州から来いらっしゃったとのことです。自分がよくいく湯沢や群馬のガイドツアーだとたいていは首都圏からのお客さんなのですが、やっぱりここはニセコ。日本中、いや世界中からお客さんが来るんだと思います。

当日はツアー集合場所に集まって、参加者の装備の確認と簡単なブリーフィング(ガイドさんからの行動概要の説明)を済ませたらツアーのスタート。BCツアーの出発点へはガイド会社の車で移動しました。集合場所からワゴン車で参加者をのせて、ニセコアンヌプリの奥にむかって行軍。で、車を降りたら楽しい楽しいツアーの始まり!ワゴン車を降りて目にしたのは、雪山と自分たちと青空。ザッツオール。

この日は天気も良くて、めちゃくちゃ気持ちがいいっていうのもありましたが、何より「オレ、ニセコでバックカントリー体験してんすよ!」っていう高揚感がやばかったですね。

ワゴン車を降りてハイク準備を済ませたら、硫黄臭漂うイワオヌプリへBCツアーが本格スタート。この日の午前の地面はややアイシー。ガイドさんは、この感じだと山頂に行ってそこから落として(滑り出して)も面白くないだろうということで、山の山頂の手前から日当たりのよさそうなゆるバーンをえらんで滑ることになりました。集合からここまで約2時間でハイク時間は正味1時間って感じ。リフトを使わないで登っていることを考えると、けっこうコンパクトなハイクでしたね。そんな小さな移動時間でここまでデカいオープンバーンにアクセスできるなんて言うのは、ニセコの魅力ですよねー。

ちょっと話を戻すのですが。実はこの旅を決めたのは同じ週の月曜日でした。仕事でちょっと死にたくなるぐらい嫌なことがあったりして、なおかつ土日が久々にフリー。なんか思い出に残るでかいこと仕掛けたいななんて決めたのが、このニセコでのBCツアーでの参加でした。行先を決めたり、飛行機や宿を手配したり、BCツアー申し込んだり。いろいろ忙しかったですけれど、来てよかったなーなんて本当に思いましたね。

で、そんな決断をすることができたのは、やっぱり2週前の群馬県前武尊でのBCツアーに参加していたから。シーズン1発目のBCツアー。グズグズのコンディションのなかでガイドさんにいろいろなお話を聞きながらBCの感覚を取り戻すことができたからですね。

やっぱり自分の未来は過去の延長線上にある。そう思いました。

春のニセコ気持ちよす!

で、話をBCツアーに戻しましょう。イワオヌプリの大きなオープンバーンを滑り終わったら、太陽もかなり高い位置になり雪もかなり緩んできました。ここからは、イワオヌプリの対面にあるアンヌプリに移動。スキー場をめざしてちょいハイク&ライディングの繰り返し。冒険っぽい感じですごく楽しかったですね。ニセコのスキー場の裏側はこんな感じなんだ!みたいなのを見ながら、人のいない北海道の大自然の空気を大満喫。どのバーンも斜度もちょうどよくて、ヒッジョーに気持ちよかったですー。3月下旬でしたが、一般的にはスキー場が閉まり始め、そろそろ残雪シーズン・・。なんですが、北海道ニセコはまだまだ余裕で滑れましたね。

この日は滑走がすべて気持ちよかったです。オープンバーン、ツリー、ボウル地形。最後はスキー場に戻ってくるような形で進軍し、ツアー終了となりました。振り返ってみるとすべていい場所で滑れるように計算されつくしたかのツアーだったんですよね。このツアーの後に宿に返って今日はどこ行ったのかなーなんて地形図を見て自分の滑ったところを眺めながらビールを飲んでいたのですが、地形図的には滑りよさそうな斜面をドンピシャでつなぐようなルートでした。やっぱりすげえなガイドさん。熟練の技。時短いっさいなし。オキニ隠し決定。

超楽しかった。ニセコの一日。

というわけで、今回は突然の不意打ち。ニセコのBCツアーに参加したお話でした。バックカントリーはガイドツアーといえどもリスクがあるものでもありますので、予備知識や心構えみたいなのはちょっぴり必要です。これを読んでくださる方のスキルについても様々だと思うので、なんとも言えませんが、ハワイに行ったらタンタラスの丘、パリに行ったらモンサンミッシェル。そんな感じのオプショナルツアー感覚な部分もあるんよななんて思いました。

というわけで、今回はニセコのお話でしたー。

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雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • TN
    • 2021.08.28

    ニセコの地理をさらりと織り交ぜつつ、充実のBC体験を語る関東在住サラリーマンスノーボーダーw たしかに島耕作感がありますね。私も昨季はGOTO中止で断念したのですが、今季は北海道弾丸ツアーにチャレンジしてみようかな(BCじゃないですけど)。

    • >TN様
      コメントありがとうございます。自分もニセコの地理を説明するのに苦労したので、伝わっているとしたら嬉しいです。
      スノーボーダー島耕作、まったくモテないので、自分の女性を要人にあてがったりするという技は使えません。

    • akr
    • 2021.08.28

    今回も楽しく読ませてもらいました。
    いやー、ニセコめっちゃ楽しそう!!
    行きたいな!
    夏も終わりに近づく中、冬に向けて気分がアガるお話ですね。

    • >akr様
      コメントありがとうございます。この旅はいい一人旅でしたねー。旅のまとめも後日ご案内しますので、参考になれば幸いです。

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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