良心的すぎるだろ!岩手県奥州市ひめかゆスキー場に行ってきたよ!

スノーボードのスキー場

どうも雪バカ田中です。さて、今回は岩手県のローカルスキー場に行ったお話です。夏油高原に行くために岩手県に旅行をしたのですが、前日の夏油ではうれしくもお祭りに遭遇。夏油パウを満喫できたので、2日目は予定変更して少し離れたローカルスキー場に行ってみたのでした。

ステイしていた北上から少し南下したところにある奥州市(おうしゅうし)にある、ローカルスキー場のひめかゆスキー場に行ってみたのでした。ここはsnowforecastにも出てこないローカルスキー場ですが、ゲレンディングではしっかりと動画になってるというマニアック具合がそそりまして、ここに突撃してみることにしました。

ひめかゆスキー場について

アクセスは新幹線水沢江刺駅から車で35分、東北道奥州スマートICから約25分。岩手県から秋田に伸びる国道397号線上にある小さなスキー場です。自分が滞在していた北上市街からは車で約45分。なかなか味のある公式webがまたいい感じ。駐車場からリフト乗り場へは徒歩10歩という超驚異的なUIをもっています。

駐車場から少し歩くとキレイ目でほっこりした雰囲気のあるセンターハウスがあります。こういうローカルスキー場にはしなびた場末感を期待していたのですが、ここはそんなことなし。たぶんね、地元民にけっこう愛されているスキー場なんだと思います。

このひめかゆスキー場にはひめタンというマスコットキャラがいますが、「こいつにツッコんだら負け」という謎の感情が湧き立ちます。ちなみに、ひめタンはディレクショナルのボードなのか和式便座なのかわからない乗り物に乗っています。(今回のブログのトップ画像がそれです。)

休日大人¥2,000!良心的すぎるだろ!

ひめかゆスキー場はペアリフト2本のローカルスキー場。構成としては上リフトで回すゾーンと、下リフトで回すゾーンに分かれています。上のリフトはメインとなるコースが3本、下リフトにはコースが1本。それぞれのリフトは長めに走っているので滑走距離も十分です。

標高は486mということで、そんなに標高が高くもない場所にあるスキー場ですが、スキー場最上部では結構いい感じの雪が積もっていました。そして、2日前の降雪と思われる沈降したハジパウがそのまま残っていました。

☆★

ボードが楽しめるスキー場!コースが濃いじゃないかっ!

上のリフトを回す3本のコースはどこもいい感じで、どこも結構滑りごたえのあるコース。スノーボードで滑っていて面白いです。ローカルゲレンデなので他人に気を使うことなくターンが楽しめます。

そして、それらをつなぐ連絡コースや迂回コースが設置されていて、その迂回コースがまた地味に楽しい。林を切り開いて作ったコースなのでツリーラン気分。この迂回をうまく使うとAコース滑って途中で迂回滑ってCコースに出てリフト乗り場に帰ってくるなんてバリエーションがつけられるのでコースマップの額面以上にいろいろ滑れるスキー場です。地形もそこそこあるので、スノーボーダー目線で見るとどのコースもいい感じ。

田中が行ったときは小雪だった状況ですので、いつもはどうなのかはわかりませんが、キッカーの土台の上に雪が乗っている場所があってそこが楽しめました。うねっていたり、ちょっとしたギャップもあったりとボードで滑っていて楽しいポイントが点在していて、そこを当てながら滑ってリフト回しという感じでキビキビとリフト回しできるがとてもいい感じ。すべることに集中できますねー

で、ひめかゆの恐れるべきポイントは週末でもリフト券が¥2,000なんです!そんなにつまらないスキー場じゃないのに、この値段はすごいな!(2020年現在)

パンフと公式webをみた感じよりも滑れるスキー場でした。リフト券の値段を考えれば全然アリ!午前券を購入してあさイチから滑っていたのですが、楽しくて休憩なしでずーっと滑ってしましたよ。3時間ぐらい熱中してピステンバーンとハジパウを大満喫。

正直言って、こういうローカルスキー場にはキンキンに便座が冷えたボロいトイレとか、社会不適合っぽい田舎の老人がリフト係やってる光景とかがあって、そういうのに心のどこかで期待しているのですが、ココにはそういうの全くない。良心の塊みたいなスキー場ですわな。

ずるいぞ!隣接の温泉もいいじゃないか!!

このひめかゆスキー場にはやけいし館という隣接の施設があります。宿泊もできる温泉施設です。日帰り入浴は大人¥500。

とても小さな浴場ですが温泉はバッチリ。ナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉。すこしグレーに色づいた特徴のある温泉です。温泉の出口が黒く色づいているのが印象的ですね。独特の土っぽいにおいがするこってりした温泉。かなり良かったです。

駐車場・リフト乗り場・温泉・レストハウス。すべてが近いのでサクサク遊べるというミニマリズム。リフト券のコスパと温泉を考えるとかなり場所だと思います。わざわざここを狙って旅行をするべき隠れた穴場というスポットではないけれども、気楽遊べて雰囲気もいいスキー場なので一人旅とかで来るのにはかなりいい場所だと思います。個人的には2日目にここを選んで大正解という感じでした。

こういうスキー場が近所にある奥州市民がうらやましいですね。あと、思ったのはなんかのロケ地とかに使えそうな感じのスキー場なんですよね。あと、友達といって追い撮りしたりするのにちょうどいい感じなんじゃないかと思いました。

というわけで、夏油高原の翌日に行ったひめかゆスキー場のお話をさせていただきました。ローカルスキー場がリフト券一日¥2,000の割に遊べるスキー場だったという、正直言ってブログ的にはあまり面白くない展開でしたが、スノーボード旅としてはかなり楽しかったです。

ローカルスキー場はやっぱり自分が試されている感じが楽しいな。なんて思っている雪バカ田中がお送りいたしました。

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雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • nawasnow
    • 2020.02.09

    この系統ですと、花笠高原おすすめです。

      • yukibakatanaka
      • 2020.02.11

      >nawasnow様
      コメントありがとうございます!

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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