こんにちは田中です。先週末は八海山のバックカントリーツアーに行ってきました。
とても貴重な経験をいたしました。そんなエントリでございます。いやはや、雪バカ歴16年。初めてのBCツアー参加です。
選んだのはTRIFORCEマウンテンガイドサービスさんというツアー。感謝です。
前にOSHMANSというスポーツショップのスタッフさんのブログを見てこちらに興味を持ちました。そのブログはこちら。 「八海山BCガイドツアーに行ってきました!」
選んだポイントは楽しそうなことはもちろんロープウェイ回しでハイクがほとんどないという点。あとレンタル料金が安価に設定されていたから門をたたきやすかったです。¥11000にレンタル料金それプラスリフト券代がかかります。
http://www.triforce-guide.sakura.ne.jp/
申し込みまで。
田中は4週前ぐらいに予約をしました。Webのフォームから申し込みをして数日後に返事を頂きました。それ以外は準備もほぼなし。同行者はフルセットのレンタルでしたので時には何も気にせず準備をしました。ツアー代金が一人¥11,000。フルセットのレンタルが¥1,000。ビーコンのみのレンタルが¥500でございます。
あと、初めてのBCツアーを経験してみての感想ですが、基本的にバックカントリーの装備って最初から買う必要はないかもしれません。本格的な装備は何度か経験してみてから、初めて購入の検討をするという方が良いと思います。年に数回程度やるかもしれないという田中のようなスノーボーダーにとってはレンタルの方が安上がりだし楽です。シーズン頭に張り切ってビーコン以外の装備をそろえた田中ですが、ちょこっと後悔しました。
当日はロープウェイ乗り場前に集合。
ロープウェイ前に9:30に集合でした。この点はこのツアーのメリット集合が遅い。
田中一行は8:45にはスキー場についたので軽く流すことができました。リフト1日券を買って3本ほど滑ってから集合です。集合時はやや緊張しました。参加者は15人程度でした定員MAXだそうです。けっこうみなさん本格的な板の方も多く大半の方はとんがった板でした。
田中一行はツインの板で参戦。初心者らしき人はいません。あと一人参加の方も2,3人いらっしゃいました。パウダーランのあとはスキー場エリアに出てピステンバーンを滑りっておりてロープウェイで登るという形だったのですが、皆様、さっそうと滑り降りてきます。圧雪面ではけっこうみなさん強気のライディング。あと年齢層は比較的高めなのも特徴。30代~40代雪バカという構成のようでした。
カッコいいベストがバックパック代わりです。同行者はフルセットのレンタル、田中はビーコンのみのレンタルで、バックパックは持参していいたのですが、ベストがツアー参加者の目印にもなるために、バックパックはNGという事でした。自前のバックパックからショベル・プローブを移し替えての装備です。
ビーコンを借りていざスタートです。あ、Webには書いていませんがリフト券は当然必要です。この辺はどのツアーも共通かもしれません。ガイドさんもリフト券を持っているのは当然といった感じにふるまわれていました。
で滑った感想。
ロープウェイに乗って1分程度ハイクしてからポイントに移動してそこからパウダーランのスタートです。グループの前後にガイドさんがついて、注意事項・滑っていい範囲などを説明してくださります。年始の事故のせいもあってか、若干口調は厳しめです。まぁ、実際に滑ってみるそれが本当に当たっていたので当然かと思いました。
パウダーランは意外と難しく、木を回避しながら地形・雪質を読みながら滑っていくのでとても苦労します。でも楽しくて興奮しちゃうからスピードを出しちゃう。それは事故の元。
雪も場所によってかなり違うので、フワフワゾーンを滑ったと思ったらいきなり固い雪玉に当たってしまったり大変です。スキルもソコソコ必要なのですが、集中力がかなり必要なので結構体力を消耗します。初めのうちは地形を見つけて飛ぶなんて余裕はありませんでした。
当日集合前に何本か滑って良かったです。集合時間ぎりぎりの到着ではいきなりの一本目がパウダーランになってしまうので相当大変な感じになると思います。
土曜日でゲレ食も混んでいるということで、5本のパウダーランを連続して滑り2時半ごろに遅めの昼食休憩でした。その後、レンタル品の返却とお支払い(現金のみ)をして解散となりました。がっつり滑るのでヘトヘト状態になります。ツアーでの滑走だけで十二分に満足できます。
ガイドさん。
当日ついてくださったガイドさんのお話では、このツアーは入門編で主に滑走の練習になるのだそうです。ハイクはないので、バックカントリーのいい所しかないけれど初めてならばいい経験になります。とのことでした。田中も同感。いい経験をさせていただきました。バックカントリーは独特な世界でした。また、ガイドさんはパウダーランが上手で(当たり前か)したのでいろいろ質問させて頂きました。
雪バカな上に武骨な男であまりトークが上手な方ではなかったのですが、とてもナイスガイでした。ツアー後半では田中も余裕が出てきたので、調子に乗ってガイドさんの後ろについてラインを追っかけて滑ってみたのですが、同じスピードで同じラインを滑ることは到底できませんでした(笑)。それだけでもいい勉強になりました。半分は板のせいにしておこう。
まとめ。バックカントリーの世界に片足を突っ込んだわけですが。
静寂の世界で自分の力だけで降りてくる達成感。人の滑っていないところにラインを付ける感触や、集中力を駆使してどう滑ったら楽しいかを考える楽しさ。これは通常のコースじゃ味わえない感覚です。昨年からヤマボクなどの非圧雪のスキー場でパウダーを楽しんで来た田中ですが、それともまた違った感覚です。
今回はハイクがないツアーだったのでまだまだバックカントリーの世界には片足に突っ込んだだけですが、とても貴重な経験になりました。特に自分のスノーボードの世界観がまた広がったなと感じたのがとてもうれしかったです。(もともと、オチョコの裏のような世界観ですけれども。)
ですが、都会のサラリーマンボーダーにとってはやっぱりバックカントリーもスノーボードの中では一つのジャンルのような気がします。楽しいけれど、それだけに意固地に熱中するのも自分の世界を狭めるような気がしてしまう。踏み入れてしまうと、パーク遊びなどに割ける時間もへってしまう。どうしよう。そんな複雑な気持ちにもなりました。
いやはや、そんなジレンマはおいておいて、シーズンに何回かはこういった楽しみ方もいいですね。このツアー。楽しいのでお勧めです。
今度は春にハイクのあるツアーでもトライしてみようかなと思います。
ありがとう。トライフォースさん
No,79
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