20-21シーズンの初すべりは富良野スキー場でガッチリ!

スノーボードの旅日記

どうも雪バカ田中です。5月になりましたね。あたたかくなってくるかと思いきや意外と肌寒いっていうね。さて、今回の雪バカ日誌は20-21シーズンの旅のお話。初滑りのお話です。20−21シーズンの初すべりは北海道の富良野でしたー。

11月20日の札幌国際での初すべり断念!根性で富良野行きを決意。

実は20-21シーズンは札幌国際オープン日予定日の11月20日(金)に有給をとって、金・土と北海道で初すべりをする予定だったんですけれど、残念ながらこの週は雪が降らなくてスキー場がオープン延期。初すべりトリップも中止となってしまいました。しかしながら、それじゃ納得できん!どうにか楽しく初すべりがしたい!なんていう謎のワガママが発動しまして、どうにかこうにかいい感じで初すべりできないかと考えていたところ、12月1週目に旭川空港に飛んで富良野に行くというプランを思いつきました。

12月1週目。家族からも会社からも歳末の忙しい時期に何考えてるんだと怒られながら、旭川行を決意して早速旅行を手配。有給で金曜日を休み土曜日に帰ってくる1泊2日のスケジュール。取ったお宿はスキー場直結の新富良野プリンスホテルです。

この時期はGOTOトラベルの対象期間だったのでかなりお得に旅できました。ANAの旅行パックの値段は航空券往復+宿(朝食付)で¥21,300。なおかつ¥5,000券付き。とんでもなくイカれた価格でございました。ちなみにGOTO適応前の価格は¥32,700。これでも十分安いす。溜まっていたマイルをスカイコインに買えて支払いました。

富良野スキー場について。

北海道の富良野市にあるスキー場です。北海道の旭川市街から約1時間。旭川空港からもバスで80分。。富良野は名作ドラマ「北の国から」の舞台でもおなじみでございまして、アジア系の外国人観光客からも人気のスポットです。プリンス系列の大きなリゾート型スキー場で、富良野エリア・北の峰エリアという2つのエリア構成ですが、この日は1部エリアでのみの営業でした

富良野の特徴は東京から旭川空港経由でのアクセスがいいというところ。旭川空港バスから直通バスが出ています。費用は路線バスのラベンダー号ならば片道¥950。このほかにもリゾートライナーというバスもありまして、予約もできて大きな荷物も気にせず運べるので、複数人で行く場合はリゾートライナーのほうがラクに移動できます。

この日はJAL始便羽田7:40→9:20旭川というのに乗って、バスで10:10→11:30富良野到着。ちなみに、この旭川空港と富良野スキー場のバスは復路も具合が良くて、富良野16:50→旭川空港18:00というかなり便利な便があります。

今回はスキー場前のホテル泊の1泊2日の旅ですので北海道に行きつつも1.5日はスキー場で滑走できるというなかなかの行程です。雪よし、値段よし、行程よし。我ながらスノーボード旅行好きとしてはなかなかいいチョイスだったと自負しています。で、なおかつ当たったんですよ。雪も。

当てたぜ!初滑りで極寒パウダー。

さて待望の初すべり。その前に狭山行ったから初すべりではないけれど、初すべりです。まず感想は「寒い」の一言。スキー場ってこんなに寒かったっけーと思いました。気温が低いこともあって、素晴らしいコンディションでございました。特に金曜日は、北海道の中でも富良野が一番ドカっと降ったという話になるぐらい最高のパウダーコンディション。朝に東京を出てお昼からの滑り出しだったのですが、はじっこにはずいぶん残っておりました。

「待ちに待ったシーズン開幕!」と今だからブログに書けるけど、当時の雪バカ田中としてはそこまで気分が上がってなかったんですよね。コロナウィルスの関係でそもそも旅行への風当たりも強いわけだし、あまり歓迎される旅じゃないんだろうなと思うと、なかなか難しいものがありました。あと、ボーナス前でお金もあんまりなかったし。ボーナス満額出るかもわからなかったし。

だけど、スキー場でファーストランした瞬間にそんなウジウジはすべて吹き飛びましたね。「ヒャッホー!やっぱりスノーボードっていいわ!」おそらく、この日富良野にいた人たちみんなもそんなテンションだったのかな、スキー場は笑顔であふれていていい雰囲気でした。

この時期の北海道は日没が早く、スキー場もプレオープン期なので15:00でクローズ。初日は3時間程度の滑走でしたが、ノンストップで3時間滑りこみました。12月の1週目の金曜日。いろいろ根性出して旅のセッティングしたけれど、大当たりで大満足。

この日は、同じ事を狙って同じ飛行機で羽田から飛んできた千葉県のサーファーご夫婦にスキー場でお声かけいただきましてお話する機会がありました。このご夫婦、かなりのガチな横ノリライフを送っているようで超魅力的なライフスタイル。世の中広いよなぁなんて思いました。お互い口を揃えて言ったのは「今日は絶対アタリでしょ!」

一人でプリンスホテル宿泊。

で、この旅で一番困難だったのは夕食でした。16:00に部屋に帰ってきてからヒマでした。ホテルの外からは出たくはない。かといって、ホテルの中のレストランはなかなか一人で入るには予算感も合わないですし、なにより雰囲気がキツい。クリスマス気分漂うリゾートホテルで一人ディナーはちょっと死にたくなっちゃいますよね。

売店で焼きそば弁当(カップ焼きそば)でも食って寝るかと思ったら、まさかのプリンスホテルの売店にはカップラーメンの類やメシ系が売ってなかったんですよ。売っていて、かろうじておなかにたまりそうなのは、カップ茶漬けとくるみパンのみ。

というわけで、北海道まできて夕食はサッポロクラシックをしこたま飲みながら、くるみパン、カップ茶漬けで腹を満たすというすごく雑なものになりましたー!で、翌日のあさイチバーンを狙うために軽くファンザ見ての早い就寝。ま、男の一人旅なんてこんなもんですよねー。

翌朝はホテルの朝ごはんとゲレンデのファーストトラックを決めるために、インナーを着て朝ごはん。食べたら部屋に戻って軽く荷物を整理して、スキー場にあさイチに向かいました。味気ない旅のようですが、もうとにかくイイトコで滑るためだけにいろいろもがいて北海道に一人で来ているんで。これでも満足です。

激混みの土曜日。けれど、ガッチリ滑りました。

てなわけで土曜日。この日はそこまで降雪はなかったんですが、それでも気温が低く曇り空だったこともあって、終日コンディションは上々。ですが、ものすごい混雑。前日に富良野が当たってるという話が広まったのか、北海道の他のスキー場のコンディションが難しかったのか、全道中からスノーボーダー・スキーヤーが集まってきているようでした。

ロープウェイは最長で70分待ち(オフピークで30分待ち)、リフトは10分待ちといったところ。この日の富良野はロープウェイ回しのコースと、上部のリフト回しのコースが開いていたんですが、1度ロープウェイに上がってしまえば上でリフト回しができるのでそこまで嫌な思いはせずといったところでした。

で、朝イチを狙うつもりが、混雑の影響でそれはかなわなかったんですけれど、まぁ一人で黙々と滑りましたね。スケジュール上バスに乗って帰れる時間ギリギリ滑りました。で、ホテルに戻って温泉に入って帰宅準備をして、16:40初の空港経由旭川駅行のバスに乗りこんで富良野とはお別れ。旭川空港でこの日初めての北海道グルメを楽しんで東京に帰りました。

この旅は振り返ってみれば、お土産購入まですべての出費を入れても3万円以下。これは、自分としてはやったった感があります。動いて、いい雪当てて、このコスパ。帰りの飛行機ではドヤ顔の雪バカ田中が窓に映っていました。

12月1週目の富良野1泊2日。アリです。

本州でも人工雪スキー場がチラホラオープンし始める12月の1週目。自分はその前に予定していた札幌国際での初滑りが雪がなくキャンセルになり、次に滑りに行く予定もなかなか立てることができていませんでした。スキー場が本格オープンするクリスマスぐらいまで降雪情報見ながらウジウジやるぐらいならば、1発やったろうと旭川行きを決意して行動したわけですが、結果は安い値段で初すべりを楽しむことができて大満足でした。

やっぱり、この時期は1回北海道に行くべきだよななんて思います。それは旅としてのコスパのいい時期だからってのもあるんですけれど、なにより心が安定しますね。かぐらロープウェイが2杯目でのれたーとか、アサマ激混みーとか、八千穂リフト券購入待機列なげぇ、志賀は日帰り駐車場がわからないーとか、そういう上信越の最前線でヤキモキする数週を送るなら、その分の旅費をまとめても旅する価値はあるかと思います。

クリスマス音楽流れるリゾートホテルでの一人滞在は寂しかったですが、富良野は旭川空港との交通がいいので一人旅でも来やすく、誰でも楽しめる場所です。スキルや装備関係なく楽しめます。女性一人とかでも全然いける旅なんじゃないすかね。

全ては雪の状況次第になっちゃうのでこの時期の富良野は絶対アリ!と言い切るのは難しいんですけれど、東京から1泊2日でコスパよく快適な旅ができる12月上旬の富良野はなかなかオススメです。自分もリアル仲間に「12月1週目に金曜休んで富良野行こうよ」って言うと多分ドン引きされると思うんです。けど、実際行ってみたら大アリでしたね。たぶん21−22シーズンでも候補にあがる行き先です。

というわけで、今となっちゃ懐かしい20-21シーズンの初すべりは富良野だったよというお話でした。実はこの富良野に行った週明けは、久々のボード旅で疲労困憊。そんな中での仕事がラッシュで本当にきつかった思い出があります。それでもやっぱりね、スノーボードは楽しいななんて思った旅でした。

ちなみに、富良野のあとは志賀高原熊の湯と尾瀬岩鞍に日帰りで滑りに行ってました。両方とも時期に似合わないナイスパウダーでした。振り返って見ると12月はいい雪でしたね。ホント。

関連エントリ:

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

関連記事

コメント

    • ak
    • 2021.05.06

    シーズン終了してしまいましたねー
    今シーズンはANA旭川便が減便していたので富良野一泊二日できませんでしたが、土日富良野は効率良いですよね!私は運転して渋滞にハマるならいっそのこと北海道行っちまえーって思ってしまいますw

    • >ak様
      コメントありがとうございます。
      そうなんすよね。千歳はまだマシだったけど、地方空港は減便がすごかったですよね。
      とくに朝便を間引くのやめて欲しかったわー。

      土日富良野は、旅のパッケージとしてかなり完成度高いですね!

    • あゆこんぐ
    • 2021.05.08

    むむむ!?
    その死にたくなっちゃうような1人ディナー
    私、19-20シーズンの初滑りでやっちゃってます

    まだコロナ前の混んでる頃の12月の最初の土曜日に
    新富良野のメインダイニングで前菜、お魚、お肉とワインまで1人楽しんでしまいました
    もちろんカップルだらけでしたけど…まぁ意外と気にならないし、誰も気にしてませんから大丈夫なものですよ

    ソロ活女子最近流行ってますし…?
    今シーズンはヒトリストばかりでしたし
    歳とともに何でも出来るんですよ

    富良野は良いスキー場ですね。
    特に新富良野側が好きです。
    1人旅には良いと私も思います。が、
    残念なことに関西からの旭川行きがないようで残念です

    • >あゆこんぐ様
      コメントありがとうございますー。

      一人でディナーすごいですね!

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

TOP