どうも!田中でございます。すっかりパウダーシーズンも終わってしまいました。東京では来週お花見の時期でございます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は雪バカ日誌旭川出張編の後編です。北海道大雪山、旭岳でスノーボードをしてきたお話です。行ってきましたよ!北海道旭岳!ドエライところでございました!
大雪山・旭岳スキーコースについて
http://www.wakasaresort.com/
北海道・旭川空港からバスで50分。大雪山というのは山系の名称で20峰ほどの総称で、その一番標高が高い山が旭岳になるそうです。旭岳の標高は2291m。北海道で一番高い山だそうです。バス停のある麓駅からその5号目の1600m地点である姿見駅へロープウェイが通っています。そのロープウェイを使ってスノーボードを楽しみます。
旭川といえば本州じゃなかなか経験できない極寒の地。冬季は最高気温がマイナス二桁なんてザラにあります。その極寒の地に吹き付けるパウダースノーが旭岳の最大の魅力です。いうなれば、パウダーフリークの聖地でしょうか。世界中からパウダーを滑るためにひとが集まる場所です。この場所には首都圏から車で行けるスキー場にはない独特な雰囲気が流れています。
旭岳ロープウェイを使ってスノーボーディング!
今回の舞台は旭岳スキーコース。今回の記事では便宜上、スキー場と呼ばせていただきますが正式にはスキー場ではないそうです。一応コースはあるけど自己責任でやってね。パトロールとかはいないし、ケガしたら自分で119に電話してね。というスタンスです。
ですので、かなりBC色が濃いスポットになります。お客さんのほとんどはBCギアを身にまとった戦士たち。外国人が多いのも訪れていました。ここは天気が荒れることも多いようで、長期滞在して当たりそうなときに突撃するというのが遊び方の正攻法のようです。なかなか東京のサラリーマンじゃ手を出しにくい場所ですね。
ロープウェイ麓駅がセンターハウス
ロープウェイの麓駅でリフト券(ロープウェイ搭乗券)を購入します。1回券は¥1,200。1日券は¥4,500。悪天候で運行が止まっても払い戻しはされません。また、スキー場じゃないのでスキー・スノボのレンタルはありません。また、滑走具の荷物の発送や受け取りもしないと書いてありました。(2017年3月現在)
麓駅の設備は他にレストランや売店、喫煙所、トイレ、コインロッカーがあります。レストランや売店では旭岳ビールというものがが売っていました。それから、旭岳のステッカーが売っています。これがいい感じのデザインのものが多く、全部買うと数千円かかってしまいます。本当に北海道って物欲を刺激してきますよね。ちなみに、売店は5:30までの営業です。
レストランでは味噌ラーメンと旭岳ビールを味わいましたが、おいしくて幸せでした。
コースはザックリ2本。ここ滑ってる人ほとんどいません。
前述したとおり自己責任スタイルの場所なんですが、一応圧雪されたコースはあります。シンプルにロープウェイ姿見駅から右に行くか左に行くかのシンプルなコース設計。その先に1部で合流する場所があり8の字のようなコースの表示になっています。
ロープウェイの駅から麓までオープンしたてのイエティぐらいのおっそーい圧雪コースが通っています。コースのわきにはポールが立っています。一応、この圧雪コースも滑ってみたのですが後半はめっちゃなだらかな場所が続いていたり、上り坂になっている箇所もありまして、通常のスキー場のような楽しみ方はできません。そして、当然のようにみんなコース外に出てゆきます。
パウダーに埋まらずに滑り降りれれば乗車時間も入れて1本30分ぐらいで回せるといった感じでしょうか。
メッチャパウダー!ものすごい場所です。
で、滑った感想なのですが、とにかくパウダー!めっちゃ軽いです。今までに経験したことのないパウダーでしたよ。お邪魔した日は視界は悪かったけれど、前日から大きく降雪があったこともあり、お祭り状態でした。パウダーの質はハンパじゃないです!粉雪というか綿雪といったほうが良いぐらいの雪!本当に未体験ゾーンの質のパウダー。それがどっさりあるんだからたまらない!
斜度のあるところを滑り降りるときは、本当に雲の上を滑っているみたいな不思議な感覚。言葉にできないぐらいの最高の雪質。これは世界中から人が来るのもわかるわなという感じです。ただね、埋まってしまうとこれがけっこうハード。雪が軽すぎて手をついても力が入らないんです。
非圧雪ゾーンでターンをすると、パウダーが巻きあがって顔にワシャンワシャンとかかります。水分が少ないのか雪がついても濡れることはそんなにありません。マジでサイコー!パウダーの中を泳ぐような感覚はかなりの快感でした!自然地形に慣れた人にとってはここは天国だとおもいますよ。
旭岳。正直、初見には1日じゃ攻略が難しいスキー場です。
旭岳スキーコース。自己責任が前提の場所です。これの意味をはき違えてはいけません。かなりバックカントリー色が強く、通常のスキー場に行く感覚で行っても大して楽しめないと思います。軽い気持ちでコースのわきのパウダーを狙うとしても、そこには危険が潜んでいます。
というのも、両コースの外側にはかなり深い沢があり、下部は水が流れている場所もあります。視界が悪い時にはかなりの注意が必要です。地形が理解できていないまま調子に乗って突っ込むと、沢に落ちるか平坦なところでパウダーに埋まりもがき苦しむことは間違いないと思います。
地形的にどうしても平坦な部分があったりするので、ロープウェイ降りたら終着点までオールパウダーラン!って感じではないのですが、スポット的にはかなり楽しい場所が点在していました。正直言って、田中も最初から2本目ぐらいまではかなり苦労しました。3本目ぐらいから大体の地形はわかってきたけど、それでも何回か沢に落ちそうになったり、お腹ぐらいまでのパウダーに埋まったりと、えらい思いをしました。
この場所はスポットを知っている人と来たほうが絶対楽しいと思います。ガイドツアーなんかもあったりするようなので、それを利用するのが無難な選択肢なのかな思います。
パウダーフリークにはたまらない場所ですが…。それ以外の人にはね。
そんな注意点はあるものの、この場所はめっちゃスゴイ場所です!とにかく雪質がすごい!パウダーは軽いし、いっぱいあるしで、もう言うことがありません。そういう趣向を持った方には本当にお勧めの場所かと思います。マジでありえない体験ができます。ゴーグルとグローブの予備、それからに浮力が強いパウダーボード。寒冷地用のワックスは用意したほうがいいと思います。あとは、スキーポールもあってもいいと思います。
そういう場所なんで、ナチュラルな地形を滑ったことない人やBCに興味がない人がここに来ても危険が伴う上にパウダーに埋まってとんでもない苦労をするだけです。あまり滑走を楽しめないと思います。ここが天国と感じるか地獄と感じるかは滑る人次第。さすがは試される大地!ただね、パウダー好きな人には本当に最高の場所なんです!
というわけで、旭岳スキーコースのお話でした。
本当はもっとお伝えしたいこともあるのですが、自己責任が前提のエリアで毎年事故も起こってるということなので、1回お邪魔しただけの田中があまり偉そうに書くのはやめたほうがいいと思うのでここまでにしておきます。でもね、当たる日にいけば間違いなくアメイジングな経験ができる場所です。行ってよかった!
☆☆☆
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更新履歴
2018年5月29日 文章を修正しました。
No,266
田中さんへ
旭岳ロープウェイですが、自分は中岳温泉に行ったときに利用しました。姿見駅で降りたのを思い出しましたよ!
姿見の池や夫婦池、懐かしいですね。でも、田中さんが行ったときは雪に埋もれていて見れなかったと思います。
姿見駅から下がスキーコースになっていたんですね。当時の私はそれを知りませんでした。お教えいただき幸甚です。
めっちゃパウダー体験できたなんて、うらやましいです! 自分も行きたいと思いました。田中さん、来季は案内してください。(^o^)
>horih様
コメントありがとうございます!あそこまで温泉入りに行ったなんて、すごいですねー。夏の大雪山もおもしろそうですね。
田中、自己責任エリアを案内できる器量はどこにもないので是非ともガイドさんにお願いしてください。。。
ほりーさんへ
そんなマニアックな情報はいりません。
ありがとう北海道!! とか、これはもしかして脱水症状!!とか、わざわざ字を大きくしてアピール!!
はっきり言ってうざいです。
田中さんへ
ほりー、しま✩、4/1 白馬47 試乗会 行きますよー.
セッションしましょう♫
>しまぼし様
コメントありがとうございます!
ごめんなさいー。4/1は東京でお花見です。また、メールで誘ってくださいな。
↑うざい ではなく、オーバーすぎのまちがいです。
ちょっとわらいました。