どうも田中です。9月でございます。来月はイエティがオープンとなるわけすが、全然実感がわきません。それどころかまだ半袖を着ています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。さて今回は個人的に気になっている一人のスノーボーダーを追跡したお話をしたいと思います。
「例のスノーボーダー」と名付けてみよう。
皆さんは上の画像のスノーボーダーをご存知でしょうか?黄色いウェアが大の特徴でカラフルなボトムを合わせた着こなし。晴天のなか飛び上がっている姿は印象的です。皆さんも一度はどこかで出会ったことがあるのではないでしょうか。
ブラックソールの板ということはノースポンサーであります。ひと昔前のウェアの着こなしですが、非常に目立つカラーリング。この特徴的なパンツは昔のブルーブラッドっぽい感じではありますがどうでしょうか。エスティボと言われればそうかも。
田中はずっと前から彼の事が密かに気になっていたんです。そして、いつしか彼の事を「例のスノーボーダー」と名付けました。略して「例のボーダー」。もしくは「例ボ」。よくよく注意してみると、彼は本当にいろいろなところで登場しているのです。
オウンドメディア系のまとめ記事なんかはもちろん、スキー場のパンフや割引券などの印刷物、バスツアーのwebなどにもよく登場してます。媒体・エリア問わず、非常に登場率が高いんです。皆さんも、絶対に1度は見たことがあるはずだと思います。いや、目にしているけど印象に残っていないのかもしれません。
顔も知らない、滑っている姿もわからない。けれど、ちょいちょい姿を見かける「例のスノーボーダー」。田中は彼を見つける度に「また君か!」と心の中で叫んでいました。そして、ついには彼の姿を見つけるのが楽しみになり、立派な「例ボ」マニアになってしまったのです。
「例のボーダー」の正体はフリー素材だった。
そんな「例のボーダー」の登場を見つけては密かに楽しんでいた田中でしたが、ついに彼の正体を突き止めました。先日「スノーボード フリー素材」で画像検索したら、彼の姿が出てくるのを発見してしまったんですよ!そう、田中が気になっていた彼の正体はフリー素材だったのです。フリー素材とは誰でも自由に利用できる写真で、画像使用料は発生せず条件次第では加工も可能なのです。
調べてゆくと「例のボーダー」は「写真AC」というサイトで手に入るフリー素材でした。写真ACで例のスノーボーダーは「スキー場にて260」という裏ビデオみたいなタイトルをつけられていました。写真ACをいろいろ見ていくと、様々な例ボが並んでいるのです。
スノーボード関連で制作物で彼が起用され続けているのにはちゃんとした理由があったのです。その理由はタダだし条件をクリアすれば加工しても怒られないからだったんですね。
上の写真は田中が写真ACで見つけた「女子にボードを教えてドヤる例ボ」。田中のお気に入り。一般スノーボーダーがあこがれるであろう「かわいい女の子とボードに行き、手を取り教えてあげるという」夢のようなシチュエーションを見事に具現化しています。
ちなみに、例のボーダーは写真AC上で無修正の顔出し写真も流出していますが、巷では顔出ししている彼の姿はあまり見かけません。ゴーグルをかけている方が素材として使いやすいからでしょうかね。ウェアのテイストからすると、2010年代より前の感じがしますので、10年以上前の素材のような気がします。
なぜ、彼だけが人気なのか?
フリー素材と言えども、なぜ彼だけがよく登場するのでしょうか?フリー素材提供サイトとして有名な「シャッターストック」や「PIXTA」といったサイトでは彼は掲載されていません。むしろ、それらのサイトでは彼よりもイケているスノーボーダーの写真素材はいっぱい存在しています。ですが、私の目にするかぎり彼の採用率は異常に高いのです。
思うに「例のスノーボーダー」がここまで多く登場するのは、検索順位が関係していると推測しています。そう、「例のボーダー」は「スノーボード フリー素材」で画像検索すると必ず上位に登場するのです。つまり仕事を請け負ったデザイナーさんがそれらしい素材として手に取りやすい所に彼がいるわけです。
そして、ひとめでスノーボードとわかる躍動感のある動き、白ベースになりがちなウィンタースポーツのデザインにアクセントとしてちょうどいい派手目なウェア。そんな彼の存在は仕事の効率化が得意なデザイナーの心をわし掴みにしているんだと思っています。
これはもう「日本一スノーボードを体現している存在」と言っても過言ではないのでしょうか。
すでに「例のボーダー」の2018-19シーズンはスタートしている
「例のボーダー」の活動は今も続いています。さっそくイエティ2018-19シーズンの早割の告知に登場しています。日本一オープンの早いスキー場の早割チケットの告知画像にて華麗にレイバックっぽいのをメイク。よくよく見ると雪しぶきの飛び方が不自然だけれど、そこは彼の独特のスタイルがなせる業ということにしておきましょう。いや、シグネイチャートリック「例ボック」と名付けていいのかも。
時代を超えて愛され、いまでもバリバリ現役で活動している「例のスノーボーダー」。今後もきっといたるところで目にするかと思います。その時はどうかデザイナーのやっつけ仕事だななんて思わずに、彼との再会を楽しむべきであると思っています。
以上、今回は誰でも知っているようで実は知らない存在、「例のスノーボーダー」を紹介してみました。よいシーズン準備期をお過ごしください。雪バカ田中でした。
更新履歴:
2018/11/15 文章を更新いたしました。
2021/2/15 文章を更新しました。
NO、364
酔って読んだせいでしょうか?
「例ボック」爆笑しちゃいましたわ。
着眼点が面白い記事を、ありがとうございました!
>闇奉行様
コメントありがとうございます!読んでくださってうれしいです。
実際、どこまで伝わってるかがわからない状況で書きましたので、リアクションいただけてうれしいです。
ありがとうございます。
これまでどのスノーボード関連メディアも扱ってこなかったと思われるテーマですね!
何気ないイェTの広告も、素材のことを知ってしまうとものすごく適当な作りに見えてしまいます。スキー場の広告に写っているスノーボーダーって、たいていそのスキー場のイントラとか、そのスキー場をホームにしているプロの人というイメージがあったので!
>都内在住40代男様
コメントありがとうございます!誰かに伝わればいいやーと思って書いていたら、コメントをいただけて嬉しいです!
実際、そういうプロやイントラを使っているところもありますが、ちょっとしたキャンペーン告知の場合は例のスノーボーダーが起用されることも多いですね。
今シーズン彼を見つけたら、「お、例ボやんけ!」って思ってください。
とても面白いですね(^ν^)雪バカ日誌笑えます。
>ふくこ様
コメントありがとうございます。面白いと思っていただけて、こちらも笑顔になります!