スノーボード旅行の冒険感が好きというお話。

雪バカコラム

どうも雪バカ田中です。シーズンも後半戦に突入です。皆様はどんなシーズンをお過ごしでしょうか。大体、今ぐらいになると12月からフルスロットルで遊んできて金も底をつき、体力もしんどくなり「今週は行かなくていいかなぁ」なんていう思う時期が個人的にはやってきます。個人的にはそれを中折れ期と呼んでおります。

さて、今回はそんな中折れ期の自分に対して、少し旅に出たくなるお話をしたいと思います。ボヤキというかちょっとしたコラムチックなお話です。旅というか冒険って人と比べるもんじゃないよねってお話。雪バカが過去にしたしょぼい冒険の話をして、そこからスノーボード旅行って小さな冒険だから楽しいよねということをブログにしたいと思います。

高校1年の頃、各駅停車で中央線の奥まで行った話。

厳しい高校に入学した田中少年。ドラマGTOのようなルーズソックスを履いたギャルたちと学園生活を送ることを夢見ていたが、現実はその逆。ダサダサな高校生でした。(今思えば、ダサいのを校則のせいにしているだけだったんだけれど)

そんなある日の朝、「オレはこんなはずじゃない!」と高校に行ってくるふりをして中央線にライドン。学ランのまま、中央線はどこまで続くのかなという旅に出ることにしました。

録音していた深夜ラジオのMDを聞きながらラッシュとは逆方向に進む中央線にゆられ、ガタゴトガタゴト。終点の大月からさらに乗り換えてさらに奥にすすみ山梨県の美延付近にまで来たのでした。ここでMDの電池がなくなり我に返り帰京を決意。明日からはちゃんと学校行こうっておもいました。

その翌日は厳しかった担任の先生は何かを察したのか何も言わずに自分を迎え入れてくれました。「ふふ、みんなが学校という檻でもがいている間、オレ山梨まで行っちゃったんぜ。」なんて思っていました。今となっちゃ、その近所のカムイ御坂まで余裕で半日トリップしたりしてますけどね。

社会人2年目 マクドナルドでオールナイトした話。

社会人2年目。1年目は緊張感がありながら前向きに過ごしていましたが、2年目となると世の不合理さに納得がいかない社二病が発症。オフィスでプリンターのトナーが切れる度におじさん社員に呼び出されることに端を発し、オレはこのままでいいのか感が大爆発。かといって手に職もあるわけではないし。転職サイトに登録する勇気もないし。

突如、不眠になりまして、何を思ったか部屋着のまま近所のマクドナルドへ。そこで、当時ハマっていたニンテンドーDSでリメイクされた往年の名作シミュレーションゲーム「フロントミッション」を夜通しプレイするという暴挙に出ました。青春の有り余るモヤモヤをパンツァー作成にぶつけてやりましたよ。

「オレ、社会人で明日も仕事なのに、ここでこんなことしてていいのかよー!」なんて思いながらやるフロントミッションは格別。今思えばもっとダイナミックに仕事をサボれよなんて、突っ込みたくもなりますが、当時の自分はこれが最高の秘め事。

当然オールナイトでゲームしていたもんだから、仕事なんか手につかないんですよね。それでも周りからの評価は別に変らないの。

でも、その時にね、やっぱり仕事頑張ろうと思ったんすよねー。

思うに、冒険なんて人と比べる物ではないのではなかろうか。

そんな自分の恥ずかしい冒険の話を語ってみました。無駄に中央線の各駅停車に乗った15歳田中の旅も、マクドナルドで夜を明かしただけの24歳田中の旅も、今思えばなんだそれだけで冒険かよと今では思いますが、当時の田中としては大冒険でした。

そして、そんなちんけな旅をいまだに覚えているっていう事実。そして、自分の中では大事な思い出として残っているのです。今でも冒険の始まりのワクワク感や、帰ってきた後の日常への前向き感みたいなものは、いまでもはっきりと覚えております。

スノーボード旅行のブログなんかやって、いろいろ旅行のお話なんかもしている田中が申し上げるのも矛盾している部分があるのかと思いますが、冒険って他人と比べるもんじゃないだろうなと思います。日常から抜け出せる感じが味わえて、帰って来た時にはまた明日から頑張るかーなんて思えるのが、一番いい旅だよね。なんて思います。

そんな自分の青春時代と違って、2021年の絶賛令和中の現代はSNSがありますし、youtubeなんかでも自分と同世代のキラキラした人たちが、自分の想像を超えた冒険をしているのを目の当たりにしますね。今は、他人と自分を比べやすい環境になっています。

やっぱり冒険って、課金要素強いのでキラキラしてる他人がやってることと比べると、自己肯定感みたいなのが得られにくかったりもするのです。

それでもやっぱり自分の足で作った冒険からしか得ることができないものってあるよねなんて思っています。

スノーボード旅行のちょっとした冒険感が好き

スノーボード旅行ってそういう冒険感がつまってるから好きなんですよね。あのスキー場に行ってみたいとか、新しく買ったあのギアを持っていこうとか。人がまだ寝てる時間帯に行動して、深夜の高速を走ったりとか。そういう冒険感が味わえるのがスノーボード旅行の好きなところ。吹雪にあってウヒョーってなったり、大渋滞で心が折れるほど家が遠く感じたり。そんな週末の一日が楽しいですね。

前述のような小さな冒険と同じように、他人からしたら大したことじゃないと思われても、ただレジャーしてるだけじゃんと思われても、それはそうとして自分の中ではスノーボード旅行って毎回が冒険なんすよねー。なんて思っています。だから好きだなーって。

というわけで、今回はそんなちょっとした雑談をしてみました。雪バカ田中でした。

No,

 

 

 

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • まいく
    • 2021.02.24

    お疲れ様ですー。

    いやー良い記事です。
    既に3回読みました。

    なんか、初めて18切符で一人旅をしてみた夏休みを思い出しましたよ!
    今思えば「なんでやねん!」っていう行程ばっかりでしたが、ワクワク感がたっぷり入った冒険トリップでしたね。
    冒険といいつつ、ただの観光地巡りでしたけど旅慣れしてない自分にとっては大冒険でした(笑)
    あれからあのワクワク感に魅入られて毎年一人旅してます。

    これからもワクワクする冒険続けて行きたいすね!

    • >まいく様
      コメントありがとうございます!青春18きっぷ!熱いですねぇ!アレはたまらないすね。静岡のデカさが身に沁みますよね。

      今回の話は最初はいろいろ、文句ばっかり書いてる記事だったんですが、それじゃ読んでる人も不快だろうという事でだいぶ言葉を丸めたんです。4回目はどこが丸まったのか想像してもらえると、別の読み方ができると思います。

  1. 冒険は人と比べるもんやない
    というところ
    凄く共感したというか
    代弁してもらった感じスッキリしました。(ブリブリ)

    私もワクワク感みたいなのをベースに余生を過ごす所存です。
    最近は巷でバックカントリーと呼ばれてるような遊び方をすることが多いのですが、アプローチしてる時に滑る斜面がどうなってるか、想像したり、やっぱりワクワクするというか、そうゆうのがないと、多分よぉ登らんやろなとも思います

    • >鎌ちゃん様
      コメントありがとうございます。ご共感いただけてうれしいです。冒険っていいですよね!

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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