どうも!先日、スノーボードブーツ買ったんですよ!でも、買っただけで滑りに行ったわけでもないのでそんなお話をすることもできません。というわけで、今回はスノーボードブーツの小話です。
スノーボードブーツは大事です。
スキー場で長時間はいて過ごすものなので、最重要アイテムと言えます。ギア・バインブーツのギア3点のうち、一番気を遣うところですね。
というのも、スノーボードには独特なリフトの乗り降りがあります。リフトを乗っているときはブーツの片足に板とバインの重みがかかります。そんな状況でもいつも快適な状況で過ごせる事が一番大事です。また寒い環境で長時間履くものでもあります。足もとが不安定な雪の上で安定して、濡れることなく足を守り、バインディングとブーツを足にしっかりホールドしてくれる、そんなブーツを探すことが大事です。
人それぞれ足の形や脚力も違うので、一概にこのブランドのこのモデルがいいという事が言えないアイテムですのでどんなモデルがいいのかというよりも、ブーツ選び方を知っておくことが大切です。
ブーツ選びで一番大事なのは試着すること
スノーボードブーツは、1CM刻みの展開のブランドもあり、普段のスニーカーのサイズがそのまま合うとは限りません。とにかく履いてみて合う合わないをチェックすることが大切です。お店のスタッフさんに相談しながら使って自分の足に合うブーツを探しましょう。お店には、メーカー製のサイズ計測道具もあります。
試着のポイントは、スノーボード用のソックスを履いて試着することです。スノーボード用のソックスは少し厚みがあるので、フィット感が変わってきます。
実際に履いたら、かかとを床にトントンして、ブーツ内でのかかと位置を合わせてから、立ち上がり、少ししゃがんでみます。こうしたときに、ブーツの中で足に変なアタリ(痛くなりそうなところ)がないかを確認します。よく痛くなる場所といえば、足のつま先・足の甲です。くるぶしや小指の付け根もチェックです。また、ブーツの中で指が変な曲がり方をしていないかも確認してください。ブーツの中で足全体が動いてしまう場合はオーバーサイズです。1サイズ下も試してみるとよいでしょう。
ブーツの中で足はうごかないけれど、足指は多少動かせるぐらいのホールド感が理想です。
ブーツにも硬さという指標もあります。
スノーボードブーツも硬い・柔らかいという指標があります。他のギアと一緒で、固い方が力を板に伝えやすく反応がクイックなのでターンにむいていて、柔らかい方は操作性が高くパウダーやトリックに向いていると言われています。
また、初心者には板の操作性が高いので柔らいブーツが良いとされています。入門者向けのエントリーモデルなんかは柔かめに作られています。
いっぽう、「硬さ?なにそれ博多ラーメン?」という無頓着な雪バカ田中。田中は普通をかっこよく呼んだミドルフレックスを選んでいます。
ほかを選んだとしてもミドルフレックスにほど近い「ややかた」か「やわめ」モデルです。
田中を含めた一般スノーボーダーってだいたいシーズンを1足で過ごす人が多いと思うんですよね。パウダーを滑る時もあれば、広い面でターンを楽しみたい時もあります。地形があればジャンプもしたい。ですので、極端にターン・トリックに振るのではなく、色々なシーンで楽しめるように普通でいいかなと思っています。
また、1日を通してスキー場でいろいろな滑り方をするスノーボーダーも多いですよね。板やバインは2セット用意できても、ブーツまで履き替えるのはかなり面倒です。
スノーボードブーツはヒモの締め方で3タイプに分かれます。
クラシックレースとも言われる紐タイプ、ワイヤーとダイヤルのシステムを使って締め上げるBOAタイプ。紐タイプでありながらひっぱりあげてロックをかけるだけで締まるスピードレーシング(クイックレース)の3タイプがあります。
近年、最大手メーカーのバートンがBOAタイプのブーツを出したこともあり、BOAタイプが市場で増えている傾向ではありますが3タイプどれを選んでも問題ありません。ただ、ダイヤルを回すだけで締められるということから女性にはBOAが人気です。
スノーボード入門者にありがちのトラブルとしては、買ってスキー場に持っていったはいいが、スピードレーシングやBOAの締め方緩め方がわからないというトラブルがあります。はじめてそれらの製品を使う場合は、お店の人にきちんとレクチャーを受けたり、家で試し履きしておきましょう。
スノーボードブーツの値段について
スノーボードブーツは大体¥50,000を持ってお店に行けば大抵のモデルが買えます。型落ちモデルで良ければ¥35,000あればイイものが選べます。そのほか、税込み7万ていう富裕層向けの高級モデルもあれば、2万円以下で買える入門者向けのモデルもあります。
2万~7万という価格幅の中で色々あるのですが、価格が高くなれば、インナーが高級になり履き心地が良くなり、ソールが上質で雪の上を歩きやすくなる傾向があります。その他ホールド感が高まるアジャスト機能がついていたり、水がしみにくい手が込んだ構造になってゆきます。
スノーボードを楽しむのにいろいろなものを買う必要がある初心者さんにとって、あまり高級なモデルを選ぶ必要はありませんが、ブーツにはちょっとお金をかけておくことをオススメします。ブーツは一度買ったら、ほとんど故障することや紛失することもなく、長く使うことになるので投資効率が高いアイテムだと言えます。ヘタってヨボヨボになるか、臭くなりすぎて迷惑をかけるぐらいまで使えますので、少しいいものを買っても損はありません。
というわけで、今回はブーツ小話をさせていただきました。いつもの雪バカ日誌とは少し毛色が違うお話でしたが、誰かの参考になれば幸いです。それでは、良い準備シーズンをお過ごしください。雪バカ田中でした。
NO,
ブーツ大切ですよねー!
その昔、奥只見に行って駐車場で喋りながらブーツを履いたらインナーが丸々入ってなかったという苦い経験があります(笑)
ブーツだけレンタルしたけど、レンタルのインナーを自分のブーツに移してみたところで結局自分の足型に焼いてるインナーが無いワケで、そりゃーもう長靴を履いているような感じでしたわ(笑)
>りな様
コメント有難うございます!自分もブーツを忘れて苦い経験をしたので、よくわかります。
その不快感は言葉にできないですよね!
最近奥只見行ってないから今シーズンはいこうかなぁ
初めてコメントします。
何気にここ3年ほど楽しく読ませて頂いています。
ブーツ大事ですよね!
自分はサロモン、バートンと合わずに来たので今年初めてディーラックスを購入しました。
アディダスの写真がありますが、アディダスを購入されたのですか?
ブーツのレビューも楽しみにしています!
>しば様
コメント有難うございます!3年も!ちょっと感動しています。ありがとうございます。
先日、ディーラックスを買いました。その前がアディダスでした。型落ちでいい感じに値下がりしていたので良かったです。
ブーツのレビューは難しいですよねー。どうやって書けばいいんだろ。
>田中さん
ゴローは、インナーにZIP FITを使ってるんですが、いまいち物足りなくて20年ぶりにフォーミング・インナーをオーダーしてしまいました。
>りなさん
先シーズン、御茶ノ水で買ったバックカントリー用ブーツを家で試し履きしたら、なぜか左右の履き心地が違うんです。なんかおかしいなーと思いながら数日後、なにげにブーツのサイズをみたら左右の大きさが違ってる!すぐにお店に電話しました。スキー場に着く前に気がついてよかったです。事前のチェックは大事ですね笑。ちなみにそのサイズ違いを持ち帰ったもうひとりの方はお店から連絡するまでまったく気づいていなかったそうです。こちらの方も大事にいたらなくてよかったです。
PS:このブーツで夏油滑ってきました。吹雪でちょー、寒かったです。
お台場ゴロー様
コメントありがとうございます。すみません。。。スキーの事よくわかりません。。。
田中さん
ZIPはスキー、スノボの兼用設計で買値もそれほど高くなくお茶ノ水で手に入ります。他にはFG PROのサーモインナーもスキー、スノボの兼用設計で両方から評判いいです。これらは本来ブーツ付属のサーモ・インナー等では満足できない人向けなので、マテリアルに命をそそぐレーサーの使用率が高いとは思いますが、レースをやらなくても気軽に差し替えてみていいのではないでしょうか。ブーツとインナーのサイズが合えば、整形後に別のブーツ(ソフトブーツでも可)に移し替えて使うこともできますので、一度お試しください。フォーミング・インナーは成型時にハードシエルが必要なので、レース指向の方でないと最初のハードルが高いですが。。
参考になりました!ありがとうございます。