こんにちは田中です!これからバックカントリーやってみようかなぁという方に向けて、サラリーマンスノーボーダーがバックカントリーをやってみた感想をまとめておきます。また、同じように興味を持った方への引き継ぎ書です。
雪バカ田中のバックカントリー事情。
まず、どんな人がこの話を書いているかというのをお話します。わたくし田中はバックカントリーに興味を持ったのは2013-14シーズンでした。でも、そこから躊躇して踏み出せず、下準備からコツコツと初めたわけです。パウダーのゲレンデに滑りに行ったり、登山をして見たり、本を読んだり、ギアをそろえコツコツと準備を進めてきて、2016−17シーズンに本格的なツアーに参加したり、お手軽スポットに一人で旅だったりしました。
ですので、バックカントリーはまだまだヒヨッコちゃんでございます。そんなバックカントリーの世界の門をようやくくぐることができたという入門者の戯言ではございますが、興味がある人にむけての引継ぎ書として書かせていただきます。
興味を持ったら。まずは躊躇せずに入門ツアーに参加するのがおすすめです!
もし、バックカントリーやってみたいなぁ何したらいいんだろうという4年前の田中のような方へ。まずは思い切って、各ガイド会社がやっている未経験者対象のBC入門ツアーみたいなのに参加してみるのがおすすめです。BCギアなんて用意する必要はありません。レンタルできます。ツアー会社はネットでも簡単に探すことができます。
なぜツアーをお勧めするかといえば、ツアーガイドさんは非常に優秀な先生ですから得るものが多いのです。ネットや動画よりも、ツアー参加で実体験して得た方が良質な経験を手っ取り早く積むことができます。まずは入門書を1冊さらっと読んでさっそく入門ツアーに飛び込んでみるのが良いかとおもいます。そこで、自分には合わないなと思った場合は辞めちゃえばいいですから。
まずBCツアーに参加してみて、そこからギアや知識、体力やスキルなど足りない事を補っていくという方が絶対に効率がよいとおもいます。そして結果として金銭や時間のロスが少ないようにも感じます。これは自分の中で公開していることでもあります。田中は実際に行動を移すまでにずいぶんな回り道をしたなーと思っています。やろうと思ってからそれなりにやれるようになるまで4年かかってるわけですから。4年ってけっこうな遠回りですよね。
実際に入門ツアーでのこと。
BC初心者対象の入門ツアーではビーコンやプローブの使い方などの講習、スノーシューをつかった雪山の歩き方、バックカントリーでの滑り方などをガイドさんがおしえてくれます。しかも、えらそうな先生に教わるといういう形じゃなく、尊敬できる先輩から楽しく遊びながら学ぶといった感じです。
BCに興味のある人はそれらを経験しながら教わるのという事だけでも、楽しいことなんじゃないかと思います。もちろん、何もかも知りません教えてくさい!私は客だ!私の不都合はすべてガイドの準備不足!というような姿勢でツアーに行くのはよくないので、入門書を1冊ぐらい読んでおくといいんじゃないでしょうか。世界観やリスク、行動内容を知っておくと役に立ちます。
あとは、仲間がいないから何となく躊躇という方。一人でもツアー参加は問題ないですよ!田中が参加したBCツアーは一人参加の方も多くいました。むしろ中級以上は一人参加の方が多い印象です。同じ興味を持つ他の参加者と関わるのはとても有意義なことですし刺激にもなりますので、躊躇せずに突っ込んじゃいましょう!
このBCの世界では経験値や知識も重要なファクターとなりますので、いくらライディングスキルが高くても入門ツアーを飛ばして経験者のふりをして中級以上のツアーに参加するのはかなり無謀なことでございます。それをすると他のツアー参加者に迷惑をおかけすることにもなりかねません。
BCギア。最初はレンタルが絶対おすすめです。
バックカントリースノボードと言えば、スノーシュー、ビーコン!なんかカッコいい!その他、ポール(ストック)、スコップやプローブ(ゾンデ棒)なんかも必要ですね。それらは安全装備ですから1品ずつが高いのです!とにかく、バックカントリーの道具をそろえるのはお金がかかるのです。だから最初はレンタルで問題ないです。良心的なツアー会社さんでしたら1アイテム¥500とか、セットで¥3,000でレンタルしてくださいます。
その他、金銭面以外にもレンタルを使用するメリットがあります。レンタル品だとガイドさんも使用経験があるものなので遠慮なく使用方法が聞けるという点です。というのは、自分で用意したギアは使い方を知っているのが前提なのです。当たり前ですが、参加者が用意したギアの使い方を一からガイドさんが教えてくれるという事はありません。
道具をそろえるならば、ツアーに参加してみて実際に使ってみてからの方が絶対によいと思います。自分の用意した道具の使い方をちゃんと知らないなんて、道具がない以上にカッコ悪いのです。バックカントリーギアに関しては、軽量で多機能になればなるほど値段が上がります。実際に必要な機能だけを持つギアを上手に選べれば、出費も抑えられます。
バックカントリーの必要なライディングスキルについて
あまり滑りに関しては自信はないのですが、BCでのライディングスキルについても、ちょこっと書いておきます。BCと言えばやりたい放題のパウダー祭りというイメージがありますが、それもちょっと違うのが現実です。
ズラしながらでもターンがキッチリとできれば問題はありません。しっかりと制御できるスピードで滑れて、自分の滑りたいラインでターンが描ければ十分対応できます。しかし、ここでポイントなのがそれがスキー場の圧雪バーンだけでできるだけではなく未圧雪のフィールドできなければいけないという事に注意が必要です。
特にバックカントリーだと歩き慣れていない雪面を登り、スポットに到着して滑走することになります。一本目からいきなりオフピステ滑走となります。これが意外にハードルが高かったりします。普段から非圧雪エリアやアイスバーン、起伏のある地形などいろいろな場所で滑って経験値を蓄えておくことはバックカントリーで滑ることに役に立つと思います。
ツアーに参加してみて、BCのイメージが変わりました。
バックカントリーはスノーボードの1ジャンルなんですが、雪山登山の側面が非常に大きいです。さらに田中もコース外滑走の延長みたいなイメージを持っていましたが、それもまた実際は大きく違いました。ハイクは大変だし、リフトじゃないので滑れる量も少ない。ハイクして体力を使ってからナチュラルな雪を滑るのはとても難しく、最初はかなり戸惑いました。
スキー場でいくらピョコピョコできたって、先の読めないナチュラルな雪ではそれはうまくいきません。先が読めない状況では危険も潜むので、調子に乗ったすべりはご法度です。ですから、人のいないバーンでパウダー祭り!ナチュラル地形で遊び放題というイメージでツアーに参加するとどこかで不完全燃焼になると思います。
田中もそういうイメージで参加したので、最初に感じたのは思ってたのと違うという感じでした。今思えば当たり前なのですが、スキー場でリフトを回して滑るのと比較すると滑走できる量が全く違うのです。自分自身もその点がBCの世界にそこまでどっぷりハマれていない理由だったりします。
しかし、BCツアーはそれを補ってもおつりがくるほどの非日常感や充実感を得ることもできます。静かで厳かな雪山で最高の景色と空気を楽しみ、滑走道具を使って自分の力だけで滑り降りてくることのリアルなスリルや達成感は想像していたよりも幸せなことでございますので、是非とも興味を持った方はまずはツアーに飛び込んでみるといいと思います!
そんなこんなで、今回はちょっとした小話でございました。ともあれ、バックカントリー。興味のある方は是非トライしてみてはいかがでしょうか。
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更新履歴:
2021/4/12 文章を修正し、おすすめ記事に入れました。
NO,295
雪ばか田中さんこんにちは‼︎
BCのあの雰囲気いいですよねー
非日常的なあの独特な時間の流れ。あー滑りたい。
私も初めはガイドさんにお願いしました。
ガイドさんにもよりますが、あの頼り甲斐のあるホスピタリティは頼もしいものですよね。
最近よく無謀な装備でBCエリアに入ってる方を見かけるので、是非ガイドさんにお願いして始めてほしいものです。
もうすぐ9月ですから少しずつソワソワしてきますね( ´ ▽ ` )
>にんぐる様
コメントありがとうございます。にんぐるさんみたいな上級者の前で、偉そーなことを書くのは非常に恐縮だったのですが、ネタ不足のために偉そうなことを言ってしまいました。
BCのあの雰囲気、次の冬も味わいましょう!
ちょっと‼︎何血迷ったこと言ってるんですか。
私上級者じゃないす…
田中さんのファンですから(*’▽’*)
先日も東野圭吾さんのちゃれんじを読み始めました( ´ ▽ ` )
ネタ大変かと思いますが、楽しみにしてますので執筆頑張って下さい‼︎
そろそろスプリットが欲しい今日この頃です。
スプリットー!明らかに上級者です。ありがとうございます。
東野圭吾さんのちゃれんじ。ザウスの話題なんかもあって面白いですよね。犯人はグーフィーで滑ると凄腕のスノーボーダーだったってオチが、チープだけど好きです。
BCの理想と現実。ですよね。
確かに思ったより滑れないですよね。
そんなリアルを読んでると滑りたい。
雪が恋しくなりますな〜
>がはく様
こめんとありうがとうございます!理想と現実の部分!共感いただいたとしたら幸いです。
イエティオープンまであと2ヶ月!(別に10月末からすべらないけど、イキがって言ってみるだけです)