どうもどうも!田中でございます!先日、小ネタ集その24という記事で、「コミュニティは破綻する」という小ネタを書いてみたところ、コメント欄で言及してくださる方が意外にも多かったのにびっくりしました。
そこで今回はコミュニティは破綻するというお話から踏み込んで、だから一度は一人でスノボに行ってみません?という、ちょっとウェットなお話をしたいと思います。年に1,2回はこういうウェットな話をする雪バカ日誌でございます。
コミュニティは破綻する!
以前に「コミュニティは破綻する」と書いた部分と重複するのですが、多くのコミィニティは破綻するという事が言えます。これは特にスノーボードに限ったことではなく、地元の仲良しグループや、高校の部活仲間、大学のサークル仲間、会社の同僚など。そういうグループは長い目で見るとなくなってしまいます。
これはネガティブなお話ではなく、みんな大人にならなきゃいけないんだからしょうがないわけです。就職したり、引っ越したり、家族ができたりしてライフスタイルが変わっていく中で、どうしても昔と同じような時間の使い方はできなくなるのです。だから、仲間とは疎遠になってしまうのはしょうがないことなのです。
スノーボードは個人でするアクティビティなのですが、仲間とやったほうが絶対に楽しい。スノーボードは他の遊びと比べて金銭や時間の拘束も大きいので、誰かと一緒に行くことが多いかと思います。大小はあれど、そういうスノーボード仲間というコミュニティに属して楽しんでいくことが多いですよね。
前述したようにそういうコミュニティはいつかはなくなってしまいます。毎週のように一緒に行っていた仲間が引っ越しして、シーズンに一度しか会えない存在になったり、いつも幹事をしてくれた会社の同僚が子育てで忙しくてそれどころじゃなくなったり。
寂しいけれどしょうがないっちゃしょうがない。
田中も若くて視野が狭かったときは「なんだよ、あいつら。あんなに好きだったスノボをあっさりと辞めやがって」なんて思っていたころもありましたが、それは当たり前のことなんだと最近わかってきました。遊んでなんかいられない時は誰でも訪れるし、他に大切なものができたらそちらにお金と時間を割り当てるのは当たり前の事なのです。
スノーボードライフを長く続けるならばヒトリストスキルがいる説。
一般ボーダーがスノーボードライフを続けていくためには、どこかでヒトリスト(一人でスノーボードに行くこと)をしていく覚悟が必要だと思っています。毎回一人で行けというわけではなく、「寂しいけれど、好きだから一人ででも行っちゃう」というスタンスが必要ということです。
どうしてこんなことを唐突に申し上げるかといえば、大人の階段をのぼっていくと仲間がスノーボード辞めてっちゃうってのもあるんですけれど、仲間とスケジュールが合わなくなってくることが多いんですよね。
「一緒に行ってくれる(連れてってくれる)人がいないから。」そういう理由でスノーボードに行かなくなる人は多いのです。それは、いささかもったいないなと思います。っかく見つけた好きな事をやめちゃうというのは非常にもったいないではありませんです。
もちろんですが、スノーボードを辞めるなとは言いません。そんな精神論は中学の部活で卒業です。でも、辞めるならばポジティブな理由で辞めたいですよね。仲間がいないという、ネガティブな理由で辞めるのは少し寂しい名と思います。
そうならないために、一人でスノーボード旅行に行ってみることをオススメします。
一人スノーボード旅行、ヒトリスト活動は意外と難しいものではありません。一度行けてしまえば、2回目も難なく旅立てると思います。それをヒトリストスキルと勝手に呼ばせていただきます。
ヒトリストスキルがつくと、コミュニティがなくなってしまってもスノーボードを続けることができます。最初に一人でスノーボード旅に出てみると「寂しいけれど、意外とイケル!」って感覚になるんですよね。
一人スノーボード旅行ができちゃうことがわかれば、理論上は時間とお金が許す限り滑りに行っちゃえますからね。余計に好きになっちゃう人もいるんじゃないかと思います。
ヒトリストは金銭的にはキツい!だからこそ質を高めていこう!
一人で行くのには根性のほかにお金も必要でございます。車での交通費が割り勘できなかったり、宿が限られていたりとお金がかかります。
だからこそ、一人で行く場合はお金がかかると割り切って旅行の質を高めていくことにシフトするべきだと思います。一人でしかできないことや、楽しめるスポットを探して準備をしながら一人旅をしていくことが必要です。
せっかく行くんだからと一人旅が満喫できるように旅程を事前に組んでおくことをオススメします。滑る以外にも、温泉やグルメ、ショップ巡りなんかもマイペースにできるので楽しいですね。もし、寂しくなりすぎたら予定変更をして帰っても大丈夫です。だって、一人旅だからね。
とにかく、やりたい!やってみたい!をかなえる、ワガママな旅をしてやりましょう!ツアーやイベントに参加してみたり、極上パウダーを求める旅をしたり、スクールに入ってみたり。そういうことを仲間へ気兼ねなく実践できるのもヒトリストのいいところです。
格安で泊まれるゲストハウスなんかもありますので、そういうところに泊まって、一人旅ならではの旅の出会いを楽しむのもいいですよね。一人旅。ドキドキするし、寂しいけれど、その分得るものもあります。そんな得るものが多くなるような旅を計画してみましょう。
一人で行くほど好きだと、どっかで似たような人と出会う不思議現象。
これも以前も雪バカ日誌で書いたことですが、そんな旅を繰り返していると必ずどこかで似たような人と出会うんですよね。不思議とそういう人とは匂いが似ているからなのか、すぐに仲良くなれちゃいます。みんな一人でいく寂しさを知っているから優しい人が多いです。そして、自律的な人が多いのか意外にもちゃんとしてる人が多かったりもします。
スノーボードコミュニティがなくなっちゃって、一人で滑っていたら、自然とヒトリスト同士のコミュニティができる。そこと滑っていたら、そこもなくなっちゃって、一人になる。そして、また別の人と滑るようになる。長年やっているスノーボーダーはこれを経験している人が多いと思います。こういう出会いと別れの繰り返しをポジティブにとらえられるようになるのもヒトリストスキルを持っているからこそなんです。
仲間と滑るのは楽しいし、幸せな事です。スノーボードは一人よりも大人数のほうが楽しいのは事実です。だけれど、雪バカ日誌は「一人ででも楽しめる人同士が集まると、もっと楽しくなる」という事をお伝えしたいと思います。
より楽しいスノーボードライフを長く過ごすための、この「一人ででもスノーボードに行っちゃう」という事の必要性。少しでもおわかりいただければ幸いでございます。
みなさま、末永く、濃いスノーボードライフをお過ごしいただければ幸いです。雪バカ田中でございました。
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更新履歴:
2019/1/24 タイトル画像と記事を修正いたしました。
NO,296
スノーボードを長年続けているとコミュニティ問題は直面しますよね。
ヒトリストは得るもの多そうですね(^^)
>すのー様
コメントありがとうございます!もし、他の解決法なんかがあったら是非教えていただきたいもんですねぇ。
凄く納得できて共感しました!
私は初めて2年になりますが、初めて滑った時にかなりハマってしまい2回目からヒトリストデビューしましたw最初は新幹線で行き翌年には車買い換えて1人で行っています。
スノーボードと雪山が大好きです!!
まだ他のヒトリストさん達と仲良くなったり話をする事もないですが…いずれは仲間を増やしていけたらと思っています。
>パウ様
共感いただき、嬉しいです。
2回目からヒトリストそれはすごい!筋金入りですね!仲間はそのうちできますよ!案ずるなかれです!
シーズン中ほぼヒトリストです。好きな時間に行けて好きな時間に帰れるので楽です。毎シーズンレッスン受けるんですが、レッスンとか受けると、ヒトリストばっかりです。車があればもっと出撃回数増えそうですが、費用的に持てないので、引き続き日帰りバス様と新幹線様にお世話になりそうです。
>YF様
コメントありがとうございます。レッスンを受けるときは、一人の方がいいですよねー。
日帰りバスや、新幹線でもいろいろな場所に行けるのは、東京に住んでいるならではメリットだと思います!ヒトリストばんざーい!
良くぞ言ってくれました。という感想です。
そもそもスノーボード(スキー)とは、
男女でウェ~イ!ってものでもないのかと思います。
だってチーム戦でするスポーツでもゲームでもないですし。
あくまで自然と季節の恩恵で遊ばせてもらうモノであって、
好きな人は行けばよいだけですもんね。
もちろん、感動を共有できればさらに楽しいですけど。
先般、登山に行きましたが、ヒトリスト当たり前。
でも見知らぬ同士が山の話をする事が普通にあります。
そんなカルチャーがスノーボードにも根付けばよいですね。
>がはく様
コメントありがとうございます。たしかに、スノーボードってチームスポーツでは無いですもんね。
たしかに〜。登山だと一人でも全然浮かないですよね。なんででしょうかねぇ。ほかにもサーフィンやスケートってどうなんでしょうかね。
はじめまして。田中様より1まわり上の世代の爺さんです。
雪国在住です。
ローカルというやつですね…
ひとりというか、行きたいときに、行くのが普通なのですが、逆に感動は少ない気がします。
贅沢な環境の代償でしょうか???
>oz様
はじめまして!コメントありがとうございます。雪国在住とは羨ましいです!ローカルさんが読んでくれているなんてビックリです。読んでいただきありがとうございます。
「ひとりというか、行きたいときに、行くのが普通」。おっしゃる通りでございます。しかし、田中の周りの首都圏から行く人々で、ボリュームゾーンである20代の方の大半にとってはその普通が普通ではないように思います。そういう人々へ、「好きだから一人ででも行く」という心持ちでいると、スノーボードライフが長く濃く過ごせるようになると思うよというお話でした。
ヒトリストって一般的にはネガティブなイメージかもしれませんが、スキー場には妻と子供連れて行くことが多い私にとって、ヒトリスト滑走こそが最高の楽しみです。シーズン中に何度か、妻の許可を得て日帰りでヒトリスト滑走しています。
ヒトリストのときは、些細なことだけど子連れではなかなかできないことをやるのが醍醐味です。
まず、出発時の車内では安全運転に気をつけつつ、車のギアを「スポーツモード」に入れて普段よりもワイルドなアクセルワークでドライブします。もちろんBGMは子供向けのアニメの曲とかでは無く、自分が好きな音楽を大きめの音量でかけます。
スキー場ではリフト乗り場の「1人乗りライン」に並び、急斜面やパークをガツガツ滑走したり、技術向上のためスクールに入ってみたり。
ランチタイムのレストラン内では、可愛いくてスタイル良い感じの女の子を堂々と目で追いかけたり。
帰りは、身体の芯まで長時間温泉にのんびりつかって疲れを取ります。
長文失礼しました。いずれも些細なことばかりで、書いてて切なくなってくるのでこのへんで打ち止めにいたします。
スキー場でワイワイやってる若い人たちからみれば、「あのおじさんヒトリストで寂しそう~」と哀れに映るかもしれませんが、案外そうでもないかもしれないよという趣旨でコメントさせて頂きました。
>都内在住30代後半男様
コメントありがとうございます!
自分も朝から駐車場で缶ビール飲んでたりしますが、周りからは「あのおじさんヒトリストで寂しそう~(しかも一人で朝からビール飲んでるー)」って思われているはずですが、幸せですよね。
子持ちヒトリストの哀愁のあるストーリーに涙しました。スポーツモードに入れた時のちょっとキビキビ動く感は運転してて楽しいですよね!