オフだし下見を兼ねて入笠山を登ってみたよ。

旅日記

どうも!田中でございます。2016年の8月中旬にもなり、夏の暑さもピークを過ぎた感がありますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。田中は今日も元気です。(行くかどうかはわからないのですが)BCの下見を兼ねて登山をしてみることにしました。

今回は登山のお話です。といっても、登山経験なんてほぼない田中です。小学校の林間学校でどこかの山を登ったのと、春に至仏山のBCツアーでスノーシューでのハイクを経験したぐらいです。そんな登山未経験の田中ですが登山をしてみることにしました。といっても、往復3時間ちょっとのハイキングに近い登山なんですけどね。

ひとりぼっち登山ではございますが、言い方を変えれば単独登頂ですよ(笑)! なんてカッコいい響きなんだろう。孤独のアルピニスト田中は中央道を使って長野県の富士見町に向かったのでした。

入笠山山頂

入笠山について

http://www.fujimipanorama.com/summer/
入笠山は中央道の諏訪南ICから9kmにある富士見パノラマスキー場の上部に山頂があるお山です。標高は1995mスキー場のゴンドラで1800mぐらいまで上がり、その先に山頂があります。富士パラのゴンドラをつかって1時間半程度で頂上に行けるお手軽な山でございます。

入笠山は犬や幼稚園児ぐらいの子供を連れて登る方もいるぐらいお手軽なお山です。アルピニストとか大げさなこと言いましたが、実際はそんなことはなく遠足で来ていた小学校低学年の子たちと仲良くニコニコ登山でございました。なんでこの入笠山を選んだかと言いますと、先日読んだ「山と渓谷社 バックカントリー スキー&スノーボード(入門)」で入門者向けのお山として掲載されていたことと、Youtubeで大人気のスノーボード動画チャンネルのWOWでドギーさんが雪山登山をしていたお山だったことです。

冬に入笠山に行ってBCをする準備として、お山の雰囲気をつかもうと思いました。一度登ってみて冬に自分でも行けそうなのかを判断してみようかなと思ったのです。そのような理由から、田中の登山バージンはこのお山にささげたわけです。

ってなわけで、今回の登山の目的は3つ!

・ BCの下見。
・ 初めての登山。地形図とコンパスを見てみる。
・ 山頂でカップラーメンを食べる!

登山だけを目的にすると、ちょっと面白みがないお山のようなので自分なりに3つの目的を定めてみました。まずはBCの下見です。ヤマケイの本によるとBCと言っても入笠山は入門者でも楽しめる場所だそうです。ふかふかのパウダーをガンガン滑る訳でもなく、ボードを背負ってスノートレッキングした後、滑れる斜面をちょろっと滑走して帰ってくるという感じになるようです。実際に山に行ってみて、冬に自分が登って帰ってくることができそうなのかを考えてみます。

それから、地図とコンパスを使ってみることも実践してみました。夏の入笠山は登りの距離も短かくわかりやすい登山道が続くので道を迷うことはないのですが、地図とコンパスを見てみる練習をしてみることにします。地形図に慣れる練習です。それから、山頂でカップラーメン食べる!これはやってみたかった!気分はイモトアヤコさんのマッキンリー登頂です。

入笠山登山道入口

登山初めてなりに登山を楽しむ。

富士見パノラマのゴンドラを降りたらゴンドラ駅の裏手につづく軽いアップダウンのある車道を20分ほど歩くとマナスル山荘という小屋に到着します。

マナスル山荘の前には、お花畑と呼ばれる広めの斜面が広がっていてその先が頂上となっております。非常にわかりやすい構図。本によると冬にスノーボードで滑れる斜面はこの斜面のようです。入笠山山頂からこの花畑を滑れば、迷いようがなさそう。しかも滑り込む方向の頂上→マナスル山荘はほぼ北向き。冬は登頂後に北へ滑り込む形とれば難なく帰ってこれそうです。滑り込む方向さえ間違えなければ、これは田中のようなBC入門者でもいけそうな気配。

このお花畑の脇に登山道があって、1時間ほど歩くと山頂に出ます。この登山道で山頂を目指します。ちなみに、このお花畑は一枚バーンの形状になっていて、昔はスキー場だったよう。今でも付近に山小屋がある早稲田の学生さんが板を担いで登ってスキーを楽しむこともありますよと、山にいたボランティアガイドさんに教えていただきました。

登山中は時折、お花畑の方向を確認したり、逆に迷い込んだら危険そうな場所をイメージしてみます。さらに危険な場所はどうなっているのかも地形図を見て確認してみます。こういう時に、コンパスってすごく役に立ちますね。その他に山頂から見て登山道から北西にそれたところにもう一面よさげな斜面を発見したのですが。こちらは迷いそうな気配。

そんな感じで下見をしつつ登山を楽しんできました。事前に入荷狭山のガイドマップを見て想像していたのと歩いてみるのとは大きな感覚の違いがありました。やっぱり、行ってて実際に雰囲気を見てみないとわからないことはいろいろありますね。

乳笠山お花畑
ここが滑れそうなお花畑。旧スキー場というのもわかります。少し斜度が足りなそうだけど

初めての登山。持って行った道具について

登山バージンの田中。何を持っていってよいのかわかりませんでしたが、とりあえずキャンプで使っているレインウェアと替えのTシャツを用意しました。お水はカップラーメン用とコーヒー用に多めに1.5リットル。キャンプで使ってるバーナーをボード用のリュックに詰めて出発です。

あまりお金をかけたくなかったので、今回改めて用意したものと言えば、登山用のコンパスと2万5千分の1の地図をダウンロード購入したぐらいです。衣服はボードのインナーで使用してる化繊のロンTです。お手軽装備でございました。

ゴンドラを降りて1時間半で山頂到着。夢であったカップラーメンを作ってみましたがこれが想像以上にうまかったですよ!いやー、しかし山の上で食べるカップラーメンはうまい!本当にうまかったです。今後もマストアイテムとなると思います。正直、今回の登山で印象に残っていることといえばカップラーメンがうまかったと行っても過言ではないです。

初めての登山ででしたので、今回は地図をダウンロードしたりいろいろな情報を収集したりと事前準備に多くの時間を割きました。準備後は、現地に行って登るだけなのでスノーボードと違ってギアの持ち運びもリフト券の購入も必要もなくとても気楽でございました。

登山のカップヌードル

スキー場としての富士見パノラマリゾート

富士見パノラマリゾート。中央道のスキーでございます。中央道のスキー場は都心からアクセスがよいのですが、コンパクトなスキー場でやはり雪もあまりよくなく混雑が多いというイメージがあるので疎遠となっておりました。この富士見パノラマもゴンドラがあるもののコースのバリエーションが乏しいので、シーズン中に狙ってこのスキー場に行く!という感情が湧きおこらない感じです。

もし、当初の想定通り雪山のハイクアップと非圧雪のバーンを半日ぐらいで楽しんだあとに、午後はパークで遊ぶというようなことができれば、このスキー場はアクセスもよくて個性のあるスキー場へと変貌する気がします。天気が安定している週末に当たればぜひともこんな遊び方をしてたいとおもいます。思い起こせばWOWでもこんなかんじでしたね

というわけで、夏休みのワイワイ登山のお話でした。

BCだの偉そうに語っていますが、何も難しくとらえる必要はなく入笠山の登山は老若男女が楽しめる本当に初心者向きの楽しい登山でございました。田中の初めての登山はとても楽しく有意義なものでございましたよ。山頂に着くとテンションあがるし景色最高!登山楽しいね!

スノーボードと比べるとお金のかからない遊びでございますので今後も時間があればお山に行ってみようと思います。それにしても、楽しかったなぁ。次に狙う場所は、湯の丸と前武尊あたりになりますかね!

それでは皆様、よいオフシーズンをお楽しみください!雪バカ田中でございました。

関連エントリ:

更新履歴:
2016/1/21 文章と関連リンクの項を修正しました。
2017/9/22 文章を修正しました。

No,122

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • 小林豊
    • 2022.04.16

    とっても参考になりました!都心からちょろっとBCを考えていて なかなかないんですよね。武尊山あたりを下見してみましたが なんかいまいちでした。オグナ武尊~十二沢 はいけそうでしたが…。 今度は入笠山をと考えている時にこちらのWEBを発見。山頂から北西方面に迷いそうな斜面とありますが 地形図でみると滑りやすそうでこれって 入笠牧場方面の斜面ですよね? それと大阿原湿原に滑り込む斜面とお花畑(旧スキー場)とさらにもう一ヶ所山彦荘のまえにも旧スキー場があるようで 滑れそうですね。それもこの春見に行ってみようとおもってます。来年の2月ごろスノーボードでやってみる予定です。

    • >小林様
      かなり昔の記事にコメントありがとうございます。結論から申し上げますと、自分はこのあと入笠を選ばず東信の湯の丸山を選びました。

      理由はいろいろありますが、当時調べていたらお花畑の下にあるマナスル山荘というところのブログでお花畑の滑走にかなり否定的な記事を目にしたことでした(かなり前の話なので記憶なのがあいまいですが)。同様に入笠牧場のあたりもかなり私有地っぽく、降雪が少なく人も入りやすいエリアなのでトラック(滑走したあと)を付けたら、あとあとめんどくさそうだなと思ったのが理由です。私有地に入るなというのはBC目線からみると何とも言えないところですが、滑走者以外の出入りが多い分、誰かを不快にさせることがありそうだと思い、自分は別の山を選んだという経緯があります。

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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