神楽が峰BCツアーの旅。「2020’平日」

旅日記

どうも!最近、友達や仕事仲間と話すとき「コロナどう?影響ある?」が世間話になってる田中です。

そんな、コロちゃん日和の2020年の3月ですが、雪バカ田中は平日にお休みが取れたので、先週のとある日にバックカントリーツアーに参加してきました。バックカントリー(BC)とは、雪山に登って下りはスノーボードで滑るという雪山登山とスノーボードを組み合わせたものです。今回はそんなBCツアーに参加したお話です。

今年もBCツアーに行ってきたよ!

今回申し込んだのはバックカントリーのツアー会社さんが主催する日帰りツアー。行先はガイドさんのお任せ。このツアー会社さんにはレベルが4つありまして、今まではレベル2に申し込んでいたのですが今回はレベル3に上げてチャレンジしました。

このツアー会社さんのレベル2と3の違いはアバランチギアの使い方を知っている前提としてツアーをやるよというものです。レベル2のツアーに何回か参加した人が対象。ビーコンやプローブなどの使い方の説明や確認に使う時間を省略するので、実際の行動時間を長めにとれるということです。行動時間が増えるということは、より歩くということ。そしてより滑れるということ。

そして前日に決まった行先は新潟県のかぐらスキー場の上にある神楽が峰(かぐらがみね)エリア。神楽が峰といえば、首都圏勢にとってはド定番のBCスポット。自分も過去2回お邪魔していますが、ローカルスキー場よりも人がワサワサといてなんだかBC感のない複雑な気分になる場所だったりもします。

レッツBCツアー!ラッキーが重なりすぎた。

当日の朝にかぐらスキー場でガイドさんと待ち合わせ。スキー場頂上部にあるバックカントリーゲートを目指します。最上部にかかるかぐら第5ロマンスリフト(通常5ロマ)の上までがんばってスキー場を移動。そして、ゲートをくぐったらバックカントリーのスタート。

この日は、前日に高温の雨が降ったので難コンディションかなーと思いきや、朝方に気温がぐんと下がった上に降雪があったので、まさかのグッドコンディション。風もないピーカンのお天気。まさしく絶好のバックカントリー日和。そして、なによりも人が少ない!このご時世でさらに平日っていうのもあるのでしょうが、本当に人が少ないの。人が少ない神楽が峰ってこんなに気持ちがいいところなんだとびっくりしました。人がいないかぐらって開放感がやべぇのね。

これだけでも今日は大満足確定だったのですが、プラスして、今回はガイドさんとサシという状況。ツアー会社によっては最少催行人数が2人だったりするので、これもまたすごくラッキーなことでした。通常のBCツアーだとほかのお客さんもいて、たいていはキャリアの低い方にペースを合わせて行動するのですが、今日の一番キャリアの低い方はオレ!つまり、すべてが田中ペースでツアーが進んでいくのです。これがめちゃくちゃ快適。

通常だと自分がドロップ(ポイントからの滑走)する時はほかのお客さんに見られてるし、万が一怪我したら多大なご迷惑をかけることになるのでアンパイな滑りになりがちになるのですが、この日はガイドさんしか見ていないから攻めて失敗しても恥ずかしくない!もちろんケガするようなことしたら怒られるけど、気分的には全然違います。

好コンディションでBC日和。ガラガラのかぐら。そしてこの日のツアーの予約客は自分ひとり。それでもツアーをやってくれたガイドさん!いろいろな条件がそろった素晴らしい1日。これぞ平日マジック!

人がいないかぐらっていいね!

よさげなスポットを目指してハイクしてドロップ。んで、それを繰り返してゆきます。この日は3本。すべてオープンバーンのノートラック。ここはほんとにかぐらなのかといった感じでした。

特に最後の1本は格別でした。上の写真の一番奥のところからバビューッと滑り降りてきました。気持ちよさそうでしょ?沢には気持ちがよくなる白い粉が溜まってましたよー!で、何より驚くべきはこれが2020年の3月2週目ってこと。雪がなくてクローズするスキー場もチラホラ出てきてるのに。あるとこにはあるんすねって心から思いました。マスクもこんな感じなのかな。

そして、この日もガイドさんには本当にいろいろなことを教わることができました。過去に自分が体験したBCでのトラブルについて質問して、その時に自分はこう考えてこう行動したけど、それって正解だったのか?なんていうことを遠慮なく聞くことができました。こういうのもサシだからできることだよなーなんて思いました。ガイドさんというよりガイド様。

あとあと神楽が峰エリアのBCルートについてネットで調べてみたけれど、今回のルートはわりとポピュラーなものだったようです。ですが、そうやって本職の人にいろいろとアドバイスもらいながらいいスポットでパウダーランも楽しめるというのは、ガイドツアーならではだと思いました。この日のツアーは7時間。正味で5.5時間の行動でしたが、とてつもなく充実した1日でした。本当にありがとうございました。ガイド様。

ツアーを最後の最後まで楽しんで、BCエリアから復帰してゴンドラステーションに到着。ゴンドラステーションで「今年はこいのぼりがかかってないなー」と思ったら今はまだ3月2週目だったっていう。

今バックカントリーってアリかもしれないよ。

というわけで、平日にお休みが取れたのでBCツアーに参加してグッドコンディションの神楽が峰エリアをガイドさんと遊んできたお話でした。今ってバックカントリーやるにはすごくいいタイミングじゃないかと思います。当日、雨が降らなければだけど。

暖冬なんで本来の3月中旬のBCとは違ってふかふかパウダーを滑るのは難しい雰囲気なわけですが、その分ラッセル(沈む新雪を進む疲れるやつ)がなくて気温が高くて動きやすい。なおかつ、ガイドツアーも予約もとりやすく少人数になる可能性もあります。なので、ノウハウ的なものを学ぶにはちょうどいい環境。自分にみたいなヒヨっこが楽しむのにちょうどいいですね。バックカントリーをやってみたいという人がガイドツアーの門をたたくにはすごくいいタイミングなんだと思いますよ。

あと、今回の旅の個人的な感想。昨今の新型コロナウィルスの流行という状況下で、なかなかいつも通りの日常が過ごせないというストレスを感じて生活していたのですが、今回のバックカントリーツアーはそういうストレスの解消にもなったのはすごく大きかったです。壮大な雪景色を眺めておもいっきり遊ぶってのは、自分が思ってた以上にメンタルにいい作用をもたらしてくれたようです。おかげで日常生活でも前向き感を取り戻すことができました。

ありがとう神楽が峰。そしてガイド様。

以上、ラッキーにもパウダースノーと濃厚接触することができた雪バカ田中がお送りいたしました。

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雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • お台場ゴロー
    • 2020.03.15

    雪バカ田中さん、ご無沙汰しております。いつも楽しい旅日記ありがとうございます。今年は朝一のゴンドラ大行列にめげて、かぐらにはまだ一度しか行っておりません、最近はどこもかしこもコロナ自粛で、個人的にはそこまでしなくてもと思っておりますが、いたしかたないのでしょうか?一日も早く平時が戻ってほしいですね。この記事を読んで久しぶりにBCやりたくなりました。

    PS ただいま夏油高原スキー場からの帰り道、新幹線に揺られています。ラッキーなことに昨夜降雪があり林間コースは気持ち良いパウダーランができました。おまけ宿にした瀬美温泉では美人OL二人と混浴⁉︎とナイスなハプニングに恵まれ、スキーも温泉も満足満足の週末でした笑

      • yukibakatanaka
      • 2020.03.19

      >お台場ゴロー様
      コメントありがとうございます。ご無沙汰しております。本当に早く平時が戻ってくるといいですねぇ。
      夏油いかれましたか!そちらも楽しまれたようでうらやましいです!ナイスハプニング、それが一番うらやましい!

    • amukatamukat
    • 2020.03.16

    すっごい運が良いですね!羨ましいです!三月のかぐらって雪がシャバシャバだったり、ガスって良いイメージがないんですけど、
    BCエリアは違うんですかね。それとも田中さんだからですかね~w

      • yukibakatanaka
      • 2020.03.19

      >amukatamukat様
      コメントありがとうございます。はい!運がよかった!本当にそれだけです。
      かぐらは混んでたりガスってたりが多いですよねー。この日は本当に運がよかった。運がいいとこんなにも素敵な場所だったんだーと驚きました。
      自分もなんどもかぐらに行ってますが、こんなの初めてでしたよ。

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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