スノーボーダーのお友達。それが腰痛でございます。腰痛になるとしんどいですよねー。お腰様のご機嫌が悪くなると荷物を持ったり長時間立っていることもできなくなってしまいます。何もやる気が起きません。さらにそんな状況で無理をすると、大惨事であるギックリ腰を引き起こす要因にもなってしまいます。
そこで、今回はスノーボーダーと腰痛のお話です。スノーボーダーがやりがちな腰痛が起きる要因と、それに対するTIPSをお送りいたします。
スノーボーダーが腰を痛める主な要因
1、長時間の移動で同じ態勢をとる
スノーボード旅行では長い移動はつきものでございます。特に車での移動では長時間座っていることを強いられるために、腰に負担がかかります。新幹線やヒコーキでの移動では立ってストレッチをすることもできますが、マイカーやバスであればそれもできません。特に、バス移動!後ろのお客さんにも気を使いリクライニングも満足に倒せない直角気味のシートに長時間座ることになるわけですので、お腰様には相当悲しい思いを強いることになります。
2、寒い環境での運動と重い荷物の持ち運び
雪国の寒い環境下では、腰回りの筋肉も硬直し柔軟性を失ってしまいます。また、血流も悪くなるために筋肉の疲労物質もたまりやすくなります。冷えるというだけでお腰様のご機嫌は悪くなるのです。そして、スノーボード旅行では重い荷物の持ち運びはつきもの。板やブーツ、着替えなどの荷物が詰まったバッグはとても重く、それらは腰に大きな負担を与えます。
3、滑走中。コケたりジャンプしたり。大きな腰に衝撃を与える
スノーボードのは足の先に重い板を固定して坂道を滑り降りるという運動。さらに転んで体を急にねじったり、起き上がるときに負担がかかる態勢になるので、お腰様は悲鳴をあげます。また、固いバーンで滑ったりキッカーで着地したりと直接的に腰にダメージを与える要素があります。
普段の運動では腰を痛めなくても、こうのような負担がかかっている状況下ではこういう衝撃がトリガーになり腰をピキっとやってしまう事もあります。こういう、ピキっとした急性の腰痛の場合は患部が炎症を起こしている状態です。できるだけ、安静にしてすごしましょう。
腰痛はなる前にできるだけ予防する。これが大事。
田中腰痛に関してはかなりのキャリアを持っています。長いキャリアで出した答えはすごくシンプルで「なってから治すよりも、できるだけならないように気を付けることが大事」という事こと。というのも、腰痛にすぐに効く治療術ってなかなか見つからないん。病院や接骨院に通うことになるのですが、すぐに治るものはなく時間と費用がかかります。とくに病院に行っても「家では安静にして湿布を貼ってくれ」という指示を受けることが大半です。
特効薬がないので、腰痛にはできるだけならないように工夫をするというのが特効薬です。なんという矛盾。腰にできるだけ負担をかけないことが大事なのです。できるだけお腰様の機嫌を損ねないよう、スノーボーダーにとって簡単にできる腰痛改善ポイントをご紹介します。
入浴をして患部を温める、スポーツ前後にストレッチを。
お腰様は温暖な環境を好みます。というわけで入浴をしましょう。慢性的な腰痛には冷えた腰をお湯につけるだけでもケアになりますのでシャワーではなく、きちんと湯船に使ることが大事です。なおかつ、温泉だとなおさらグッドです。硫黄性の温泉には入浴後の保温効果も期待できますの。滑った後に温泉で腰をケアして帰路の長時間移動に備えるというのはとても理にかなった行動ではないかと思います。
さらに運動の前後のストレッチも忘れずに。腰回りに限らず周辺までをふくめてストレッチをしましょう。しっかり伸びている場所を意識しながら深呼吸をしっかり組み合わせることがストレッチのコツです。
※ 逆にバキッっとぎっくり腰状態になってしまった急性の腰痛の場合は、暖めるより冷やす方が先決となります、入浴はシャワー程度にしておいて、冷湿布などを貼って幹部を冷やした方が効果的です。また、炎症を起こしているうちはストレッチなども控えましょう。頭痛薬のような消炎鎮痛の飲み薬はこういう時の痛み・炎症の抑制に効果を期待できますので、車に頭痛薬を積んで置くといい気休めになります。
そして、正しい姿勢をできるだけキープ。
腰に負担をかけないためには、できるだけ正しい態勢をとることが大事です。しかし、長年生きていて身に着けた姿勢を自分だけで矯正するのにはなかなか苦労するものです。姿勢矯正のグッズを使ってみたりして、できるだけ腰に負担がかからない姿勢を身に着けることもいいと思います。
正しい姿勢を身に着けたとしても、それを日常生活でキープしていくのはなかなか苦しいものです。そこで、正しい姿勢でいても苦にならないように筋肉をつけてあげることを並行して行うのがポイントです。体幹トレーニングを中心に腰回りにバランスのいい筋肉を身に着ける事で腰痛になりにくい態勢を無理なくとれるように体づくりをしてゆくのが理想です。
バランスボードなんかは、そういう体幹の筋肉を作りながらスノーボードの滑走に役立つバランス感覚も養ってくれますので、オフにでも使ってみるのはいいかもしれません。お腹周りの筋肉バランスを整えることで、すこしづつ正しい姿勢をキープすることが容易にできるようになってゆきます。
と、ここまで腰痛について書いてきましたが。
「腰痛はなる前に予防しろ!予防するには入浴とストレッチ!あと体幹トレーニングしろ!」という非常にありきたりな結論になってしまいました。しかしですね、田中が初めて腰痛になったのはサッカー少年だった14歳の頃。かれこれ20年以上のお付き合いなのです。その20年の中で編み出した答えがコレなのです。
腰痛は忘れた頃にやってくる。そして現在、田中はスノーヴァでギックリ腰をやってしまい寝たきり状態になり、ベッドの上でこれを書いています。(しかも、滑走練習中になったわけじゃなく、駐車場で板をしまう時になってしまったというしょぼい展開)皆様も腰にはくれぐれご自愛ください。8月の頭から地味なブログを書いている腰バカ田中でございました。
関連エントリ:
更新履歴:
2021/3/22 文章を修正しました。
No,291
お大事に。
>depo1様
コメントありがとうございます。少し良くなって来ました!
田中さん、お台場に
じゃなくて、おだいじに。
それにしても、
最後のくだりには、
おもわず笑ってしまいました。
すいません(^_−)−☆
>お台場ゴロー様
コメントありがとうございます!腰が痛いっすよー。笑っていただければ幸いです。ゴローさんもお気をつけくださいませ。