やっぱりスノーボード旅行は楽しいな!と言う小話。

雪バカコラム

こんにちは田中です。冬です。スノーボードの季節でございます。そして、2015年もあと少しでございますね。歳の瀬にもかかわらず、雪が思うように降ってくれません。東京もなんだかあったかいですもんねぇ。

先日は寒さが恋しくて家の窓を全開に明けてウェアを着こみ、家で缶ビールを飲みました。雪バカ田中です。

スノーボード旅行は楽しいんです!

不思議なもので、スノーボードついての雑誌の他にDVDやwebメディアなんかでは滑走中の事ばかりが取り上げられています。「あのギアを買え。」「○○の滑りヤバいから見ろ。」「あのスキー場に行け。」そんな情報ばっかりが並んでいるように感じてしまいます。(まぁ、田中もそんな情報に喜んでかぶりついて見ているんですけれどね)

今回はそんな商業主義的な人々を揶揄するべく変化球気味のエントリを作ってみました。最新ギアを買わなくても!ライダーの滑りを見なくても!人気のスキー場に行かなくても!スノーボード旅行は楽しいんです!そんな話ができたらなぁ、と思い筆を執ることにしました。(筆なんか持ってないけど。)

ということで、今回はあえて滑走以外の部分にフォーカスを当ててみて「だからスノーボードが楽しいんだ!」と言う小話をしてみたいと思います。読んだ最後に「スノーボード旅行に行きたくなっちゃうなぁ」と思っていただけたらコレ幸いです。


サラリーマンスノボーダーが直面する週末の激混みスキー場。ディスイズ リアルスノボーディング!

深夜の長距離移動のワクワク感が好き。

スノーボード旅行。首都圏に住む者にとっては150km以上の長距離移動となります。そんな長距離移動の鉄板は深夜発着です。ただでさえテンションがあがる長距離移動を深夜にするという特別感。マイカーでの移動もバスツアーでも深夜発着ってなんだかウキウキしてしまいます。この深夜発着が大好きです。みんなが寝ている間にイソイソと長距離移動。なんだか選ばれしものの特権みたいな感覚になります。

重い荷物を持って週末の酔っぱらいをかいくぐり集合場所に到着。そこから眠い目をこすって出発。渋滞のない高速をひたすら進んでゆくのがとても楽しいのです。途中の休憩のSA・PAのひっそりとした雰囲気はたまりませんね。これ以上に缶コーヒーとタバコがおいしいシチュエーションって考えられませんよ。このシチュエーションを上回るのは刑務所を出所した時ぐらいなんじゃないでしょうかね。(勝手な妄想ですが。)

そんな深夜移動のワクワク感はスノーボード旅行の醍醐味だと思っています。勝手にだけど。

冬の雪国の空気最高。

冬の雪国の空気は気持ちいい!シーンとした空気の中で雪が降りおちる雰囲気はかなり素敵。東京では味わえません。雪は音を吸収するので静かです。反して、雪道を歩くザクッザクッという自分の足音が体に響いて気持ちがとても良い。

昨年はバックカントリーをやったのですが、人がいなく静寂が漂う雪山は本当に素敵でしたねぇ。都会のサラリーマンの通勤風景と比較すると真逆の空気。雪国の空気を吸うと「遠くまで来た甲斐があったなぁ。」としみじみ思います。

また、特に早朝なんていうのは最高ですな。「冬はつとめて」なんて、かの清少納言もうまくいったものです。冬は朝が気持ちイイ!まさしくそうです。澄んだ空気とキラキラと光る雪。コレは都会じゃ味わえない贅沢。「冬が降りたるは言うべきにあらず。」そう!雪が降っていたならば「いうまでもないけど、パウダーワンチャンあるで」と。納言パイセンもそうおっしゃって言っている!そんな気がします。(絶対ないけど)

スキー場ではみんな平等(ほぼ)。

スキー場。リフトで登って滑り降りてくるだけの場所。ほんとそれだけ。お金持ちもそうでない人も、老若男女みんなの為のそれだけをするための施設なのです。他にあるのはトイレとレストランぐらい。そこにいる人々は滑る楽しみを得ることを目的に来ております。そこには一種の平等感があるわけです。

都会じゃどんなに偉くても、ここに来たらリフトに乗って滑るだけ。それ以外の事はできません。スクールカーストや出世競争なんてここにはないんです。イケメンでもそうじゃなくても、ゴーグルしちゃえばわからないしね。これもある意味で平等。どんな人が来たってここではリフトに乗って滑るだけ。それ以上でもそれ以下でもないです。

スキー場では性別も年齢も年収も国籍も関係ないのです。田中のように将来が不安な30代サラリーマンにとっては、そんな部分に気持ちがグッと晴れるわけですねぇ。ここには上司も取引先もいない!いたとしてもソイツもリフトに乗って滑るだけ。仕事の管理や発注もできないわけですよ!

景色の開放感もありますが、個人的にはアイデンティティの開放感も感じるわけです。スキー場ってマジでサイコ―!(だから、金を払って並ばなくてよくなるファストパスみたいなのはホントやめてください)

意外と近くの県にも魅力があることを知る。

スノーボード旅行。田中の行き先のメインは長野県・新潟県・群馬県です。地図で見ると東京から近いんですけどねぇ、車で行くと結構遠いんです。そんな近くて遠い近隣県。東京と違った文化がいっぱいございます。

高い建物はないから景色はいいし、野菜がうまい。米もうまい。その他にもお肉が名産だったり、味噌や漬物などの米に合う食品などもうまい。とにかく少し目先を変えるだけで、首都圏とは少し違った文化がたくさん味わえるのです。意外と知ってて知らない近隣県の食や文化を知るいい機会になりますね。コ旅に出るってなんて面白いんだろう。

自分の常識外のものにふれあう刺激は自分を成長させてくれる気がします。空気が澄んでいて周りに明かりがない夜の雪山は星空がやばいです。最高のツマミ。しかもタダ。

心地よい肉体疲労と、風呂に入る幸せ。

スノーボードをすると体のいろいろな筋肉を使います。えぇ!そこ筋肉痛になるの?っていう訳のわからない場所とかが筋肉痛になるわけです。ビックリしますわ。それはまるで初体験の時のよう。そして、寒い場所でのハードな運動は疲れるのでお腹も空くし、眠くもなる。なんだか野生に戻った気分になります。

そんな疲れた身体で温泉に浸かる幸せ。この上ない至福の瞬間です。世の中の人は温泉旅行とかに行くらしいですね。田中は行きませんよ。だって、ほぼ毎週スノーボード帰りに温泉に入ってますからね。しかも、絶賛肉体疲労中という入浴するには最高のコンディションで入浴できるわけですよ。さらには雪景色のオプションも無料!スノーボーダーの特権でございます。

冷えた身体が温まっていくのを、温泉成分が体にしみるように感じてしまうあの感覚。たまりませんねぇ。地元の方に愛される名湯なんてのと巡り合った日には更なる喜びがあります。スノーボード風に言えばローカルとのセッションですな。

自分で動くことによる、ちょっとしたミッション達成感。

自分企画の旅の中では、雪道ドライブを始めとした小さな苦難が沢山待っているわけです。スキー場のコンディションの心配。宿のクオリティの心配。スタックの心配。ケガの心配。道中の高速で事故の心配。自分の力ではどうにもならない不安要素がいっぱい出てきます。

団体で幹事さんにお任せしたり、ツアーでセッティングされた旅よりも、いろんな心配事や苦難が付きまとうわけです。だからこそ、自分で選んだ場所に自分で力で行った旅を完遂したときにはちょっとしたミッション達成感があるのです。

旅が終わり、今回もいいトリップができたぞー!っていう満足感はなんとも言えません。自分で計画を立ててトラブルの心配事をクリアし、自分の思う旅ができた時は何とも言えない幸せな気分になるのでございます。客観的にみて成長しているのかはわかりませんが、自分が一皮むけた感覚になる達成感。幸せです。

何気に上達がわかりやすいスポーツ。自分の成長が楽しい。

スノーボード。上達の過程がわかりやすかったりします。しかも、初めて数年のうちは行けば行くほど上達するのですよ。始めたころはヨチヨチだったのが、いつの間にかターンができるようになる。何回も練習すれば、そのうちジャンプしたり回ったり掴んだりだってできちゃうんです。そんな自分の成長が形に見えてわかるのがスノーボード。

行けば行くほど上手になって、自分の成長が簡単に実感できるスポーツって結構珍しいんじゃないかと思います。過去の自分ができなかったことができるようなる感覚って意外と快感なんですよね。田中はサラリーマン10年目になりますが、仕事で成長を感じられたことはありません。感じたいです。切実に。

今回は滑走以外のスノーボード旅行でのお楽しみをあえて文字にしてみました。

なんだかスノーボード旅行に行きたくなりません?だったら、ユー!旅に出ちゃいなよ!上手な人も、初心者な人も。スノーボード旅行は楽しいんですー!

ちょっと今回は偏った目線で書いてしまっている部分もありますが、その辺はご愛嬌という事で。それでは皆様。幸せなシーズンをお過ごしください!テンションちょっと高めの田中でございました。

関連エントリ:

更新履歴:
2016/4/19 ちょこっと文章を修正しました。
2017/4/13 改行を修正し、関連エントリを挿入しました。
2017/9/22 改行と文章を修正いたしました。
2017/10/4 文章を修正しました。

No,151

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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雪バカ田中

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何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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