3月にロッテアライリゾートに行ってきたお話。

スノーボードのスキー場

ども、雪バカ田中です。皆様、いかがお過ごしでしょうか?田中は仕事が通常モードに戻りつつありますが、コロナ以前のように仕事も進むわけでもなく、絶賛ウジウジモード中です。正直に言えば、ステイホームな4月・5月よりも6月になった今のほうが精神的にキツイってのが本音です。

さて、今回の雪バカ日誌は19-20シーズン後半戦の3月にロッテアライリゾートに滑りに行ったお話をしたいと思います。現在は新型コロナウィルスの感染拡大の状況下なわけでございますが、雪中田中としては3月下旬からGW過ぎまではなにをブログに書けばいいというのに悩んでおりました。その時は滑りに行った話をブログにするにのも躊躇する部分もありましたので、この話はお蔵入りにしようかなと思っていましたが、現在は特にネタ切れですのでちょっと前に滑りに行ったことを引っ張り出してブログにします。

新潟県妙高市ロッテアライリゾートについて

公式web。ほかのスキー場とは違うゴージャスなスキー場です。雪が多い場所にあり営業期間もGW後まで行けるというパワフルなスキー場。2005-2006シーズンで一度閉鎖されてから外資系の資本で2017-18シーズンに再オープンとなりました。

アクセスは上信越道の新井PAスマートICより7分。地図上は妙高エリアの北に位置します。妙高エリアの他のスキー場に行くのとさほど変わらないアクセスです。妙高高原ICから新井PAまでは20km約15分。ちなみに、自分の足では練馬ICから休憩を2度挟んで4時間かかりました。

リフト券はトップシーズンで大人¥6,000。これは標準的な価格で、ファーストクラスと呼ばれる優先搭乗レーンに入れるチケットは¥8,000。ファーストクラスはさらにオープン時のリフトが30分早く乗ることができるという特典付き。

お値段はかなり高いですが、スタッフさんの感じやセンターハウスなど、すべてにおいてかなりいい感じ。ほかにはないような存在のスキー場なので、一度は遊びに来る価値があるスキー場ですね。

面で滑るスキー場!

ゴンドラ1本、リフト4本とスペック的には中規模のスキー場ですが、アライの魅力は面で滑れるというところ。フリーライディングゾーンと呼ばれる、非圧雪エリアが多数存在しているのでライン取りは無限。特に、ゴンドラを上がった上部エリアには、膳棚リフトというクワッドが1本通っているのですが、このリフトの乗車中から見えるところは全部滑っていいいという、かなり自由奔放な環境です。

また、リスク管理のためにパトさんが巡回していて、危険のある個所にはきちんとネットやポールがたっています。逆に言えば、そういう個所に入ると必ず重大な危険があるということになります。

リフトトップからさらにハイクしてアクセスできる大毛無山・小毛無山から落とせば、ワイルドな感じの滑走が楽しめるそうです。田中がお邪魔した日はガス&風という悪天候下でしたので超ガラガラでした。ガスっていたので、大毛無山のほうへは行かず、膳棚リフト周辺を回すという遊び方をしてきました。

春シーズンにお邪魔してきましたよー!

自分がいたのは春シーズン。スキー場の下部エリアでは雪がついていなくて滑走できたのは上部の膳棚リフトで回すところの大部分でした。それでも上部はしっかり雪が降っていたので、アライらしいスノーボードができましたよ!実は、この日の下界は小雨模様で風も強く、朝の段階では膳棚リフトを動かすかわからないといわれていて、一部のお客さんは別スキー場に移動したという状態でした。それでも、雪バカは一途の望みをかけてリフト券を買い勝負に出たのでした。その結果、リフトも無事に動いてくれて、上部エリアでは吹雪となり、ガスガスのなかでのリセット祭を楽しむことができたのでした。

大きな沢地形の部分はソコ付きがあってガスで地形も読みにくかったので、ツリー周りを中心に滑りました。ツリーのピッチがいい感じ部分が多くていい感じ。何度も回していくうちに、いい感じに滑れるルートが見つけたりできるのが面白いですね。

最終的に自分が好きだったのはパークのあるアンコールと、ビーフリーという2つのコースに囲まれたツリーエリアのハッピープレイスというエリア(上の看板の裏に見える林です)と船石エリアのリフト線近辺。

まずはハッピープレイスを楽しみ、おわったらビーフリーコースを遮って船石エリアに侵入。船石のツリーを経由してリフト鉄柱6番あたりをめざします。そのあたりはタイトなツリーで入りにくいんですけれど、その奥にちょっとしたオープンバーンが隠れているというご褒美付き。そこを蹂躙して大きな沢に合流してリフト帰着というのが、非常にいい感じでした。このルートは思い出すだけでもご飯何杯も行けるので「うまくて生姜ねえ」ルートと勝手に名付けることにしました。

春シーズンで、リフト券が¥4,500に値下がりする春時期を狙って根性で関越を走り一人で突撃するという、ビンボースノーボーダー雪バカ田中らしいアライ滞在でしたが、すごく楽しめましたよー。

アライ旅をどうセットするか問題。

ここからは首都圏ボーダーの目線でのお話。一人でリフトに乗りながら考えていたのが、「あー、またここに来たいわー、どうしたら来れっかなー」ということ。天気図だけではなく、日々の懐具合ともにらめっこしているサラリーマンボーダーからすると、アライって手が届きにくい存在なんですよね。おマネー的な部分で。

交通費だけでも、東京からの交通費は高速+ガス代で安く見積もって¥15,000。さらにアライを2日滑るとリフト券は¥12,000。いやどうせパウダー狙うならファストパス買いたいとなると、さらに金がかかってきます。まぁ、来ちゃえば最高なんだけれど、そのために旅をセットするのがなかなか難しい。リフト券安くするために早割買っても暖冬シーズンみたいな感じだったら苦労するしなぁ、なんて。

金銭面だけで考えれば3人でなんとか交通費を割れれば行けるかなーって感じ。あとアライの特性上、滑れる仲間と来たいってのもあります。でも、パウダー志向の滑れる仲間とトップシーズンにドンピシャであてるスケジュール調整なんてなかなか難しかったりするんですよね。

それでもこのオープンバーンは魅力だしなー。また来たいけれどちょっと気合がいるスキー場だよななんて、リフトの上でウジウジ考えておりました。今そこにいるのに次に来るためにどうしたらいいかを考えてしまう。まぁそんな魅力的なスキー場だと思います。今回はツリーメインで滑りましたけれど、次はハイクしての大きな斜面を狙ってみたいな。

というわけで、アライのお話です。

この日は、道中で死ぬほど朝飯を食べてあさイチにインして、アライを楽しんでいたのですが、途中からいい感じにリセットがかかる吹雪、季節外れに気温も下がりコンディションもよかったので夢中になって14:30まで滑ってしまいました。たのしかったなぁ。

そういえば、18-19シーズンに旭川で出会った大阪スノーボーダーのYさんと偶然にも遭遇しました。Yさんは奥さんと一緒に大阪からいらっしゃったようです。いいとこに行くと、やっぱりいい感じに滑っている知り合いに会うっていうのはスノーボーダーあるあるですかね。

さて、今回はそんな春シーズンに奇跡的にもパウダー三昧で一日を過ごせた日のことをブログにしてみました。今、こうやってブログにしてみるとすごく楽しかったなぁなんて思っています。早く日常に戻れますようにー!雪バカ田中がお送りいたしました。

関連エントリ:

No,

 

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

関連記事

コメント

    • oz
    • 2020.06.02

    ついに行かれたのですね。当方は下道で行けますが、2年前の4月に1度のみです。やはり旧との価格差があり過ぎですかね…行けば遊べるポイントが沢山あるのですが、ハイクエリアがクローズだと、より割高感ありますね。当時と変わらず設備はとても綺麗で昔よりかなりエリアは広いんですが、どうしても価格が気になります。 しかし東京からだとかなりハードですねー!

      • yukibakatanaka
      • 2020.06.02

      >oz様
      コメントありがとうございます。ozさんのコメントは的を得ているというか、なんていうか。ついコメントを被せてくなってしまいます。

      東京発目線からすると、この価格や滑り方だと北海道の旭岳が競合してくるんですよね。なおかつ、現状だとみんながアライに目線を向けているので、車で行くのであればもうちょいだけ足を延ばしてシャルマンのほうがまったり遊べるし旅としては充実すんじゃないか説もあったりします。
      上越のビジホでリフト券付きプランとか出てくるとまた状況が違うんですけれどねぇ。

      まぁ、それでも語りたくなるスキー場ですよね!

        • oz
        • 2020.06.06

        補足ですが、ネガティブな面ばかり書いてしまいましたが、1995~閉鎖まで散々通ったスキー場ですので最高な思い出はたくさんあります。復活後の良い所もありますよ!ピステンのクオリティは高いと思います。中々無いと思いますよ!トップシーズンのパウダーはもちろん凄いですが、降りすぎで見えない(というか危険)な日も多く、遭難事故も多発していますので事前準備は必要で、確かに人数で行くには全員それなりの経験値がないと厳しいと思います。

          • yukibakatanaka
          • 2020.06.07

          >oz様
          コメントありがとうございます。アライは語りたくなるスキー場ですよね。

          手放しで賞賛するには、ちょっとクセがあると言うか。

          ブログ的にはこの時期に、こんなにコメントがつくのも珍しいので、やっぱりアライはすげえなとも思いました

    • がはく
    • 2020.06.04

    おお、行かれたのですねー
    (同様な感想ですなぁ)
    状態もまあ良さげですかね。

    ここは真摯に向かいあわないと痛い目に合う。
    でもちゃんと向き合えば素晴らしさを得られる。
    自分にとっては、BCの入り口を教えてくれた山ですわ。

    ここは車で泊まりだと機動力で色んなプランが広がりますな
    このシーズン行けなかったので裏山しす。
    来シーズンこそは…

      • yukibakatanaka
      • 2020.06.05

      >がはく様
      コメントありがとうございます。やっと行くことができました!いいスキー場ですよね。
      来シーズンはモサモサと雪があることを祈りたいですね。きっといいシーズンになる!ハズ!

    • お台場ゴロ〜
    • 2020.06.05

    田中さん、こんにちは。私は、アライホテルの春スキーブランを利用しての一人旅、4月第一週に2泊でスキーを楽しんできました。滑った印象は、林間コースを楽しめる技術が必須で、かつ雪が降っても天候がそこそこ良くないと、大きな意味で楽しめないスキー場だと思いました。すでに雪は山の半分より上にしかありませんでしたが、到着した日の夜に新雪が降り、2日目は季節外れのパウダーが楽しめました。とはいえ、パウダーの下はカリカリ、ガリガリでしたので、ところどころで新雪が剥げたところは気が抜けないコースに早変わりしていました。またコースマップ左側の急な林間コースは危険ということでクローズされていました。圧雪コースもありはしますが、山の上部から始まる急な斜面ですし、それ以外は山肌をぬう回避コースかゲレンデ中腹より下になりますのて、友人同士で行った場合は足前が揃わないと、それぞれでエリアを棲み分けなければならず、みんなが楽しめるかというと、少し疑問符が付きそうなコースレイアウトだと思いました。アライを楽しむには、4〜5日連泊でいい雪に当たった時だけ、滑って、後は天候に合わせて周辺のスキー場へ足を伸ばし、広く冬を楽しむのが良さそうですね。でも、それをするには、この近辺の観光地は少し力不足なんですよね。

      • yukibakatanaka
      • 2020.06.07

      >お台場ゴロー様
      コメントありがとうございます。そうですよね、自然を感じながら滑るスキー場なので。山や雪の知識だったり、経験が必要なスキー場ですよね。

      だからこそ、他にはないスキー場なんですよね。

    • amukatamukat
    • 2020.06.08

    お久しぶりです。いつか行くだろうな~と思って待ってました!しかし交通費もリフト代も高いですね~・・・
    他にない楽しそうなゲレンデですが、東京からだと「絶対に降る」っていう日にしか行きたくないですねw

      • yukibakatanaka
      • 2020.06.08

      >amukatamukat様
      コメントありがとうございます。自分もいつか行くだろうなーとは思っていました(笑)そうなんすよね、東京からだとハズれた時の出費が痛い(笑)
      あと、春のアライもかなりありだと思いました!

    • 闇奉行
    • 2020.06.14

    春のアライもアリなんですねぇ 私も昨シーズン初めて行って、独特のスキー場だなぁとの感想でした。
    https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/178665/review.html
    こちらでリフト券付きプラン有りましたよ。800円程度安い?感じだったかと。
    ここ、朝食もそれならに良くて立地も侮れないんですよね。あちこちのエリアに行けてゲレンデ選択肢は多数。
    お値段もけっこう安いと思います。機会があればリポートお願いいたします!

      • yukibakatanaka
      • 2020.06.16

      >闇奉行様
      コメントありがとうございます。ご無沙汰しております。ここのホテルいいっすね!
      場末のビジホみたいな雰囲気が田中好みです。いつか使わせていただきます。

      春もアリなのか、自分はトップシーズンに行ったことがないのでわかりませんが、自分が行ったときは混雑もなくてマッタリとアライを味わうことができました!

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

TOP