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山と渓谷社「バックカントリースキー&スノーボード」を読んでみたよ。

こんにちは。田中です。夏でございますね!その昔は、田中もSNOVAやkingsでオフトレをしてみたい!と考えていたのですが、今年は新しい趣味でキャンプを始めたこともあり、夏は夏らしく過ごそうと考えるようになりました。

今回は、夏らしく読書感想文の第2段。ヤマケイの「バックカントリースキー&スノーボード(入門&ガイド)」を読んでみたお話でございます。最近はバックカントリーづいているというか、お山づいております。自分でもどこに向かっているのかわかりませんね(笑)

「バックカントリースキー&スノーボード(入門&ガイド)」について

単行本(ソフトカバー): 244ページ
出版社: 山と渓谷社 (2013/11/22)
ISBN-10: 4635043916
ISBN-13: 978-4635043915
発売日: 2013/11/22
価格:¥2,138(8%税込)

本著は伊藤フミヒロさんを初めとした3名の方の共著となります。山と渓谷社は、登山関係をメインとした出版社ですね。通称ヤマケイ。本著の概要はバックカントリーを始めるための準備や技術のHOWTOです。本著は2部構成となっております。前半の第1部はBCの準備や計画の立て方や危機管理など。首都圏から行くバックカントリースキーからの視点で書かれていることが多いです。そして、後半の第2部はルートガイド。お山の情報や主なルートが書かれています。

雪山知識満載!しかし、スノーボーダーにはちょっと物足りないかも。

スキー&スノーボードと書いてありますが、スノーボードに関する記述は少なく内容も薄いです。スノーボードに関する部分は3人の著者のうちの小松平さんという方が担当されているようです。 スノーボードの部分に関しては小松平さんの好みというかスタンスがよく反映されていて、ちょっとスノーボーダーに物足りないかなと思われます。

スノーボードはロッカー形状とキャンバー形状があって、どちらでもまぁ大丈夫みたいな感じの投げやりな板の紹介。そして、小松平さんはアルペンボードを使ってがんばっているけど、小松平さんも次はソフトブーツを買いたいという謎のコメントを残しています(笑)。そんな感じでスノーボードに関する記述はかなりボヤけた印象です。

あと、雪山での登坂技術なども、基本的にはスキーベースでかかれていて、スノーシューについては触れられていないのが残念です。その部分以外はわりとしっかりと雪山の基本的な知識や注意点などが解説されています。

この本を読んでいておもしろいとおもったのが、大半が著者の実体験をもとにギアの選び方やバックカントリーの技術を記述しているという点。ギアの選び方はこうだとか、実際にはこういう事で困るからこういうのは用意して行けという、実体験にまつわる記述が多いと思います。ですから、話にすごく説得力があるのです。

それに伴うギア関係に関する記述も特定の製品の推しがなく中立的な情報が多いのでとても勉強になります。この本の著者はショップを開けるんじゃないかとおもったら、なんと目白の登山ショップのカラファテの方が分著しているようでした。

この本、2週目が面白い!

実は昨年の夏ごろに本著を購入していました。最初は、山の専門用語が多く並び教科書的な文章にやられてしまい、一通り読んでみたけどもいまいち理解ができずに終わってしまいました。それからシーズンに入り、実際にスノーシューやポール(ストック)など、ビーコン以外のBCをそろえてBCツアーに参加してみたわけですが、そこでの経験をもとにこの本を読み返してみたらこの面白さにきづきました!

ツアーに参加してBCを経験してからこの本を読むとすごくいい復習となりましたし、理解度が深まりました。ガイドさんもこんなこと言ってたよなと、とても有意義な復習となったのです。そういった意味ではまずはざっくり読んでみて、実際に入門者向けのツアーに入ってみてからこの本を読み返すというのがかなり有効な使い方なのかなと思います。

また、この本の後半のルートガイドに関しては、ご自身たちの登山体験から記述されているようです。この本の著者の人たちBC入り過ぎでしょ(笑) お山に登る前、登った後にこのルートガイドを見るとまた違った見方ができるから不思議です。

エイ出版「雪山の基本」と比較して

先日はエイ出版の「雪山の基本」という別のBC入門書を読んでみたので、ちょっと比べてみます。同じ入門書なので得られる知識はほぼ変わりないのですが、ちょこっと違いがあるのでこういった本に興味があってどちらを買うか悩んでいる方には参考になるかと思い書き記しておきます。

「雪山の基本」の方は一冊を通して一人の著者が書いていることもあって、入門者には読みやすく楽しめる印象です。本当にガイドブック的存在。対して、このヤマケイの方は教科書的存在。専門用語も当たり前のように並んでいて読み物としてはあまり楽しめないけれども、一度でもBCに行った人が読んでみると理解度が高まり身にになると感じるのはヤマケイの方となります。

後半部分のルートガイドを見ながら次はどこに行こうかなんて妄想が膨らんでとても面白いと思います。同じ入門書となっておりますが少し雰囲気が違う2冊。本当の入門書と言えるのはエイ出版の方だと思いますが、長く付き合えるのはヤマケイの方なのかもしれません。

今回はバックカントリーのお話でございました。

まぁ、登山もバックカントリーもこれから長く楽しめそうなカテゴリの趣味なのでこういった本を通して知識を持っておくのも悪くはないと思っております。

ここからは余談ですが、youtubeでおなじみのWOWの6.02で、Doggyさんとロンドンが山歩きした入笠山も掲載されていました。この本で入笠山は富士見パノラマスキー場からちょこっとハイクとちょこっと滑走ができる入門的なお山と紹介されていたので、田中は実際に夏の入笠山にも行ってみました。今年は入笠山のBCなんて出来たらいいなぁと考えております。

最近、お山づいている田中でございました。それではみなさま、よい残暑をお過ごしください。

関連エントリ:

更新履歴:
2015/9/8 文章を加筆修正して関連リンクを挿入いたしました。
2017/7/3 文章と改行を修正しました。
2017/8/28 文章の余談部分を削除し、タイトル画像を差し替えました。

No,124

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