GWラストラン!信州白馬 杓子岳追上沢バックカントリーツアー

スノーボードの旅日記

どうも、雪バカ田中です。今回の雪バカ日誌はシーズン11日目の最後のお話。GWに行った白馬でのバックカントリーツアーのお話です。自分にとっては白馬でのバックカントリー初体験。

杓子岳 追上沢バックカントリーツアー!

今回のは白馬の杓子岳(しゃくしだけ)と呼ばれる山から流れる追上沢(おいあげさわ)を滑るバックカントリーツアーに参加してきました。ここは白馬の栂池スキー場近辺にあるスポットで、有名な白馬大雪渓の脇にあるエリアです。

GW前になると冬期は通行止めになっていた道が開き、猿倉(さるくら)という場所まで車が入れるようになります。そこがツアーの出発点となりました。ツアー会社の事務所に集合し、猿倉まではツアー会社の車でみんなで移動。

猿倉からシュッパーツ!

BCツアーの会社の車で猿倉に移動しまして、ここがツアーの出発点で帰着点になります。猿倉でハイクアップの準備をしてツアーの開始。今回のツアーは登った分だけ滑り降りれるというシンプルなルートです。ハイクアップをひたすらして進んでいきます。合計で4時間ぐらい登ったんじゃないかな。

白馬らしいカッコいい山々に囲まれた景色を眺めながらのハイクは気持ちよかったです~。休憩をはさみながら4時間ほどコツコツと登りました。21-22シーズンに新調したスノーシューも絶好調。体も慣れてはいたのでさほど苦労はしませんでした。

重い板やアバランチギアを背負って4時間のハイクはキツイわーオレはいいわーなんて思われるかもしれませんが、この時期の4時間はまぁコツさえつかんじゃえばそこまでハードではないです。サクサクとは行かないけど、冷静にやれば全然やれるって感じです。

雪バカ田中なりに学んだコツというのは、とにかくリラックスするということ。ハイクしているときはできるだけ顔を上げて景色を楽しむということですね。

あとはガイドさんやほかのお客さんと雑談を楽しむのも大事。そうすることで、頭が上がり姿勢がよくなって太ももや腰回りといった大きな筋肉に体と荷物の重さが乗るようになります。あと、スノーシューにも均等に重さがかかるので爪が雪面に噛んで滑りにくいです。

あとは、チョイさぼりをかますということ。前を歩くほか人と不必要に距離が詰まってしまったら、間隔をあける振りしてちょっと立ち止まって呼吸を整える。長めに立ち止まったときはケツと雪の間にストックを入れて重さを逃がす。荷物を降ろして休憩したときは動き出す直前までザックを背負わなかったりと、メリハリをつけながらダラダラとやるのも大事ですね。コレやってると長時間のハイクでも意外と動けるもんです。

そして雑談も大事かと思います。リラックスもできるし誰かと話をすると相手の方を見るので頭が下がらない。あとは素敵な景色とはいっても、基本的には雪と山と木しか目に入ってこないので飽きてしまいます。そういう飽きを解消するってのも、一つの疲労軽減策になりますね。

あとは、やっぱりガイドさんの話は面白い。そして、この時期に白馬のBCツアーに参加する人って、ガチ勢が多いのでそういう人の話もやっぱり面白いです。

ああ、素敵な追上沢

自分は特にこの追上沢がどんなところなのかを理解しないで参加していたので、どんなところなんだろ~なんて思いながら行動していました。実際に来てみた追上沢は思っていたよりも広くて気持ちがよい場所でした。今回のルートは直線的に歩いたわけじゃないので、ハイクして途中までは、追上沢が見えるわけじゃ無いので、どこ滑るんだろ!?みたいなワクワク感がありましたね。

山は沢(さわ)と尾根(尾根)という地形で構成されていて、沢はくぼんだ地形を指すわけですが、今回の追上沢はかなり大きなハーフパイプ地形というよりはけっこうなオープンバーン。開けた見通しで、かなり気持ちの良い地形でした。

途中には白馬岩岳スキー場の北斜面なんかが見えまして、コース上には雪がありませんでした。夏に登山するときによく見るオフのスキー場の姿でした。

目線を下げるとすっかり初夏モードの山の麓。そして見上げるとがっちり残雪が残る追上沢。あぁシーズンの境目にたってるな~なんてしみじみしました。

ある程度まで登ると遠くに志賀高原が見えて、昨日はあそこにいたんだなーなんて考えながらシーズンラストの1日を楽しみました。

で、いいところまで登ったら滑走の開始。前日が大雨でしたので雪にも影響があって滑りにくかったのですが、メンテもしたおかげで大きく転びはしませんでした。その代わり、めちゃくちゃスピード感のない滑走でしたけれどね。縦溝(たてみぞ)という、雨が降ってその雨が雪の上を流れる時にできる雪の縦のシマシマ模様ができているところ。ここが滑るときに厄介でしたねー。もうチョイ長くて、太いのが欲しくなっちゃいました。

途中、フィルムクラストになっている面を見つけたんですけれど、滑ってみたら思ったよりパリパリしていなかったので、特に快楽はなかったです。ほんと春の雪って難しいですね。

そんなシーズンラストランでした!

このGWのバックカントリーと言えば、自分的には群馬県の尾瀬の至仏山があるのですが、そこと比べると、入山者も少なくて静かな場所でした。

というわけで、この日でシーズンおしまい。お疲れ様でした~。21-22シーズンはいろいろあったけど、自分らしく過ごせたと思っています。けれど、もっともっといろんな人と会って、一緒に滑りたかったなー。

NO,

 

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

  1. 今シーズンもお疲れさまでした。
    来シーズンこそは、一緒に滑りましょう!
    来シーズンに向けて、腰を鍛えておきます。

    • >ひゃくりん様
      コメントありがとうございます。イヤほんと!来シーズンこそは一緒に滑りましょ。
      21-22シーズンは頭から声かけてくれていたのに、すみませんでした。またご連絡しますね!

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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