ども!田中でございます。雪旅も何十回と重ねればいろいろなトラブルを抱えるものでございます。その中でもめんどくさいトラブルの代表がスタックです。今回は、スタックしないための金属チェーンについてをまとめてみました。 田中はFF+スタッドレスという装備で雪山に向かいますが、やはり1シーズンに1度は必ずスタックします。そして、スタックすると、やっぱり焦るし疲れます。そんなスタック対策グッズのチェーンについて考えてみます。
チェーンの種類は大きく分けて3種類。
1 非金属チェーン。(ゴムチェーン)
ゴム製のものに鋲がついているタイプ。中には、車を動かさなくてももよいタイプも。
メリット。装着が簡単。時速50kmまでで走行可能実勢価格2万円前後。デメリットはかさばる(これが意外とでかいし重い!)という点と毎回車に積むのがめんどくさい点。あと、比較的高い。金属チェーンと比較してグリップ力が落ちるといいますが、私は前の車の時に非金属チェーン使用していましたがグリップ力に関して不安があったことはないです。ただ、毎回必ず使うわけではいのに重くて大きいチェーンのボックスを毎回積むのは面倒を感じました。金属チェーンよりもつけやすく手間がかからないので女性はこちらを選んだほうが無難かもしれません。
2 金属チェーン
いわゆる鎖をタイヤに巻きつけるタイプ。制動力は非金属チェーンより高いそうです。メリット 装着が難しいという点。メーカー公表値では時速30kmまで走行可能とのこと。大体¥10,000以下で手に入る感じです。一番のデメリットは雪のない道で走行を続けると摩耗して切れてしまうこと。走行中にチェーンが切れたら車に大変。ボディに大きな傷がつきます。
現在の田中はスタッドレスタイヤで走行していて不安を感じた時に金属チェーンを使用しております。今のところは不便もなく使えてますので、FFでスタッドレスをお持ちの方には金属チェーンがお勧めといえます。また、ラダータイプと亀甲タイプがありますが、値段は大差ないのでグリップ力が高いとされる亀甲タイプを選ぶべきです。亀甲と聞いて変な想像をしてしまけれど、形状はまさしくあんな感じです。
私の使ってみた感想ですが、購入時のマニュアルには走行可能は時速30kmまでと書いてあったの不安でした。しかし、心配には及ばず。そもそもスタックするほど過酷な環境の凍結した山道を時速30km以上で走ることがほぼないのです。不安は解消されました。また、装着したまま一時的に40~50kmぐらいのスピードをだしたこともありますが、特に不具合は感じませんでした。
3 布製ホイルカバー
タイヤに布製のキャップをかぶせて制動力を上げるタイプ時速50kmタイプ。オートソックが有名。実勢価格1万円前後。 メリットは装着がとてもわかりやすくて簡単。製動力もそこそこ。重くない上に、非金属チェーンと比べるとかさばらない。デメリットは厳密に言えばチェーンではないのでチェーン規制中の高速は走れない。 こちらもメーカー公表値ですが使用可能な距離が150km。ちょっと短い印象。あとは、1度使用した後は濡れたごわごわの布になってしまうので、とってもかさばる。田中はこちらを応急処置的に購入して使ったことがありますが、悪くはないですがデメリットもあるな感じました。とにかく保管がめんどくさいです。上記3タイプを使用しましたがこれのタイプは一番劣化が早いです。
今まで5回程度(合計100km程度の走行)使用しましたが、やはりあと数回走行したらダメになってしまうだろうなぁという感想を持ちました。意外と劣化が早いのです。緊急対応に使うにはいいでしょうが雪山にガンガン行くという人には不向きだと思います。逆にコスパが悪いように感じます。
どのタイプともデメリットとメリットがあるので、迷いますね。
web上でスタックについて調べてみると、どれも煮え切らない感じ。まぁ、これを使ってスタックしない!なんてのはあり得ない話ですから。その中でも田中が探した中で参考になりそうなデータがありました。タングラムのWebサイトにチェーンについてのコメントが載ってました、ので参考にするとよさそうです。
以下、 タングラム東急リゾートよくあるお問い合わせより抜粋です
Q,雪道の運転に不慣れなのですが、道路の除雪状況はどうですか?(冬季) A,大雪の日など道路に雪がある場合は、一般論ですが、お車のタイプと装備の組み合わせで下の表を参考にしてください。 ◎4輪駆動車+スタッドレス ○4輪駆動車+金属チェーン △4輪駆動車+ゴムチェーン ◎前輪駆動車+スタッドレス+金属チェーン ○前輪駆動車+金属チェーン ×前輪駆動車+ゴムチェーン ○後輪駆動車+スタッドレス+金属チェーン ○後輪駆動車+金属チェーン前後とも △後輪駆動車+金属チェーン ×後輪駆動車+ゴムチェーン 道中どうぞお気をつけてお越しください。
こで買おう?いつ買おう?
チェーンを買う場所は一般的にはオートバックスなどのカー用品店でございますが、Amazon等、ネット販売業者と比較すると多少割高で販売されているなという印象です。 若干ネット販売が有利かなと。また。店頭ではサイズによっては在庫がない場合もあります。上記から考えて、店頭で購入の際はよく販売価格も比較したほうがいいかもしれませんね。(モノによっては¥3000以上の開きがある場合もあります。)
価格面ではネット販売が有利なのですが、店頭で購入のメリットもあります。店頭で店員さんに自分の使用用途や車のタイヤのサイズを伝えれば適切なものをアドバイスもらえるという点です。この点は命を預けるものに対しての安心感を得れるという視点から考えればかなり大きいです。
それから、買うタイミングですが首都圏で降雪があった場合は適合するサイズの店舗・ネット問わずに在庫がなくなってしまうしまう場合が非常に多いです。スノーボードが好きでこれから、いろいろなスキー場に行ってみたいと考えている方は、12月までに購入するのがおすすめです。
最後に
やはり過酷な環境を移動しなければいけないこともある車でのスノーボード旅行。ときにはハードな雪山を走行する場面も出てきます、どんなに対策してもスタックするときはしてしまいます。チェーンに関しても、どのタイプもメリット・デメリットがありますのでこれを買っておけばOKというものでもありません。なかなか、じれったい結論ではございますが、結局は価格・グリップ性・収納性のどこに自分が重点を置くかで選ぶべきということになってしまいます。
田中はFF車に乗っておりますが、スタッドレスで走行していて不安がある場合は坂道前でチェーン装着という形をとっております。今のところ大問題を抱えたことはありません。(スタックしたことはありますが自力脱出が可能でした。)また、チェーン装着は思ったより手間取ります!絶対に装着の練習をしてから雪山に行きましょう!これはほんとにそうです!なれれば両輪で10分程度で装着できますが最初は1時間ぐらいかかってしまいます。なれないと本当に大変な作業となります、必ず雪のないところで練習しておく必要があります。
追記(2014/12/16)
田中は昨シーズンより金属チェーンを使っておりましたが、今シーズンも早々に白馬で寒波に当たり金属チェーンを使用することとなりました。そこでいざ開封してみると昨シーズンの融雪剤も落とさずにしまっていたために金属チェーンがさびており、金属の接続金具もうまく機能しないというハプニングに見舞われました。金属チェーンは使用後に真水で融雪剤を落とし、必要によってはクレ556のような防錆剤でメンテナンスをしてあげる必要がありますね。 雪道の轍を走っても、田中の失敗の轍は走らないようにお願いします!
更新履歴:
2016/10/17 文章を修正を行いました。
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