どうも。夏も本番でございます。最近加齢臭が気になるので朝にシャワーを浴びている35歳雪バカ田中です。今年36歳になります。さて、今回はそんなおっさんスノーボーダーがオフトレ施設に行ったお話です。昨年スノーヴァデビューをした田中。今年は山梨県笛吹市のカムイ御坂に行ってみましたよ!
カムイ御坂について
山梨県笛吹市にある冬はこじんまりした人工雪のスキー場ですが、夏は屋内施設にハーフパイプが設置され、オフトレのメッカになる場所です。ある程度の大きさでコンディションがよいハーフパイプが滑れるというのは全国的にここだけという事もあり、オフトレの伝統を感じ、ちょっぴり日本のスノーボードの歴史を感じます。
〒406-0813 山梨県笛吹市御坂町上黒駒5321-1
カムイみさかスキー場
TEL:055-264-2614
http://misaka.kamuisp.com/summer/
中央道の一宮御坂ICを出たら1本道を走って8km15分。渋滞がなければ都内から2時間といった感じです。ちなみに、高速代はETC週末割引で高井戸から片道¥2050。1人で行くという前提で考えれば、コミコミ1日1万円のレジャーという感覚になりますでしょうか。
9:30~、13:30~の回と2部に分かれていて、それぞれ1st,2ndと呼ばれています。利用料はそれぞれ¥3,500。田中は行った週末の午後にお邪魔してきました。
カムイ御坂の特徴は、何と言ってもICSと呼ばれる人工雪設備で作った雪。オフシーズンにもかかわらず、冬にかなり近いコンディションで滑れるという事です。そしてパイプの滑走距離も100m。スノーヴァ溝ノ口の場合は、2,3ヒットなのですが、カムイは5~6ヒットといった感じ。(田中の場合はヒットではなくターンなんですけど笑)
話はそれますが、カムイ御坂ってよく考えられた施設ですよね。もともとある斜面に屋内施設を作って、冬に使う人工雪設備を流用してパイプの練習場を作る。駐車場や施設などは冬とも兼用。中部地方や首都圏からも足を延ばしやすい立地というのもナイス。考えた人すごいなー。
やることはハーフパイプ!ザッツオール!
そんなカムイ御坂にエアターンもできない雪バカ田中が1人で突撃してきたわけですよ。
駐車場には全国のナンバーの車が止まっており、夏というのにスノーボードキャリアがついております。ガチ系のスノーボーダーにとっては伝統的な施設だそうで、駐車場には独特の雰囲気が流れていました。
駐車場から少し歩くと、冬のスキー場のわきに体育館のような建物が立っていてそこが夏のオフトレ施設になっています。パイプの前の小屋で料金を支払います。
その先は、休憩所と自販機、あとはハーフパイプしかありません。みんなバックパックに飲み物と上着を詰めてパイプに持っていき、パイプ下部の荷物置き場をうまく活用するのが、カムイ御坂を楽しむコツのようです。
ハーフパイプのみです。ムービングベルトという動く歩道みたいのを使って上までのぼってパイプの中を降りてくる仕組み。ムービングベルト内は歩くの厳禁とのこと。
ムービングベルトを上がると、待機レーンがあります。待機レーンは6レーンで、右側の滑走者が優先で出れます。ここで注意しなければいけないのが、ドロップ場所(※)に並ぶわけではないという事です。
※ドロップ場所とは、パイプを滑る場所の出発点です。パイプの底部から入ったり、左右のリップ(パイプの端)の上から飛び降りたりします。(当然、パイプ初級者田中はスピードが付かないパイプの底部から滑走を始めます。)
で、待機レーンをでてその後ドロップ場所から滑走するわけですが、ドロップ順もも待機レーンを出発した順に滑走となります。なので、待機レーンに並んだら自分の一個前にすべる人を常にマークしておく必要があります。これが少しわかりずらいので、最初の3,4回はかなりてこずりました。
上の写真はパイプ上部から。パイプの上部の片側には雪がたまっていますが、これは整備用の雪だそうで、整備時にはこの雪をパイプの壁部分に盛り付けて整備するようです。
最初は完全アウェーの空気にビビりながら滑りましたが、何本か滑ると周りの事はあまり気にはなくなり、けっこう楽しめ。休憩所が外にあるためにみんな黙々と滑っている印象です。
施設内には「パイプを滑る、ムービングベルトに乗る、滑走待機」しかやることがないのです。あまり人とコミュニケーションをとる必要がなく滑走に集中できます。待機中も前走者の動きを気にしていなけらばいけないので、余計なことを考えるスキがありません。
実質3時間ほど滑ったのですが、結構な充実感がありましたよ。楽しかったですよ。また来たい。
オフトレ虎の穴といった雰囲気。でも楽しいよ!
利用者の年齢層もマチマチでした。激ウマライダーから、選手としてスノーボードしたい小学生。そのほか田中のような一般スノーボーダーさん、そして常連さんらしき人々。いろいろなスノーボーダーがハーフパイプを滑っています。
やはりオフトレ施設は練習する場所なのでスキー場とは違った雰囲気でございます。とくにこのカムイはハーフパイプしかないので皆さんパイプを練習しに来ているのが明確なわけですね。最初はかなりのアウェー感を感じましたが、集中できる環境だけに慣れてしまえば田中のように特にエアターンができなくても楽しめる施設だと感じました。
ただ、独特の雰囲気なのは間違いないので最初は来たことがあるスノーボード仲間と一緒に来てアテンドしてもらうか、レッスンなどを活用するとよいと思います。カムイにもスクールがあるし、その他ショップやブランド主催のレッスンの会場としてもよくつかわれるようです。
田中がお邪魔した日も3,4グループがレッスンを行っていました。前述したようにカムイはスノーボードを上達するために行く場所なので、レッスンは理にかなっていると思います。そうなると交通費・施設利用費のほかにレッスン料がかかってくるのでシブりたくなるのですが、そういうのをうまく活用して練習を楽しむというのがカムイ御坂を楽しむ正攻法なんじゃないかと思います。
そんなオフトレ施設に滑りに行ってみたお話をしてみました。
というわけで、とくに、オフトレ頑張っているわけでもないですが、ちょっぴりスノーボードの歴史みたいなものを感じれたし。非常に有意義な週末となったのでした。
せっかく、高速代をかけて遊びに行くので、次回はキャンプ道具を持って滑りに行って、午前中にカムイ、その後に近所のキャンプ場でキャンプして、翌日朝に帰って来るなんて言うトリップしてみたいなーなんて画策しています。
それでは皆様、引き続きよいオフシーズンをお過ごしください。雪バカ田中がお送りいたしました。
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NO,352
シグナル、ユニオン、アディダス、バーンとブログにあるギアを付けていたので
もしや雪バカさんでは?と思って後ろに並んでジロジロみてました(笑)
御坂のスクールは安くておすすめです。
うち様
コメントありがとうございます。あらま、あの日にいらっしゃったんですか!!
そして、雪バカ日誌的には恐れていたヘタクソが人にバレるという事態。
また、行きますのでもしお会いできたら声かけてください!!
カムイ御坂、行ってみたいです!しかし、自宅から結構な距離があるので、行くとしたら子供が寝静まったオールナイトしかなさそうです。
とはいえ、初参戦がオールナイトというのも若干の不安が、、
など、ウジウジと考えてしまい行動できずにいます。
>都内在住40代男様
コメントありがとうございます。御坂はまた違った雰囲気で雪が良いので遊びやすいです。
ぜひ、ご家族でキャンプがてらいかがでしょうかね。
御坂のオールナイト。私は絶対無理です (笑)