どうも雪バカ田中です。秋が訪れました。ついに行ってきましたよー、登山!10月2周目の週末、雪バカ田中は群馬県の谷川岳に行ってきました。
いつものならば、1人BCの下見に~なんて言って行っていましたが。こちらの谷川岳は田中のスキルじゃ入山するのが難しそうな模様。次のシーズンはそんなにBCに取り組もうと思っていないので、今回はオフのスキー場探訪も兼ねて登山を楽しんできましたよ。
群馬県谷川岳について。
関東屈指の名峰で登山が好きな人にはポピュラーな場所。公共交通でアクセスも簡単で、首都圏らの日帰りエリアにあるので、登山をやる人の多くは行ったことのあるお山なんだそうです。場所は、関越トンネルの上といえばわかりやすいでしょうかね。新潟との境目にあるお山です。山頂付近は尖った感じで、見た目もかなりカッコいいお山です。
雪が降るとスキー場が開かれ谷川岳天神平スキー場としてオープンし、マニアックな人気を誇ります。GWまで滑れるので、田中も春シーズンごろに毎年遊びに行くところです。谷川岳の山頂は1977mの「オキの耳」と呼ばれる。天神リフトから見るとそこの手前にある「トマの耳」(1963m)と合わせて、猫の耳のような形に見え、双耳峰というんだそうです。オキ(奥)の耳、トマ(手間)の耳という説が有力なんだそうな。
谷川岳の登山ルートは色々あるのですが、一番ポピュラーでイージーなのがロープウェーを使ってあがり、そこから尾根歩きをする天神尾根ルート。所要時間5時間というものです。ロープウェー駅からリフトでさらに上がることもできます。
なんで、今回谷川岳に行こうかと思ったのかといえば、2014年の「雪崩の山 谷川岳選んだ者と選ばれた日」というバックカントリーのDVDを見たのがキッカケです。谷川岳天神平スキー場で滑ったことがある人ならばわかるんですけれど、あそこの天神峠リフトの降り場は二手に分かれていて、左側に進むと一般的なコースで、右は登山ルートの入り口になっています。まぁ右で降りても手前は滑れるコースになっているんですが、さらに奥に進むとガチの山岳エリアへの入り口になっています。勝手に雪バカ田中は「ガチの右」って呼んでいます。
自分のスキルじゃ冬に「ガチの右」は行っちゃいけないことはわかってるんで、せめて雪のない時期にあのガチの右の奥がどうなっているのかが見てみたかったんです。あのDVDの世界観が少しでも知りたかったのです。
谷川岳のベースとなるのは、ロープウェーの始発駅であるの土合駅。立体駐車場でかなりの整備されています。ここでロープウェーチケットを買って、終点の天神平駅にむかいます。
いつもスノーボードで来るときよりも活気があってにぎわっているなぁなんて思ったのですが、谷川岳はこの時期が登山シーズンがに本格営業で、スノーボードシーズン中はオフシーズンなんだという事を初めて知ったのでした。ちなみに今回の登山でかかかった費用はロープウェー費用で往復¥2060、片道リフト片道利用で¥410、駐車場が500円でした。冬は駐車場代¥1,000なのに夏は安いんすねぇ!
トレッキングシューズを履いて、バックパックにお水と行動食、地形図度とコンパス、そしてバーナーとカップラーメンを詰めて、いざ出発です。
レッツ谷川!登山スタートだよ!
早朝に東京を出て朝7時半に到着。この日はふもと町の水上は晴れ予報だったのですが、谷川岳は雲がかかり時々晴れ間が出る程度でした。
準備をしたらロープウェーに乗って出発地点を目指します。なんと谷川岳ロープウェイは自分が想像してたよりも大混雑!この週の前まで週末は天気が悪かったという事と、紅葉シーズンの始まりという事でかなりの人が押し寄せていました。ロープウェーチケットの購入行列は建物の外まであふれてしまっていました。なんだかんだで登山に出発できたのは8時半でした。
ロープウェーに乗車するとさっそく窓から見えるスバラシイ景色。谷川岳では紅葉が始まっていまして、山は赤く染まり始めていました。10月上旬。標高が高い谷川岳でも秋が来たばかりなのに、もうすぐシーズンインだなんてニヤニヤしてしまう、雪バカってやっぱり異常な存在ですよね。
ロープウェーを下車してから登山道に入ることもできるのですが、今回はオフのスキー場をみてニヤニヤするというテーマもあったので、そこから天神峠リフトを使ってみました。雪のない天神平スキー場は冬に見る雪景色と違って地形がゴツゴツしています。すっぴんの天神平はなかなかワイルドです。リフトに上から普段滑っている面を見ながら、おー雪がない時はこんな風になってるんだと、テンションが上がります。
リフト下車していつも滑りだすスポットに行くと大きな鳥居がありました。冬は鳥居が埋まってしまうほど雪が積もってるんですよねー。一通りニヤニヤしたら、登山道に入って登山開始!ロープウェーとリフトで標高を稼ぎ、今回は尾根歩きという事になります。ちなみに「尾根」とは山が連なっている山脈の頂上部分。山脈を四足動物にたとえると背中の部分です。
尾根歩きと思ってそんなにアップダウンもないだろうと思っていましたが、それなりに高低差がありところどころ岩場もありました。
そして頂上!オキの耳
この日の谷川岳の登山道は大混雑!ところどころ渋滞にあいながら頂上であるトマの耳を目指します。
今まで経験したことがなかった登山道の渋滞。都会の喧騒を離れてなんて無縁の世界でした。中でもすごい渋滞だったのが頂上のオキの耳の標識での写真撮り待ち渋滞。渋滞待ち20分というレジャーランド並みの人気具合。田中は一人で行っていましたので、写真撮りはせずにコッソリ頂上を踏んで帰路に就いたのでした。汗まみれのおっさんの自撮り写真なんか意味もないですからね。
そんな具合で頂上付近は大混雑だったので、ご褒美のカップラーメンは頂上から戻った小屋のあたりでいただくことに。いや~毎回思うんですけれど、山で食べるカップラーメンってなんであんなにうまいんでしょうかね。標高が高い場所では水の沸点が下がり、すこし硬めに出来上がるんですけれど、それがまたウマい。正直、カップラーメンを食べるために登山をしていると言っても過言ではないです。自分の中ではカップラーメン6割、オフのスキー場ニヤニヤが2割、ダイエットが1割、あと他で1割って感じです。
そして、無時に下山だよー!
帰り道にも渋滞に巻き込まれたので14時すぎの下山となりました。5時間の行程もなんだかんだで6時間近くかかりました。それでもそこまでは厳しくありませんでしたよ。人ごみのせいで自分のペースで歩けなく、休憩のタイミングもなかなかつかめかったために、疲労はたまりました。
いやぁ、人気スポットの紅葉シーズンってこんなにも人がいるんですね!今までマイペースで登れる場所にしか行ったことがなかったので、なかなかビックリでした。行列についていっだけの登山だったので、アドベンチャー感がなかったのは残念ですね。
自分的には地形図を眺めながら地形から自分の位置を推理して、あそこの沢はココだーとかやりながら山の地形をみてニヤニヤするのが好きなので、次回以降はまた違うお山を登ろうかなと思います。
というわけで、雪バカ日誌のオフの登山のお話でした。
まあ今年も登山できたのでホッとしています。そして、なによりネタができて無事に今回も更新できました(笑)。それでは皆様、よい秋をお過ごしください。雪バカ田中でした。
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NO,
谷川岳よいですね。
この週末は風が強そうでしたが、紅葉もよくよさげですね。
自分にとっては、冬も夏も行ってないの地。
下山コースがBCっぽくて良いとの事なので、
今シーズン行ってみたいですわ。
案内板が何気にスノーボードですな。
>がはく様
コメントありがとうございます。
下山コースの田尻沢コースはオープンが不安定ですが、ロングライドできてロープウェイ回しができるので自分は好きです。急斜面のつづらおりからの、まったり細めの緩やかバーンです。あまりBCっぽくはないですけど、味があります。冬に行かれるならばドカ降りのパウダー狙いか、春時期のマッタリ雰囲気狙いがおすすめです。