群馬県沼田名物「だんご汁」を食べて人生を感じてきたお話。

雪旅グルメ

あっという間に2018年も1月が終わっちゃいましたね!先週は法事でございまして滑りに行けなかった雪バカ田中です。いかれた人は良かったんじゃないっすかねぇ。めっちゃコンディション良さそうでうらやましいな。田中はウズウズしちゃったんでスノーヴァ行って気を紛らわせてましたよ。トップシーズンのスノーヴァはまったりした雰囲気でガラガラでした。トップシーズンなのにオフみたい。不思議です。

さて、今回は先日に滑りに行った帰りに群馬県の沼田市の名物「団子汁」を食べてきたお話です。この料理を知ったのはネットで「沼田 名物」で検索して見つけたたからです。そんな旅日記をブログでさせていただきます。

スキー場のメッカ群馬県沼田市の名物「だんご汁!」

ネットで見つけた群馬県沼田市の名物「だんご汁」。沼田市観光協会のwebサイトを見ると「小麦粉を練って丸めてちぎっただんごを地元産の野菜と一緒に煮込んだ鍋料理であり、沼田市では古くから食べられてきた郷土料理でもあります。」とのこと。

沼田にチョイチョイ遊びに来るわけだし一度ぐらいは名物を食べておきたいよなぁという事で、ある冬の週末のスノーボード帰りに拠ってみたのでした。沼田のだんご汁について探したところ、テレビも取材が来たといわれる名店っぽいお店を見つけたのでそちらにゴー!お邪魔したお店ではだんご汁にご飯とサラダ、お漬物がついた団子汁定食がありましたのでこちらをオーダーしたのでした。

実際に食べた団子汁はとっても美味しく、しかも野菜やきのこが具沢山!おまじょっぱくて程よい味の濃さがご飯が進ませます。何だろう、キノコと野菜のダシがいい感じ!こういうお汁、マジで好きだわぁ~。

お汁も美味しく小麦粉を練った団子は程よいボリューム。自分はご飯をつける定食を頼みましたが、ご飯があって正解だと思いました。この汁にライスは合う!生姜焼き的に米が進むプッシュスタイルではなく、欲しい時に米を口に入れておきたいプルのスタイル。

そんな名物・だんご汁を味わってきたわけです。

そんな沼田のとある食堂に入ったわけですが、店内に入るとすぐに明るい感じのおかみさんが他のお客さんのオーダーを取っているのが見えました。「あそこにいるお客さんのあとだから待つわよー?待てる?」とのこと。こちらもせっかくに来たのだから名物を食べたいということで、若干の煙たい雰囲気を感じながらも待たせてもらう事にしました。

待てる?と言われ、待つと答えたものの、なかなか出て来ないんですよ、だんご汁が。トータル40分ぐらいはかかったかな。まぁ一人旅だったし気長に待っておりました。そんな給膳待ちのタイミングでトイレに行くときにふら~と厨房をのぞいてみたらまさかの衝撃の光景が。

さっきのおかみさんが調理してるんですよ!そう、このお店は完全なるワンオペだったのです。注文を取るのも下膳するのも、料理を出すのもお会計も。そう、全ての業務をおかみさんが一人でやっていたのです。最近は早朝の某牛丼屋でしか見ないあの光景。

ここでようやく「あそこにいるお客さんの後だから~」の意味が分かったわけです。「(あそこにいるお客さんの料理作ったあとに、お前の料理作るから時間かかるけど)待てる?」という事だったんですよね。このお店は常にワンオペなのか?いや今日はたまたまか?なんて考えていたら料理が到着したのでした。

団子汁定食を食べながら店内を見ると、テレビの取材できたであろう芸能人と映っている鉢巻を撒いたニコニコ笑顔の旦那さんが写った写真が並んでいます。しかし、食堂には旦那さんの姿はなく、オーダーを受けてから丁寧に料理をするおかみさんの姿だけ。旦那さんはいずこへ。

あ~、これは絶対に深堀しちゃいけないパターンのやつだわー。

というわけで、出てきた団子汁を粛々と味わって会計をしてきたのでした。ワンオペでここまでのクオリティの料理を出して、かなりのメニュー数をこなすなんて逆にすごいななんて思いましたよ。料理としてはすごくおいしく、また食べたくなる素朴なお味でした。

そして店内には、のんびりした雰囲気。さびれた漫画が並ぶ本棚に手を伸ばそうかどうか迷うあの感じ。日本男児が忘れてはいけない床屋感の漂う店内と言うべきでしょうか。とにかくこれはチェーン店がひしめく東京じゃなかなか味わえない空気。これはある意味で旅の醍醐味ですよね。

これは旅でしか味わえない。

自分は待つと聞かされて待ったわけで、出てきただんご汁定食も美味しかったんで、満足度は高かったんです。だけれど、他のスノーボーダーにオススメするかと言われれば、う~ん。と悩む感じ。これから帰り道の関越の渋滞と戦う旅人が使うにはなかなか難しいです。沼田には他にもトマトラーメンの馬鹿旨や蕎麦屋の一ノ蔵もあるしねぇと思います。そんなニュアンスもあり、今回は店名を伏せてブログにさせていただきました。

というわけで、スノーボード旅で出会ったグルメとちょっとした旅情をブログでお話させていただきました。「人生とは旅であり、旅とは人生である」とは過去に日本中のサッカーファンを夢中にさせた後に突如ウサン臭くなってしまった雰囲気ビジネスマンが放った名言ですが、これはたしかにそう。そして、そう考えるならば田中は人生の中で貴重な時間を過ごしたといえるのではないでしょうか。贅沢な時間を過ごし、想像を巡らせ、人を思いやる。それもまた人生。

いじょう、ちょっぴり哲学的にキーボードを打っている雪バカ田中でした。

関連エントリ:

更新履歴:
2018/2/5 文章を修正しました。
2020/4/13 文章を修正いたしました。

NO、323

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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コメント

    • にんぐる
    • 2018.02.03

    田中さんこんにちは!
    本当関心します。何が素晴らしいって文章構成が素晴らしい!いつか行ってみます。
    沼田エリアに行ったらいつか『金重』ってとんかつ屋食べてみて下さい。私のとんかつ人生トップクラスです。

      • yukibakatanaka
      • 2018.02.05

      >にんぐる様
      コメントありがとうございます!
      お褒めいただき、本当に嬉しいです。そして、金重さん!そこ絶対行きます!誰かの人生トップクラスなんて、行くしかないでしょう!
      そして行ったら必ずブログでネタにさせていただいます。ありがとうございました。

雪バカ田中

雪バカ田中

何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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