夏の湯の丸山を登山してきましたよ。

旅日記

こんにちは田中です。シルバーウィークは皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。田中はとんでもない渋滞に巻き込まれ、ケータイを紛失し、交通違反を取られと不運すぎることの連発でした。だいたい、給料日前に大型連休もらってもお金がないってもんですわ。夏のボーナスも残ってないし!

そんな田中は、BCの下見を兼ねて湯の丸山の登山をしてきました。登山はいいですね!だってリフト券代がかからないもの。

湯ノ丸山山頂

湯の丸山について。

長野県に東御市の湯ノ丸スキー場があるお山です。オープン時期が早く、足慣らしに最適&地味にパークが充実していていて空いているでおなじみの湯の丸スキー場。アクセスは上信越道小諸ICからは20分ほど。登山のフィールドとなるのはメインゲレンデとは対面側の地蔵峠リフトのほうになります。地蔵峠リフトのゲレンデの上方部が湯の丸山頂です。

湯の丸山は長野県東御市にございますが、お隣の群馬県との県境にございます。メジャーなスタート地点は地蔵峠登山口となるのですが、ここはスキー場駐車場部分。トイレや準備関係はスキー場の駐車場や関連施設をそのまま使えるので便利です。

湯の丸山に行こうと思ったキッカケ。

バックカントリー入門書の「バックカントリースキー&スノーボード(山と渓谷社)」、BC入門者向けの山として紹介されておりました。あと湯の丸スキー場には何度も行ったこともあるので親近感があるというのもあります。

リフトトップからはだいたい西向き(やや北よりに)に一直線に歩けば山頂につくという、わかりやすい登頂ルートであるとのこと。BCルートとしては山頂まで90分ほぼ直線の往路。復路は滑走して帰りに少しハイクしてゲレンデに復帰するのに1時間という事です。これは下見をした上で天候などの条件がそろえば、入門者の田中でも冬に入山できる山なんじゃないかと思ったのです。

この本を読んでこの山に興味を持ち、天候の良い日に早朝から始めてBCをしてみれたらいいな思っていました。さらには帰ってきた後に時間があればスキー場のパークで遊ぶという事が出来たらさらに充実した一日になりそうです。

そんなわけで湯の丸山の登山を決行いたしました。そして、今回は登山自体も楽しみでした。というのも前回の入笠山の山頂で食べたカップヌードルが忘れられなかったのです。山カップヌードル最強。フォークで食べるとさらにおいしく感じるという謎。

GARMINというメーカーのetrex10というGPSを買ってみました。実地テストという部分も兼ねてみます。GPSに関してはまだまだ慣れていないので慣れてきたらエントリにしてみますね。

湯の丸の登山に行ってきました!

渋滞がひどかったですわ。シルバーウィークに行ったのですが、渋滞はゴールデンウィーク並み。6:30に都内を出発してついたのが13:30でした。普段なら3時間で来れるのに。おかげで、下山したころにはすっかり夕暮れでしたよ

この日は夏リフトが動いていなかったので地蔵峠リフトの下からスキー場のコースを歩いていくこととなりました。リフト乗り場のあたりからコース上を歩いてリフトトップを目指すのですが、牛が放牧さているのでコースのいたるところにウ●コが落ちています。数日前の乾燥タイプのものから、産地直送の新鮮タイプまで。ゴロゴロ落ちています。まるで地雷原を歩く歩兵の気分。たまに、地雷の上に踏んづけた足跡があるのですが、登山客のものでないことを祈るばかりです。こんな想像もしていなかったトラップを避けながらコースを登り、10分ほどで地蔵峠リフトトップに到着です。

そこから本格的な山道を歩いて本格的な登山のスタートとなります。道を進んでみるとちょっとした小屋のあるポイントに到着します。BCの場合では小屋周辺が一つのポイントのようですので、GPSで地点登録しておく事にしました。

湯の丸山山道

リフトトップからはこんな感じ。少し歩くと小屋があり、その先に湯の丸山登山道の入り口につきます。

登山道からは1時間10分ぐらいで山頂に到着。

湯の丸山登山道に入ればあとは一本道。山頂までの所要時間の内訳は、地蔵峠リフト乗り場→(トラップの斜面を10分)→リフトトップ→(小屋を過ぎて登山道まで10分)→湯の丸山登山道入口→(山道を1時間10分)→山頂という感じで、90分。

山頂北側のお隣にもう一つ北峰とよばれる2099Mのピークがあります。稜線づたいに歩くと山頂から10分もあれば到着できます。こちらの方が眺めがきれいでした。また、下見をした感じではそちらのお山からの滑走の方がよさげな感じがしました。

登山としては結構ライトなお山ですね。正直、私みたいな万年平社員タイプの男はこれぐらいのお山の登山で大満足なんです。登りに3時間とかかかる山なら、降るのにも2時間半とかかかるわけですよ。そんなのやだよーと素直に思います。

山頂では楽しみにしていたカップヌードルを食べました。正直、最高。寒い冬に食べたらもっとおいしいのでしょうか。日清さんのカップヌードルのレギュラーが登山には一番合う気がします。山頂は景色がひらけておりますので、冬に来た場合の滑り込むラインを地形図を見ながら想像してみます。コースガイドによると、登って来たルートではない方向に滑り込んでいくようです。滑り込んだ後に程よい処で止まってから、スノーシューに履き替え林の中を歩き、先ほどの小屋のあたり戻ってくるという行程になるようです。実際に山頂からそのルートを想像してみて、自分一人でも出来そうなものかを考えてみました。

トータルで出発から帰ってくるまでに3時間ちょこっとのトレッキングでした。

感想などなど。

湯の丸山では登山が好きそうな老夫婦を何組か見かけたのですが、びっくりしたのは意外と女性一人で登ってらっしゃる方も多かったという事です。いやー、こんなにも山ガールって浸透しているんですね。前回の入笠山でも何人か女性一人で登ってらっしゃる方を見かけましたが湯の丸山はもっと多くいらっしゃいました。

景色も良いし付近には温泉もあるしで、女性一人で来るレジャーとしての湯の丸山登山はありなのかもしれませんね。けど、山ガールの皆様も一人であの地雷原をあるいたのかと考えるとちょっと複雑な気分になります。

帰りは一度群馬県側に進み、鹿沢温泉を目指しました。車で峠道を10分ぐらいですね。旧鹿沢温泉の紅葉館さんという旅館の日帰り入浴に行きたかったのですが、紅葉館さんは16:00までだったようで間に合いませんでした。ざんねん。紅葉館さんは冬までのお楽しみですな。

人生、2回目の登山でした。

湯の丸山からの景色

今回は入笠山に続いての2回目の登山となりました。前回の真夏と違って9月中旬の山は少し涼しく、衣類のチョイスが難しかったです。この点はとても勉強になりました。汗を吸った衣服のまま山頂でカップヌードル食べていたのですが、めっちゃ寒かったです。原因は風です。山頂では風が体にダイレクトで当たります。風が濡れた衣服に当たると寒いのなんの。あっという間に体が冷えたのにはびっくりしました。

レイヤリングって大事という事を身をもって知りました。冬のスノーボードでもそうですが、「山頂は標高が高くて寒そうだから厚着して行こう」は逆に寒くなるという事が夏の登山にも当てはまりますね。

バックカントリーの世界は経験値が大きく物をいう世界のようです。いうなればドラクエの世界なのでしょうか。装備もそれなりにいるしね。ここでいう経験値というのは、何も考えず人についていっただけでは得られるものではなさそうな気がします。自分で考えて計画や装備を準備していって、その結果どうだったのかを考えてみるという作業を繰り返すことによって得られるようなものである気がします。田中も登山やツアー参加などをすこしづつやっていきながら、経験値を高めていく必要がありそうです。

いやーしかし、やっぱり山頂で食べるカップラーメンはホントにうまかった!次もまた持っていこっと。それでは皆様、思い思いのオフシーズンをお過ごしください。またねー!田中でございました!

2016年3月14日追記。実際に冬にも行ってみました。

ここからは、後日談。この登山が下準備となり気候もちょうどいい時に当たったので、実際にBCで入ることができました。楽しかったです!

関連リンク:

更新履歴:
2016/3/14 2015-16シーズンに実際にBC入りました!リンクと文章を少し修正しました。
2020/6/25 文章と改行を修正しました。

No,130

雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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雪バカ田中

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何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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