月夜野ICから35分の混浴秘湯。法師温泉長寿館の日帰り入浴に突撃してきました。

スノーボードの温泉

どうも田中でございます。先週末はノルン水上に行ってまいりました。

本当は雪山に行くつもりはなかったのですが、急きょ時間が空いたので狭山かイエティ行こうかなと考えたのですが、どうせ車走らせるならばノルンいっちゃえーという訳で一人でノルンで滑ってきました。ノルンに朝イチで到着しお昼まで滑っていたのですが飽きてきてしまいました。1人でガッツいて滑ると3時間でもそれなりに満足できるもんですねぇ。せっかく余裕があるので普段の旅じゃいけないところに行ってみようという事を考えまして、以前から狙っていた群馬県みなかみ町にある法師温泉長寿館の日帰り温泉に行ってまいりました。結果として旅としてはノルンよりも温泉の方がインパクトがあったので今回はノルンに行ったというよりもこちらの長寿館に行ったという旅になってしまいました。
今回はそんなお話でございます。

みなかみのフラッグシップ温泉。日本秘湯を守る会初代の会長の宿!

こちらの法師温泉長寿館は旅館の名前はしらないかもしれませんが、浴場はかなり有名でございます。みなかみのフラッグシップ温泉とでもいうべきでしょうかね。水上町のポスターや、JRのキャンペーンに出たり、テレビや雑誌などにもチョクチョク登場する温泉でございます。大きな木造の浴場に、大きな浴槽。それが木で分けられた構造の趣のあるたたずまいです。映画テルマエロマエ2のロケ地にもなったり、こちらの宿の方は日本秘湯を守る会の初代会長さんを務められたそうです。まぁ、いわゆる超有名温泉ってやつですね。

ちなみに田中が行ったことのある日本秘湯を守る会会員の温泉だと、アサマ2000の高峰温泉や湯の丸スキー場近くの紅葉館も会員さんだったりします。秘湯を守る会のwebサイトは温泉情報盛りだくさんなのでいつも旅の参考にしております。こちらは水上にある秘湯系混浴ですが、同じジャンルに同じ水上の宝台樹スキー場の汪泉閣もございます。だけど雲泥の差でこちらの方がおすすめですわ。

長寿館入り口

法師温泉長寿館について

住所 群馬県利根郡みなかみ町永井650番地
公式web http://www.hoshi-onsen.com/
場所は群馬県月夜野~新潟県湯沢に抜ける峠道で国道17号である三国街道を走り、そこから分岐した道を少し走ったところにあります。月夜野からみると、猿ヶ京温泉をこえたさらに奥に位置する感じです。さらに三国街道の峠の先を進むと苗場スキー場がありますね。

田中はノルン水上ですべって昼に上がってこちらに突撃しました。雪のない時期でしたのでノルンから順調に走って45分でした。また、最寄インターは関越道月夜野ICでそこからは35分程度だそうです。スノーボード旅行で使うならば月夜野ICには12:15ぐらいにいた方がよいでしょう。正直言ってアクセスは良くないです。また付近には町営赤沢スキー場というどマイナーなスキー場もあります。
長寿館のポスター
こんなお風呂です。見たことある人多いのでは??

法師温泉長寿館の日帰りでの入浴について

入浴料金は¥1,000。高いです。受付時間は10:30~13:30。日帰りの受付時間はかなり厳しいです。日帰りで入れるのは混浴の法師の湯でございます。その他に女性専用の温泉が入れるそうです。法師の湯は昔ながらの浴場なのでシャワーもカランもありませんでした。混浴で更衣室は別ですが浴場は共用です。田中は受付時間ぎりぎりに行ったのですが混んでいましたねぇ。公式webを見ると「人数制限あり。特に日曜日、連休等は午前中で終了ということもございます。」と言う記載もあります。

アサマ2000にある高峰温泉もそうでしたが、あんまり日帰り入浴はウェルカムではない感じですね。うちは宿ですからというスタンスなんでしょうかね。アクセスが悪い場所にあることもあって、せっかく行ってやってなかったらショックなので田中は事前に電話で確認しました。お電話の感じはすごく良かったのが印象的でした。

長寿館「撮影NG」
写真撮りたかった! (もちろん浴場のね)

法師の湯の温泉について

画の通り風情や歴史を感じる素晴らしい浴場でございました。混浴ですが、女性はいらっしゃいませんでした。温泉は温水プールのようなぬるめががベースで、源泉に近い所はそれよりあったかいかなぁという感じ。木で分けられた枠に石が敷き詰められ、そこに温泉がたっぷりと注ぎ込まれています。ぬるいお湯なので、他のお客さんも長湯されていました。混んでいるとちょっと厳しそうですね。風呂のなかには石が敷かれていてその隙間からたまにコポコポと泡が抜けていました。風流。

泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉だそうです。口に含んでみると外国のスパークリングウォーターの気が抜けたような味って言えばわかりやすいでしょうか。エビアンみたいな硬水っぽい味です。正直言って温泉や見た目、香りにはインパクトはありません。特筆するべくはやはりこの浴場。浴場は飛びぬけて素晴らしいと思います。

法師の湯は写真写りもかなり良いのですが、行ってみるとまた厳かな雰囲気を感じられるので、より魅力を感じることができます。浴場は神社や教会のような厳かな雰囲気すら感じられます。正直、そんなにリッチでもないお湯につかるだけで¥1,000かよ。強気な商売だなとも思いましたが、それを払ってでも観光感覚でこの浴場に足を運ぶ価値があると思います。温泉好きスノーボーダーな方には1度は行ってみていただきたいです。
長寿館のロビー
ロビーでございます。風格ばっちりです。

ぶっちゃけスノーボード旅行には使えない。

やはり、有名温泉。かなりステキな浴場でした。死ぬまでに一度は入ってみる価値はある温泉だと思いました!ですが、立地や日帰りの利用時間の締め切りの早さから、正直言ってここはスノーボード旅行にはかなり使い勝手が悪い温泉でございます。強引に使うならば朝イチでノルンや苗場で滑って昼から移動をかけるか、近所の町営赤沢スキー場で滑るしかないというのが現実的です。

田中としての感想も、そこまでスノーボードを犠牲にしてまで行く価値があるかと言えば微妙かなと言ったところです。スノーボード旅行の宿として使うにも、スキー場までのアクセスや宿泊料金を考えても微妙かなと思います。では、なんで紹介したかと言えばですね、スキー場にいってみたけど滑れなかったという時の旅のパーツの代役にはかなり優秀な存在だと思ったからです。たとえば、3月ごろに湯沢や水上のスキー場に行ってみたものの強い雨が振ってて滑る気がしなかったとか、1泊旅行の2日目で二日酔いであんまり滑る気もしないなんて言う時など、スキー場にいるけど滑れらないという謎のシチュエーションを迎えるときがあります。そんな時には割り切ってこちらにここに足を延ばすのは旅の選択肢としてかなり有効なんじゃないかなと思います。

そんな時にはぜひとも行ってみてください。行く価値のある温泉だと思います。今回はダラダラ―っと旅に出て、入ってきた温泉のお話でした。あまりスノーボードトークはありませんでしたね!失礼しました。風呂バカ日誌の田中でございました。

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雪バカ田中

雪バカ田中

何者でもないフツーのサラリーマンです。2010年頃よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年、東京生まれ。好きな食べ物は担々麺。

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何者にもなれなかったスノーボード大好きサラリーマンです。数年前よりスノーボードにドハマりしてから、冬期は毎週雪山に通う週末を過ごしています。 1982年生まれ東京在住。

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