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GARMIN社のGPS。etrex10英語版を買ってみたよー!

こんにちは。田中です。ついにイエティがオープンです!みなさまー!あけましておめでとうございます!といいつつ、お山に雪が降って滑れるようになるにはもう少し時間がかかりそうですね。まだ、慌てる時間じゃない。

ごめんなさい、今回はちょっとマニアックなお話です。GPSについてでございます。
 田中は今年の冬にバックカントリーを少しだけ力を入れてやっていこうかなと思いまして、GPSの端末を購入してみました。そんなバックカントリー的な話題なのであまり興味のないスノーボーダーの方には申し訳ないです。GARMIN社のGPSの入門機etrex10というものを買って使ってみましたので感想を書いてみます。

etrex10

GPSってなんなの?
GPSとは(Global Positioning System)の略で衛星を使って自分の現在地を知るシステムの事ですね。日本語では全地球測位システムなんて呼ばれているそうです。GPSはシステムの名称なのですが、今回はこのGPS端末の事もGPSと呼ばせていただきます。もともとは軍事目的で開発されたものが今は民間転用されています。スマホの地図アプリでの位置情報の取得なんかはGPSの利用の最たる例ですね。
なぜ、このGPSがスノーボードのブログで取り上げられるのかと言いますと、やっぱりバックカントリーグッズの一つであるからです。遭難の抑止策の一つとして活用が有意義なのです。道に迷う事が減りますからね。また、GPSにはログという使い方がありまして、自分が行動した軌跡がデータとして残るわけです。これはBCだけではなくともコースを滑った軌跡や今日の滑走距離数や本数などがデータとして残すことができます。BCでの使用だけじゃなく、普段の滑走でのログ取りなんかも面白そうだし持ってみるとよいかなぁと思って興味が出たのでちょっくら購入してみました。
正直言って、ログ機能だけであればGPSがついているスマホでも同様の使い方はできます。むしろスマホの方がアプリとの連動性も高いので今となってはGPS単体よりも便利なことが多く、GPSだけを手に入れるメリットってそんなにないのが実情なんです。ですが、スマホはどうしても雪山では電池の消耗が非常に早いというデメリットがあります。その辺を考えると、BCではGPSを活用するならば単独で持っていた方がよいのかなぁと思います。機種変更した後のSIMが入っていないスマホでもGPSの代わりとして機能するようですので、そういう運用もありのようですね。

GPS機種は大きく分けて2種類。座標型とナビゲーション型。それからロガーという物もあるよ。
 GPS機種にもいろいろあるのですが、最大手はGARMIN社というアメリカの会社のようです。こちちが登山向けに発売しているetrexシリーズがバックカントリーには向いているようです。機種の見た目もごつくてなんかプロっぽくて、かっこいいのでこちらの会社のものを買う事に致しました。
GPSの機種には大きく分けて座標型とナビゲーション型があります。違いは地図表示のアリナシです。(厳密にはちょっとニュアンスが違うのですがアリナシと考えてよいのでそう表記します)座標型は自分の動いた軌跡を表示させたり、ウェイポイント登録という座標データの地点登録を行い、そのウェイポイントまでの距離や正確な方向を示してくれます。それから、自分のいる緯度経度を表示させることができます。
ナビゲーション型というのはそこに地図の表示が加わったものですね。まんまハンディカーナビといった感じ。当然ながら販売価格は座標型の方が安いです。
登山を目的としたGPS機種はGARMIN社ではetrexというシリーズが該当するのですが、etrex10が座標型でetrex20がナビゲーション型となりますね。さらに高級機種のetrex30なんてのラインナップされています。
その他、GPS関係の機種ではロガーと呼ばれるものがあります。ロガーは単に行動軌跡(GPSログ)を記録するためのものです。こちらは数千円で購入可能です。もちろんGPSの機種はすべてロガーの機能も持っています。
今回はetrex10という登山向けの一番安い入門機を購入したのですが、その他にもいろいろな用途(海洋や海外旅行向け)に作られた機種がいろいろ発売されています。あと、etrex10は現代では珍しいモノクロのバックライト表示です。ちょっとチープな感じはしますが基本的にはその方が電池も持ちそうなのでヨシとしましょう。

etrekには日本語版と並行輸入版があります。
 で、ここでGPS機種の闇をご紹介します。GARMIN社のGPS機種には日本正規版と並行輸入版がございます。
田中の購入したetrek10英語並行輸入版は約¥13,000。etrek10Jという品番の末尾にJがつく日本語版は¥25,000と値段の開きが倍なのです。etrek20に関していえば、etrek20が¥24,000に対しetrek20Jは¥46,000となります。(2015年10月現在のざっくりとした税込販売価格の相場です。)ハッキリ言って、これはボリ過ぎでしょう。違いは操作画面が日本か英語か。日本語地図が入っているかいないか(地図の運用が可能な20の場合)。こんな感じです。ご自身のニーズに合わせて購入の検討をされるといいと思います。
田中は予算の都合で英語版のetrex10を選択しました。田中は英語を話せるわけではないのですが、機器の操作位は英語でもなんとかなるだろうと考えたわけです。この正規品と並行輸入版の価格差。昔のBURTONの商売と一緒ですね。そんなイメージもあったので並行輸入版を選びました
またGARMIN社の日本語公式webからは日本語の簡単な操作マニュアルもダウンロードできます。これを見て少し操作をしてみれば英語でも十分に慣れます。田中が使ってみた個人的な感想ですが、コレ並行輸入版の購入でほぼ問題ないですわ。(輸入版を買って日本語化するという方法もあるようです。)

etrex10並行輸入版を使ってみた感想。
操作はいたってシンプルなので、箱を開けて30分もいじってみれば英語版でも何となく理解ができます。適当にいじってみても頑丈なつくりで壊れないのでご安心ください。メインの使い方についてですが、電源を入れるとしばらくしてGPSが現在地を取得してくれます。MAP(と言ってもほぼ白地図)を表示させ左側上部で縮尺を調整するだけで表示設定は完了。
コイツを持って移動すると画面にはニョロニョロと行動軌跡が点線で表示されます。自分の移動した軌跡が点線になって表示されるのを確認します。これが基本的な画面。
etrex10は地図がないので持っているだけでは何も面白くありません。言うならばドラゴンボールに出てくるドラゴンレーダーと一緒です。そして、ドラゴンボール的な存在となるのがウェイポイントですね。地点を事前に登録しておいてそこへの正確な距離や方向を教えてくれるのがetrex10の使用方法なのです。いたってシンプルです。
あとは、目印としたり目的地地点や出発点をウェイポイント登録して、ポイントの経度緯度をGPSに記憶させていきます。この作業も英語に不慣れな田中でも簡単にできました。etrex10の使い方のキモはウェイポイント登録とウェイポイントまでのナビゲーションなのですが、このやり方はとても簡単です。
ですから、実際に山に行ってから道に迷ってからetrex10の電源を入れて使うというと言うのはまったく意味がありません。また、移動軌跡も現在地点の探索では重要な手掛かりのとなりますので、山に入ってからは電源をオンにしておく必要があります。(だから電池の持ちが重要なんです。この点が雪山でスマホがGPSの代わりにならない理由です。)
外国製品でインターフェイスも独特ですので買ったら一度持ち歩いてみて実際のGPSの使用感を身につけることがおすすめです。一度でも実地で使用してみると英語版でも簡単に使い方を身に着けることができるかと思います。

田中も運用してみましたよ。実際に基本的な使い方について。
買ったその日に街を歩いてみて実際の使用を試した後に、お山でのテスト運用を行いました。実際に夏に登山をした時に使ってみました。一度操作に慣れてしまえば、運用はとても簡単です。
お山でもし道に迷ったら自分が進んできた軌跡が点線で表示されるので、GPSを見ながらなぞる用に進路を取れば来た道を戻ることがきます。道に迷ったら引き返すという遭難防止の原則の上からも、これはとても有効な手段となります。これが基本的な使い方のその1です。
また、登山道の入り口をウェイポイントとして登録して登山を進め、途中にポイントになりそうな分岐点やモニュメントがある場所を何カ所かウェイポイント登録してゆきます。そして、道に迷った時に登録しておいた目的のウェイポイントに向けてのナビゲーションを開始するのが基本的な使い方のその2となります。ナビゲーションを開始すると目的のウェイポイントまでの正確な方向と直線距離を表示してくれるので、それを参考に歩行をすれば目的のウェイポイントまでたどり着くことができます。

上記の基本的な使い方の2通りが、etrex10の使い方となります。シンプルだけどわかりやすくていいですね。また、ウェイポイントの地点登録はその場にいなくても経緯の座標入力でも可能ですので家でも可能です。しかし、etrex10はCPUもかなり貧弱で操作性もよくないので、登山やBCで使う場合は現地での地点登録の方がスムーズかなと思いました。
また、応用的な使い方で事前にPCにルートデータやウェイポイントを作っておいて、それをあらかじめ入れておくという事もできます。データを事前にGPSに入れておいて活用するという使い方もできます。これにはPCとの連携や専用ソフトの使い方や、GPSや地図の知識などが必要なのでちょっと勉強がいるかと思いますので応用的な使い方となります。
このような基本的な使い方2つと応用的な使い方1つがetrex10の全容かと思います。この機能に地図表示などを組み込んであるのが上位機種の概要ですので、地図がどうしても必要だいう方は上機種を選べばいいわけですね。
あとは、自分の正確な経度緯度も表示させることができるので、それを地形図に落とし込めば正確な現在地の把握も可能です。
気になるバッテリーですが、これも結構なタフさで驚きました。市販の新品アルカリ単3電池2本で使用しましたが日帰りの登山ではバッチリでした。その後電源を入れっぱなしにしてみましたが操作をしなければ1週間程度も持つようです。この点はかなり満足度が高いですね。

田中は実際に冬になったらバックカントリースノーボードで行ってみようかなーと想定しているお山を夏に登山をしてみてルートをおおまかに歩いてきたのですが、その際にウェイポイント登録をしてきました。こうすることで、もしBCで迷子になってしまっても早い段階でこのetrex10を使えば、大規模なルートミスは防げるのかと思います。これは本当に心強い。

ログ機能について。
家に帰ったらGPSに記録されているGPSログと言うデータをPCに移せば、自分の行動軌跡をみることができます。田中はmacを使っているのですが、macだとちょっと相性が悪く、GPSログの管理ソフトを有料でダウンロードしました。そのソフトでログを管理・編集しています。windowsの方は登山をする人にとってはおなじみのカシミールなど無料でいろいろ優秀なソフトが転がっているようです。
田中も登山から帰ってきてGPSのログを地図に表示させてみたのですが、この辺は細かい座標や標高まで出るのでけっこう感動しましたね。家でそのログを見るのが面白かったりします。ツアーでガイドさんについて歩くときもログを付ければ、家でこんな所を歩いたんだと理解が深まりそうです。また、ログを編集してファイルにしておくとGoogle mapやgoogle earthに投影することができます。けっこうおもしろいです。
ログ編集はどちらかと言えばスキー場での滑走の時に運用してみると楽しいかもしれませんね。運動量を客観的に把握できるので、今日は何本滑ったとか、上達までに何回トリックを失敗したかなんかも分析できちゃいます。運動を科学的に分析するというのは上達に関しては非常に効果的だと思います。このログ取りだけであれば数千円で手に入るロガーという者でもでも運用できますし、スマホのアプリでもできますので興味のある方はその筋の情報を集めてみると面白いですね。

ただ、ログ機能についてはあくまでおまけのような気がします。あくまでGPSを買う理由は遭難防止のお守りみたいなものなのかなと思います。

実際etrex10は買いなのか?
えーっと、GPSを買おうかどうかと言う方に私なりのアドバイスでございます。
etrex10は山で道迷いをしてしまったときの緊急アイテムとしては非常に高い効果が期待できるかと思います。頑丈なつくりでバッテリーも長時間持つGPS端末が¥13,000程度で手に入るというのは悪くはないですね。コレとコンパス・地形図を合わせて併用すればかなりの安心感が得られます。ただ、それ以上でもそれ以下でもないと言うのが率直な感想です。なぜならば、普段はほとんど活用することのないアイテムだからです。
正直言って、この機種できることはほとんどスマホででもできることです。さらに、スマホの方が使い慣れてるし汎用性も高いのが実情です。BCという極端な状況以外でこのetrex10が活躍することはないと思います。過度な期待はあまりしないで買う方がよいと思います。
入門機であっても¥13,000といういいお値段がするGPS。これにこの価格を払う価値があるかどうかというのは非常に判断が難しい所です。ここにこの値段を払うならば別のギアにお金を割いたほうがいいのかもしれません。
また、道迷いの保険を目的として地図機能付きの上位機種を購入の検討するという事に関してですが、まずは入門機を買ってみて使い方や運用に慣れてから上位機種に移行するという方がよさそうです。いきなり上位機種の日本語版を買うというのはお勧めできないなぁと思います。支払う金額に対して享受できるメリットが小さすぎると思うからです。
さらに、並行輸入版と日本正規版で迷っている方には、よほどの英語アレルギーでない方であれば英語のまま並行輸入版でも問題ないと思います。英語版でも一度実地で使ってみて慣れてしまえば苦も無く操作をすることができますので、安い並行輸入版で問題ないと思います。英語だって日本語だって、山で道迷いした時に歩いてきた方向と目的地までの方向と距離がわかればいいわけですから。

まとめ
あくまで、GPSっていうのは登山やBCをする人のお守り的な存在だと思います。
etrek10はバックカントリーやルートがいっぱいある登山での道迷いという限定的な用途では絶大な効果を発揮してくれそうです。しかし一般的な目線で見てみると、お守り程度にしかならないというのが率直な感想です。これを買ったからって何か生活が快適になったり山に行くことが楽しくなるわけではないのです。また、使用する用途が気温が高い夏の日帰り登山であるならば、十分にスマホで対応できます。
あとはetrek10と20どっちを選ぶかって件でございますが、GPSを初めて使ってみた田中としては地図表示機能がなくても問題なかったなーと思っています。それは、やっぱりGPSを頼りに登山をするよりも地形図とコンパスを使った方が登山自体が面白いっていうのがあります。
迷子が怖くて地図付のGPSの画面ばかりみて歩くのであれば、山登りの面白さは半減すると思います。多少迷子になっても周りの景色を見ながら楽しく歩いたほうが山を楽しんでいると言えるのではないでしょうかね。

さてさて、今回はGPSについてのお話でした。最近は冬のバックカントリースノーボードに向けた準備として、書籍を読んでみたり登山等を経験したりいろいろやってみている田中でございました。
皆様も良いシーズンの準備をして、楽しんでくださいねー。田中でございました。

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更新履歴:
2015/10/18 文章を修正しました。
2015/11/17 文章を修正しました。
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